”クレンジング”という言葉をどういう時に見かけたことがありますか?ドラッグストアや街の広告、CMなどで一度は目にしたことがあると思います。では”クレンジング”とは一体どういうものなのでしょうか。化粧を日常的にする人であれば、ほとんどの人はクレンジングはメイクを落とすものという認識を持っているはずです。しかし最近では”メイクを落とせる洗顔料”などが登場してきて、クレンジングと洗顔の区別が曖昧になってきています。そこで今回は、みなさんがクレンジングに関する正しい知識を身につけて、今後のスキンケアに活かしていけるようにわかりやすく解説していきたいと思います!

 

“クレンジング”とはどういう意味?

まずはクレンジングの意味が何かを学んでいきましょう!

”クレンジング”とは

汚れを落とすこと。浄化すること。「エスニック―」

化粧を落とすこと。また、化粧を落とすクレンジングクリーム、クレンジングローションなどの化粧品の総称。化粧落とし。「―フォーム」

(引用:デジタル大辞泉)

「クレンジングをする」という”動作”を表したり「新品のクレンジング」など”物”を表したり、両方の使い方ができます。「クレンジング=メイクを落とすこと、もの」という認識を持っていれば間違いないでしょう。

 クレンジングを使うとどうしてメイクが落とせるの?他にはどんな役割があるの?

 クレンジングが「メイクを落とすこと、もの」であるという意味はわかりました。では、クレンジングはどうやってメイクを落とすことができるのでしょうか?ポイントはメイクの成分とクレンジングの成分との相性にあります。もともと、メイク用品は肌を美しくみせ、かつ落ちにくいことが求められてきました。そこで多くのメイク用品は汗や涙などの水分で落ちてしまう水性よりも、水分に強い油性を元に作られています。それによりメイク用品が肌表面に密着できるようになりました。油性のメイク用品は普通の洗顔料や石鹸では落としにくいので、メイク用品の油分をしっかり溶かし落とすために、洗顔料ではなく油性のメイク用品を落とすことに長けたクレンジングが用いられるようになりました。

 

 クレンジングの主な成分は種類にもよりますが、主に水と界面活性剤からできています。界面活性剤とは水と油に馴染みやすい成分で、「乳化作用」といわれる水と油を均質に混ざり合わせる作用を働かせることができます。界面活性剤のおかげでメイク用品の油と水が混ざりやすくなり、メイクを落とすことを可能にしています。また、クレンジングは油性の汚れに対して効果があり、肌を清潔に保つだけでなく、その高い洗浄力から毛穴汚れに対しても効果が期待されます。

 

 もし仮にあなたがメイクを落とさずに寝てしまった場合、肌にどのような影響を与えるか想像したことはありますか?皮膚科医や美容皮膚科医の人たちによると「1日メイクを落とさずに寝ただけで肌は10歳年を取る」そうです。「え、そんなに?」と思う人もいるかと思いますが、メイク用品が油性で落ちにくく作られており、かつ肌の表面に密着するということを考えると、顔に油を塗っていて、かつ肌が呼吸できていない状態とも言えます。メイクをした後はきちんとクレンジングすることがいかに大事か再認識できますね。

 しかしここで「メイクをしなかった日でもクレンジングは必要か?」と言う疑問が浮かんだ人もいるでしょう。結論からいうと答えは「メイクをしなかった日でもクレンジングはしたほうがいい」です。メイクをしなくても私たちの肌には生活しているだけで油性の汚れがついています。例えば料理をする時に油が顔についたり、外を歩いているだけでも気づかないうちに車の排気ガスや飲食店などの排気口から出る油汚れなどがついています。また、保湿クリームや日焼け止めも油性でできています。これらの油性汚れは洗顔料では落としにくく、油性の成分が肌に残って酸化すると、肌に負担がかかってしまいます。その結果、肌荒れだけでなく、シミやくすみの原因にもなるので注意が必要です。だからといってメイクをしていない日でも洗浄力の強い成分が入ったクレンジングを使う必要はありません。クレンジングの中には洗浄力よりも肌への負担軽減を重視した種類もあるので、メイクした日とメイクをしていない日で使うクレンジングを分けてあげるとより健康な肌を保てます。

 

クレンジングと洗顔の違いとは?クレンジングと似ているようで違うものをアイテムごとに解説!

