誰でも手軽に二重をつくれる「アイプチ」。ちょっとしたコツが必要なアイテムもありますが、慣れたら簡単に、ぱっちりとした二重まぶたに!

まぶたの特徴は人それぞれ。今回は二重まぶたをつくるさまざまなアイテムと、それぞれの使い方・選び方をご紹介します。「今よりもっと印象的な目もとになりたい」と思っている初心者さんも必見です。

自分にあった二重まぶたのつくり方を見つけて、理想のくっきり二重のデカ目を叶えましょう!

【やり方の前に】アイプチにはどんな種類があるの? 選び方のポイントは?

アイプチにはどんな種類があるの?

アイプチには「液体状の“のり”で、まぶたを接着するタイプ」や「まぶたに皮膜をつくって二重のくせをつけるタイプ」があります。

ここからは「貼るだけで二重をつくることができるテープタイプ」も含め、それぞれの特徴や、どんなまぶたにあうかご紹介します。あなたに向いているのは、どのタイプのアイプチでしょうか?

*「Eyeputti」「アイプチ」はピアス株式会社の商標登録ですが、一般的に二重まぶた化粧品を総称してアイプチと呼ばれています。

アイプチ(接着タイプ)=まぶたが厚め・重めの方に。のりでまぶた同士をくっつける方法。初心者におすすめ

「二重のり」や「リキッドタイプ」と呼ばれることもあります。その名のとおり、液体状の“のり”で、まぶたを貼りあわせて二重をつくるタイプです。乾かす時間は必要ですが、5分程度乾かすだけで簡単に二重がつくれるので、多くの方が愛用しています。

メリット:失敗しても修正しやすく、二重幅の調整がしやすいので、初心者さんにもおすすめ

デメリット:乾かす時間が必要。汗や水に弱いので、雨の日や暑い時季にはあまり向いていない

アイプチ(皮膜タイプ)=まぶたが薄い方に。透明な膜をつくって二重にする方法。自然で目立ちにくい

「非接着式」「折り込み式」と呼ばれることもあります。まぶたに塗り、透明の膜をつくることで二重に仕上げるタイプまぶたを接着しないため、目を閉じても自然でバレにくく、メイクとの相性も◎。膜を張った部分にテカりが出るものだと目立ちやすいので、仕上がりがマットな質感の商品がおすすめです。

メリット:自然な仕上がりでバレにくい。乾きが早いので時短。アイメイクとの相性が良い

デメリット:価格が高め。初心者では難しいと感じる場合もある

アイテープ(片面タイプ)=まぶたが薄い方に。テープの接着部がくい込んで二重をつくる。貼るだけ簡単

ゆるやかなカーブがついているテープを、まぶたに貼るタイプで、接着面が片面のもの。形は半月型や三日月型、楕円型などで、色は透明、半透明、ベージュ、白など。

接着面が広いほどキープ力は高まりますが、そのぶん突っ張ったり引きつったりする場合があり、その違和感でバレやすくなります。自然に見せるためには、自分のまぶたの厚さにあった適度な接着力のものを選びましょう。テープの光沢感もバレやすくなる原因のひとつなので、マットなものをチョイスするのがおすすめです。

アイテープの代用として「絆創膏」のテープ部分をカットし、二重のくせづけをおこなっている方もいるようです。医療用の製品とはいえ「絆創膏」の本来の用途ではありません。専用のアイテムを使い、肌トラブルに気をつけて二重メイクを楽しみましょう。

アイテープ(両面タイプ)=まぶたが厚い方にもおすすめ。両面テープでまぶたの皮ふ同士をくっつけて二重に

ゆるやかなカーブがついているテープをまぶたに貼るタイプで、接着面が両面のもの。その他の特徴は「片面タイプ」と同様ですが、こちらは両面に接着面があるので、キープ力がより高く、まぶたが厚い方や幅広の二重にしたい方にもおすすめです。

アイテープ(片面タイプ・両面タイプ)のメリット:まぶたのタイプや厚さを問わず使える。水や汗に強い

アイテープ(片面タイプ・両面タイプ)のデメリット:テープ幅が広くバレやすい。アイメイクとの相性は△(後ほどアイテープ用のアイメイクのコツをご紹介しますね)

アイテープ(メッシュタイプ)=すっぴんで二重にしたい方や、とにかく目立たせたくない方に。水で貼る仕様

のりがついたメッシュ素材の布を切手のように水でぬらして貼るタイプ。メッシュ状なので、貼っているのが、ほとんどわからないくらい自然な仕上がり。形は半月型(細目・太め)、楕円型など。貼り直しはできませんが、コスパは◎。

メリット:まぶたのタイプや厚さを問わず使える。自然な仕上がりでバレにくい。アイメイクとの相性やコスパが良い。

デメリット:価格が高め。初心者では難しいと感じる場合もある

アイテープ(ファイバータイプ)=まぶたが薄い方に。医療用の極細繊維で肌にやさしく目立ちにくい

収縮性・粘着性のある極細の糸状の繊維(ファイバー)を、まぶたにくい込ませて二重をつくるタイプ接着面が狭く、医療用繊維なので、まぶたへの負担が少なく自然な仕上がりに。