 文頭で述べたように最近は”メイクを落とせる洗顔料”などクレンジングと洗顔の区別が曖昧になってきました。そこでクレンジングに似ているようで違うものをピックアップしてわかりやすく解説していきます!

クレンジングと化粧落とし、洗顔にはどんな違いがあるの?違いをわかりやすく解説!

 “クレンジング”と”化粧落とし”は製品としては、同じ物と言えます。同じ製品でも表記の仕方が違うのは「イメージの違い」です。例えば「洗顔料」と「フェイスウォッシュ」という言葉を並べてみても同じ意味なのに漢字表記なのか、カタカナ表記なのかで印象が少し変わってきませんか?メーカーによって基準は異なると思いますが、それぞれ商品のイメージによって使い分けていると言えます。また、同じように海外メーカーの商品になると同じクレンジングでも”メイクアップリムーバー”と表記されることもあります。しかし商品によっては”ポイントメイクリムーバー”など顔全体ではなく部分メイク専用のクレンジングもあるので注意しましょう。

 

 では、クレンジングと洗顔料の違いは一体なんでしょう?その違いは落とす汚れの違いにあります。クレンジングは油性の汚れを落とす効果がありますが、洗顔料は水性の汚れを落とすのに効果的です。水性の汚れとは一般的に汗や皮脂、ホコリや雑菌のことを指します。

このことから”メイクが落とせる洗顔料は”油性の汚れと水性の汚れを同時に落とせる効果があるといえます。メイクも落とせて同時に洗顔ができるアイテムは確かに手間が省けて楽ですが、便利な反面、洗浄力や肌への負担が気になります。クレンジングにはクレンジングの良さ、洗顔には洗顔の良さがあるように使い分けて使用した方が肌への負担を減らすことができます。

クレンジングとピーリング、クレンザーの違いは何がある?

 クレンジングは化粧を落とすアイテムのことを指します。一方クレンザーは日本ではピーリングができる製品を指すことが多いですが、海外製品によっては”スキンクレンザー””フェイスクレンザー”など、洗顔料にクレンザーという言葉を使う場合もあります。

 ピーリングは化粧を落とす効果はなく、肌の角質を溶かして肌のターンオーバーを促進する効果があります。毛穴汚れに対しても効果的です。効果が大きい分、肌への負担も大きくなるので1週間に1回など間隔を開けて使用することをおすすめします。

 ベビーオイルはオイル製品だけどクレンジングの代わりになるの?

 オイルにはベビーオイルやオリーブオイル、ホホバオイルなど様々なオイルがあります。クレンジングがなくてどうしようもない時は代用が可能ですが、オリーブオイルなどは食用のオイルではなく美容目的で作られたオイルを使用しましょう。オイルの種類によっては肌につけるとなかなか落ちないほど肌への吸着力が強く、水と混ざりにくいものもあります。なかなか落ちないからといって強く擦ったり洗顔を2回するなどはやめましょう。これらのオイルはメイクを落とすことをメインの目的として作られていないので、やはりメイクを落とす際は専用のクレンジングを使用することをおすすめします。

 

【クレンジングごとの違いとは】クレンジングの種類別に特徴や違いをわかりやすく徹底解説!

クレンジングには成分やテクスチャーによってさまざまな種類があります。種類によって洗浄力や肌への負担の大きさも異なるので、自分の普段するメイクの濃さなどに合わせて選ぶことがおすすめです。クレンジングそれぞれの特徴を知って、自分にあったクレンジングを見つけてくださいね。

オイルクレンジング

 オイルクレンジングには他の種類のクレンジングに比べて界面活性剤が多く配合されているため、洗浄力が非常に強いです。またオイルクレンジングには二つのタイプがあります。鉱物油でできたミネラルオイルと、動植物から取れるオイルである油脂です。ミネラルオイルでできたクレンジングオイルは高い洗浄力をもち、濃いメイクをする人やしっかりメイクを取り除きたい人に対しておすすめです。しかし高い洗浄力をもつ反面、乾燥しやすくなるので注意が必要です。油脂は、人間の皮脂に構造が近いことから肌に塗ると皮脂と馴染んで潤いを守ることができます。メイク汚れはしっかり落としながらも乾燥を抑える優秀なオイルです。クレンジングオイルでまつ毛エクステにも対応しているのは油脂でできたクレンジングオイルになります。

リキッドクレンジング

 リキッドクレンジングは一般的に水分をベースに作られており、水にも油にも馴染みやすい特徴があります。リキッドクレンジングの多くはオイルと比べてヌルヌル感も少なく、さっぱりとした使い心地です。また商品にもよりますが濡れた手でも使えることが多く、お風呂場で使用できます。オイルクレンジングほどまではありませんが、リキッドクレンジングも洗浄力は高めなので乾燥や肌が弱い人は様子を見ながら使用するといいでしょう。

クレンジングウォーター

 クレンジングウォーターは、リキッドクレンジングと同じで水分をベースに作られていますが、その名の通り水のようなテクスチャーです。使用する際はコットンに染み込ませてからメイクを落とします。基本的にクレンジング後の洗い流しが不要なため、洗いすぎによる乾燥を防ぎたい人、クレンジングの時間短縮をしたい人にオススメです。

ジェルクレンジング

 ジェルクレンジングはジェル特有のとろっとしたテクスチャーで、肌へ馴染みやすく伸ばしやすいです。そのため、摩擦による肌への刺激を抑えることがメリットです。クレンジングジェルの洗浄力は一般的にオイルクレンジングとリキッドクレンジングの中間になります。ジェルクレンジングは水性タイプと油性タイプに別れており、さらに水性のジェルクレンジングはオイルフリー、オイルインのものがあります。

同じジェル状のクレンジングでも配合する成分によって洗浄力や肌への負担に違いがあるので、何が含まれているかによって自分のメイクや肌に適したクレンジングジェルを選ぶことが大切です。

 オイルフリーの水性クレンジングジェルはオイルが入っていないのでまつ毛エクステをしている人でも使用することができます。洗い上がりもさっぱりとしており、ナチュラルメイク程度であれば十分落とすことができます。

 オイルインの水性クレンジングジェルは汚れを落とすことができる界面活性剤に加えて油分も少量含まれています。オイルフリーのタイプよりもメイクと馴染みが早いので、メイクを落としやすいです。少量の油が含まれていることで洗浄力と洗い上がりのよさのバランスがよく、日常使いをするのに適しているクレンジングジェルです。

 油性クレンジングジェルはオイルクレンジングをジェル状にしたものと表現するとイメージが湧きやすいでしょう。オイルが主成分なので洗浄力が非常に強く、濃いアイメイクなどもしっかり落とすことができます。ジェル状なのでオイルクレンジングよりかは肌への摩擦は減らせますが、洗浄力が高いということは必然的にお肌の負担に繋がるので注意しましょう。 

クレンジングバーム

 クレンジングバームはオイルを固めたクレンジングになります。バターのようなテクスチャーで手の体温で溶かしてオイル状に変化させてから使用します。優しい使い心地で、一見肌に優しいように感じますが、オイルクレンジングと同じような洗浄力があるので肌への負担は大きいです。洗浄力が高いため、クレンジングバームのほとんどはW洗顔が不要です。

しっかりメイクを落としたい人、洗顔を省きたい人にオススメです。クレンジングバームは他のクレンジングと違って容器の構造上空気に触れる面が多いため、雑菌などの繁殖を防ぐためにも早めに使いきるか、指で直接取るのではなく、付属のスパチュラ(ヘラのようなもの)でバームを取るようにしましょう。

ミルククレンジング

 ミルククレンジングはテクスチャーが乳液に似ていることから乳液クレンジングとも呼ばれています。クレンジングの中で最も肌への負担が少ないですが、その分洗浄力も低く、メイクなど油性の汚れの落ち方は今ひとつです。普段からナチュラルなメイクをする人や肌が弱い方にはオススメです。また、脂性肌の人にとっては余分な皮脂がきちんと落としきれずに毛穴の黒ずみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

クレンジングクリーム

 クレンジングクリームの洗浄力はミルククレンジングとクレンジングジェルの間になります。保湿力はクレンジングの中でも特に優れていて、クリームが肌とのクッションの役割になり、肌の摩擦を軽減してくれるため肌への負担は少なくなります。また、クリームクレンジングは洗浄成分である界面活性剤と油分のバランスがいいので、必要以上に皮脂を落としすぎることもありません。そのため乾燥肌の人には特におすすめなクレンジング剤です。

炭酸(泡)クレンジング

 炭酸(泡)クレンジングは比較的新しいタイプのクレンジングになります。クレンジングが泡状で出てくるため擦らずにメイクを落とせます。ついついクレンジングをする時に擦ってしまいがちな人にはオススメです。また、顔全体に均一にクレンジングを行き渡らせることができるため洗い残しの心配はないです。”炭酸”と聞くと刺激が強いイメージを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実際の炭酸クレンジングは炭酸ガス(二酸化炭素)を含んでいるものの、水と反応すると素肌と同じ弱酸性になるのでさほど強い刺激はありません。しかし安全とはいえ小さな刺激にも反応してしまう敏感肌の人は注意が必要です。炭酸クレンジングのメリットは二酸化炭素に反応した毛細血管が酸素を運ぶように指示を出すため、必然的に血流が良くなり肌の代謝が上がります。その結果キメが整い、ハリやツヤが出て健康な肌を作り出すことができます。

クレンジングシート

 クレンジングシートはクレンジング剤が不織布のシートに染み込んでおり、拭き取るようにして使用するアイテムです。基本的にどのようなメイクでも落とせるように洗浄力が非常に強く、またシート状であることからどうしても擦ってしまい、肌に負担がかかります。簡単に落とせて洗い流しもいらないため使い勝手はいいですが、できるだけ急な外泊や水を十分に使えない災害時など緊急の時にのみ使用することをオススメします。日常使いをするとどうしても肌への負担が積もってシミやシワの原因になってしまうので注意が必要です。

ポイントメイクリムーバー

 ポイントメイクリムーバーは、クレンジングの中でもウォータープルーフのアイメイクやティントタイプの口紅など、特に落ちにくいメイクに対して部分的に使うものなので、洗浄力がとても高いです。そのためポイントメイクリムーバーでそのままファンデーションなどを落としてしまうと、とても肌への負担がかかり、肌荒れの原因になるので注意しましょう。

 

【時間をかけてクレンジングをするのはNG!】クレンジングの正しい使い方・間違った使い方とは

 クレンジングは正しく使うことによって肌へのトラブルを減らすことができます。自己流のクレンジング方法が実は間違っていて、知らない間に肌へ負担をかけていた!なんてことを避けるためにも正しい使い方を学んで、間違った使い方はしないようにしましょう。

クレンジングの使い方で肌トラブルは減らせる!クレンジングの正しい使い方とは

ポイントメイクリムーバーで肌への負担を減らす

 メイクをするにあたって、特に落ちにくい成分が含まれているのがアイメイク化粧品と口紅類です。今は特にマスクをする機会が多いのでマスク移りしにくく、落ちにくい口紅が流行っていますよね。そんなアイテムは助かる反面キレイに落とすのが一苦労。しっかり落とすためにゴシゴシしてしまう人も多いのでは。そこで役に立つのが「ポイントメイクリムーバー」です。ポイントメイクリムーバーの使い方は、コットンにしっかり染み込ませて目元、口元に当てるだけ。ついついゴシゴシしてしましがちですが、ポイントメイクリムーバーは洗浄力が強いので当てるだけでもしっかり落とすことができます。それでも気になる人はゴシゴシと摩擦させて落とすのではなく、ポンポンと軽く叩くようにしてメイクを落とすようにしてください。

乾いた手でクレンジングをする

 乾いた手で行う理由は「乳化」にあります。クレンジングはメイクをした肌の上で乳化させることでメイクを落とす効果を発揮します。ところがその前に濡れた手の上で乳化させてしまっては、せっかくの洗浄力も半減してしまいます。クレンジングをする前に手を洗う時はきちんと水気をとってからクレンジングを行うようにしましょう。

顔のパーツの中で洗う順番を意識する

 クレンジングをする時には顔のパーツの中でも洗う順番が大事です。乾燥を抑えるために皮脂が多い場所から順番に洗うように心がけましょう。

  1. 皮脂が多いとされるTゾーン
  2. 頬まわり
  3. フェイスライン
  4. 目元・口元

まず初めに、Tゾーンからクレンジングを乗せましょう。Tゾーンは顔の中でも皮膚が厚く皮脂の分泌量が多いので、毛穴も詰まりやすいです。生え際まで忘れず洗いましょう。次に皮脂が多いのが頬から顎にかけてのUゾーンです。頬はファンデーションを塗る範囲が広いので丁寧に素早く洗いましょう。頬のあとはついつい忘れてしまいがちなフェイスラインです。水ですすぐ際も、洗い残しがないように注意しましょう。最後は顔の中で最も皮膚が薄い目元・口元です。クレンジング剤をさらに足して優しく洗うのがおすすめです。目元や口元は落ちにくい成分が使われている化粧品が多いため、クレンジングの一番初めにポイントメイクリムーバーを使って、ある程度汚れを浮かせておくと洗いやすくなります。

クレンジング後は清潔なタオル、ティッシュで拭く

クレンジングをした後は汚れも落ちて清潔な肌の状態です。しかしその後に雑菌の多いタオルや、洗剤が残ったタオルで拭いてしまうと意味がありませんきちんと除菌されているタオルで抑えるように拭くか、気になる方はティッシュで軽く顔を抑えるようにして顔の水気をとりましょう。柔らかい素材だからといってゴシゴシ顔を拭くのは禁物です!

クレンジングの使い方は落とし穴がたくさん!間違ったやり方とは

一度に使うクレンジングの量が少ない

クレンジングで注意したいのは使用量。商品によっては使用量の目安が記載されているものもあります。一度に使うクレンジングの量が少なすぎるとその分顔全体に行き渡らせるために擦って広げてしまい、肌に負担がかかってしまいます肌への負担が気になる人は普段使っているクレンジングの量を増やしてみましょう。

長く時間をかけて洗う

 クレンジングは長ければ長いほど汚れが落ちると思っていませんか?それは間違いです。クレンジングは洗浄力が高いので長く時間をかければかけるほど肌に負担がかかっています。理想はクレンジングの時間はなるべく短くして、その後のぬるま湯ですすぐ時間を長くとることです。ぬるま湯だけでも皮膚表面の汚れは十分に落とせますので、おでこの生え際やフェイスラインの洗い残しがないようにしっかりすすぐようにしましょう。

ゴシゴシ洗う

 クレンジングに限らず、肌に対してゴシゴシと洗うのは基本的にNGです。洗う時の強さの目安は指の爪を軽く押した時に押したところが白くなりますよね?それが白くならない程度の強さになります。手で優しく包むようにクレンジングをするようにしましょう。どうしても鼻の毛穴などが気になる場合は、10秒程度クルクルと指を回すのは大丈夫です。

クレンジングしながらマッサージ

 クレンジングをしている時は肌の滑りがよくなってついつい一緒にマッサージしちゃおう!なんて思いがちですよね。でもそれは肌にとっても負担がかかります。じっくり時間をかけて肌を摩擦していることにかわりないので注意が必要です。どうしても顔のマッサージがしたい場合はその後のスキンケアの時に取り入れることをオススメします。

 クレンジングっていつまで使える?クレンジングの使用期限と保管方法とは

 意外と知られていないのが、クレンジングに限らずメイク用品には使用期限があるということです。消費期限が過ぎてしまった物を食べるとお腹を壊したりしてしまうのと同じように、使用期限が過ぎたメイク用品を使うことは肌荒れの要因になります。今回はクレンジングの使用期限と保管方法について説明していきます。

未開封のクレンジングの使用期限

クレンジングをはじめとした基礎化粧品の使用期限は約3年とされています。しかし、薬機法という法律で未開封の状態で品質が3年以上保持できる化粧品については記載の義務がないと決められているため、化粧品類は使用期限が記載されてない場合が多いです。3年もたない無添加化粧品などはしっかりと使用期限が記載されているので使用期限の記載がない化粧品類は未開封であれば3年もつと考えて良いでしょう。

試供品のクレンジングの使用期限

試供品などの個包装のクレンジングはすぐ使う人もいれば、持ち運びに便利なので外泊用にとっておく人もいるかと思います。もちろん中身は同じ化粧品なので使用期限に違いはありませんが、試供品の場合は簡易包装されていることもあるので1年以内に使いきるようにしましょう。

開封済のクレンジングの使用期限

開封すると空気に触れることによって劣化が始まります。開封後は半年で使い切るのが好ましいですが、どんなに長くても1年以内に使い切るようにしましょう。また、「酸化を防ぐためにクレンジングの使用後は空気に触れさせないように、しっかりふたを閉める」「雑菌の繁殖を防ぐためにクレンジングを使用する時、入り口に肌が触れる使い方をしない」この2点を守ることでクレンジングが長持ちします。

クレンジングの正しい保管方法

クレンジングは基本的に冷暗所に保管することがポイントです。

  • 直射日光が当たらない場所
  • 湿度が高くない場所
  • 温度が高くない場所

直射日光はクレンジングの成分を傷める可能性があります。また温度や湿度が高いと雑菌が繁殖しやすくなります。クレンジングはお風呂場に置いているという人が多いと思いますが、クレンジング内の雑菌が繁殖してしまい、肌荒れの要因になりかねないので保管場所には注意しましょう。

 

【クレンジングの賢い取り入れ方とは】あなたのライフスタイルに合わせたクレンジングのスキンケア法を解説!

 「今日は美容DAYにして普段できないケアをしっかりしよう!」と思う日もあれば、仕事や飲み会終わりで遅く帰ってきた日など、どうしても化粧を落とすのが面倒な日もありますよね。そんなあなたのためライフスタイルに合わせてクレンジングをどのように取り入れた方がいいかわかりやすく解説していきたいと思います。

  スキンケアにおけるクレンジングの正しい順番は?目的やタイミングに合わせて効率よくスキンケアしよう!

一般的なスキンケアの順番

<朝のスキンケアの順番>

洗顔 → 化粧水 →(美容液)→ 乳液 →(クリーム)→ 日焼け止めor化粧下地

基本的に朝はクレンジングをする必要はありません。美容液のテクスチャーや、乳液の量によってはその後のメイクがヨレやすくなったり、化粧下地との相性が悪ければ肌の上でポロポロと消しゴムのカスのようになってしまう場合もあるのでつけすぎには注意しましょう。日焼け止めや化粧下地にも保湿成分がある場合は乳液、クリームを省いたり、下地を塗る前に軽くティッシュで抑えて余分な油分をテイッシュオフするのもいいかもしれません。

<夜のスキンケアの順番>

クレンジング → 洗顔 → 化粧水 →(美容液)→ 乳液 →(クリーム)

夜はその日のメイクや汚れを落とすために一番初めにクレンジングを取り入れます。夜にしっかり保湿することによって次の日の化粧ノリなども変わってきます。またクレンジングと洗顔が一体型になったアイテムを使っている人はメイクを落とした後に洗顔をする必要はありません。

こだわってケアをするなら

クレンジング → 洗顔 → ピーリング → 導入美容液 → 化粧水 → パック → 美容液 → 乳液 → クリーム

クレンジングはどのスキンケアよりも一番初めに行います。スペシャルケアをする際に気をつけたいことがピーリングの使用頻度とその後のケア。ピーリングは肌の角質を落としてターンオーバーを早めることができますが、使いすぎると肌にとてもダメージを与えてしまします。ピーリングは多くても週に1度、あるいは自分の肌の状態に合わせて使うようにしましょう。またピーリング後は肌が潤いを求めている状態になるのでしっかり保湿をすることが必要不可欠です。

とにかくスキンケアの時間を短くしたいなら

クレンジング → 化粧水 → 乳液

とにかくスキンケアの時間を短縮したい人は、クレンジングシートかウォータークレンジングを使うことをオススメします。この2つのタイプは洗い流す必要がないのでメイクを拭き取った後は洗顔する必要もありません。また、商品によっては落とした後のスキンケアを省けるものもあるため、メイクを落とした後はそのまま寝ることができます毎日のスキンケアで取り入れることはオススメしませんが、クレンジングシートかウォータークレンジングをどちらか1つ持っていると便利です。

クレンジングを使いたくないなら

クレンジングを使うことに抵抗がある人は、ファンデーションを洗顔で落とせるミネラルベースのものに変えるなど、使用しているメイク用品自体を変えることでクレンジングを使うことを避けられます。肌が弱い人にオススメです。

 

クレンジングに関係する用語って何がある?その意味とは

 「クレンジングについてはわかってきたけど、この言葉の意味がよくわからない…」なんてことはありませんか?クレンジングに対してさらに知識を深めるためにクレンジングの関係する用語についても理解していきましょう!

ダブル洗顔クレンジングをした後に洗顔料で洗顔することをいいます。最近商品で見かける「ダブル洗顔不要」という言葉はクレンジングした後にさらに洗顔する必要がないことを意味します。ダブル洗顔不要のアイテムだからといって必ず洗顔してはダメというわけでもないので、洗い残しが気になる人は特に乾燥などを感じていなければ、洗顔をしても大丈夫です。その代わりしっかりその後のスキンケアで保湿することは忘れないようにしてください。

酸化皮脂:言葉通り酸化してしまった皮脂のこと。酸素と結合してしまった皮脂は頑固な毛穴汚れとなってしまいます。洗顔料でもなかなか落としにくいため、クレンジングで洗浄することがおすすめです。

Tゾーンおでこと鼻筋の部分のことを指します。その部分がTの字型になっていることからTゾーンと呼ばれています。どちらかと言えばオイリーになりやすい部分となるので、皮脂の対策をするときなどに使われやすい言葉となっています。

Uゾーンあごや口の周りの部分のことを指します。この部分は、大人ニキビができやすい部分であるとされています。ニキビができやすいと感じている人は、このUゾーンを特に念入りにスキンケアしてあげると良いです。

フェイスラインいわゆる輪郭のことです。首と顔の境目や髪の毛の生え際部分のことを指します。クレンジングをするときにフェイスラインは洗い残しが多い部分でもあるので注意しましょう。

 

クレンジングの正しい知識を身につけてみんなに羨ましがられる肌を目指そう!

 クレンジングはスキンケアの中で、最も重要と言われています。その理由は“肌が持つ機能”にあります。肌は潤いを保ち、外部刺激から守るバリア機能を持っています。しかし、肌はメイクを落とす機能は持っていません。クレンジングを雑に行ってしまいメイクが肌に残った状態のままだと、汚れと皮脂が混ざって雑菌の温床となり、肌荒れや吹き出物の原因になります。さらに、肌のターンオーバーも妨げてしまうので、毛穴詰まりやシミ、くすみなども引き起こしてしまいます。なので、いくら高価な美容液や化粧水を使ってもクレンジングで肌の汚れをきちんと落とせていなければ意味がありません。化粧水や美容液を変えても肌荒れに悩み続けている人は、まずクレンジングから見直してみましょう!

 

 

(参考)

花王 Q&A界面活性剤とは? https://www.kao.com/jp/qa/detail/16751/

(参考文献)

かずのすけ,オトナ女子のための美肌図鑑,ワニブックス,2017

小西さやか,日本化粧品検定1級対策テストコスメの教科書,主婦の友社,2019