メリット:自然な仕上がりでバレにくい。医療用の繊維で肌に優しい。アイメイクとの相性が良い

デメリット:端がはがれやすい。汗や水に弱いので雨の日や暑い時季にはあまり向いていない

編集部Voice

汗をかきやすい季節や、皮脂が多い方、スポーツをする方には「ウォータープルーフ」のアイプチがおすすめ。とれにくいぶん落ちづらいので、アイメイク用のクレンジングが必要な場合があります。ふだん使っている洗顔石けんで落とせるものもありますよ。

就寝中にまぶたを接着することで二重のくせづけを期待できる「夜用アイプチ」もあります。昼用に比べて接着力が強いものや、日中にも使える併用タイプ、肌に長時間塗ることを考慮して肌にやさしい美容成分が含まれているものなどもあり、男性も使いやすいアイテムですよ。

【アイプチの基本的なやり方】自然な二重をつくるコツは?

アイプチの基本的なやり方

ここからは各アイテムの使い方とコツを、STEPを追って説明します。「アイシャドウはアイプチの前? 後?」という疑問もアイテムによって違うので、しっかりご紹介しますね!

どのアイテムでも共通することですが、商品に付属している「プッシャー」という器具を使って、理想の二重の位置を探っていきます。プッシャーをはずしても二重の状態が数秒キープできる場所があったら、そこが「二重になりやすい位置」です。

「二重の幅をもっと広くしたい!」という場合、二重の幅をいきなり欲張りすぎると不自然になりがちです。個人差はありますが、まつ毛の生え際から4〜6mmくらいを二重の幅にすると、二重ができやすいといわれています。まずは「二重になりやすい位置」や、狭めの幅から始めて、定着したら徐々に幅を広げていくようにすると、理想の二重幅に仕上げることができますよ

アイプチで肝心なのは「下準備」! ナチュラルなぱっちり目もとを叶えるコツをマスターしよう♡

どんなアイプチにも共通して必要な「下準備」があります。それは、まぶたの皮脂や汚れをコットンやティッシュなどでオフし、清潔な状態にリセットすること(=★)。

皮脂や汚れが残っているとアイプチ本来の接着力が弱まってしまい、自然でキレイな二重がつくれないのです。ほんのひと手間ですが、この「下準備」によってキープ力も高まります。デカ目づくりのルーティンとしてお忘れなく!

「接着タイプ」のアイプチを上手に仕上げるコツ4ステップ♪ バレない二重をつくってメイクも楽しもう◎

「アイプチは初めて!」という方は、失敗をしても修正しやすく、「テープタイプ」より二重ラインの微調整がしやすい「接着タイプ」からトライしてみましょう。

【接着アイプチのやり方STEP①】アイシャドウを完成させる

下準備()をし、メイクをする場合は接着アイプチを使う前にアイシャドウのグラデーションを完成させます

【接着アイプチのやり方STEP②】理想の二重ラインを探る

プッシャーを押し当てて二重のくせがつきやすい位置を探り、二重をつくる位置を決めます。

【接着アイプチのやり方STEP③】ライン部分に液を塗って乾くまでキープ

<アイシャドウの粉によって接着アイプチの粘着力が弱まらないよう、 class="underline-pink">このタイミングで再度、下準備()をするのがコツ。接着アイプチを塗る二重の線上だけを、綿棒などで軽く拭く程度でOKです。

下準備ができたら、②で決めた二重のラインの線上に、液がなるべくムラにならないように接着アイプチを塗ります

塗り終えたら、目を閉じた状態で接着アイプチが乾くまでキープ。液が乾いたときの色は商品によって異なりますが、半透明もしくは透明になります。乾き方が不十分なうちに目を開けてしまうと、余計なところに液がついて仕上がりが汚くなったり、ラインがガタつく原因に。液を塗ったら乾くまでジッと我慢するのが、接着アイプチでバレない二重をつくるポイントです。

【接着アイプチのやり方STEP④】プッシャーをラインに当てながら目を開ける

液が乾いたらプッシャーで二重ラインの中央を押し上げながら、目を開けますまぶたがくい込むようにグッと目に力を入れてしっかりと目を開けたら、目線をやや上にして10秒ほどキープするのがコツ! 最後にプッシャーでラインに沿って目頭・目尻も押し込むように整えましょう。

失敗したり崩れたりしても簡単にオフしやすいので、焦らなくて大丈夫です。

接着タイプで汗水に強い、おすすめの【ウォータープルーフのアイプチ】はこちら!

接着タイプで寝るときにも使える、おすすめの【夜用アイプチ】はこちら!

「皮膜タイプ」のアイプチを上手に仕上げるコツ4ステップ♪ 目を閉じても自然な二重をつくっちゃおう◎

まぶたを接着しない皮膜タイプはゴムラテックスを配合した商品が多いので、天然ゴムにアレルギーのある方は「ラテックスフリー」と記載があるものを選んでくださいね。

【皮膜アイプチのやり方STEP①】アイシャドウを完成させる

下準備()をし、メイクをする場合は皮膜アイプチを使う前にアイシャドウのグラデーションを完成させます。液が乾くと皮膜部分がツルツルになり、アイシャドウの粉がのりにくいためです。

【皮膜アイプチのやり方STEP②】理想の二重ラインを探る

プッシャーを押し当てて二重のくせがつきやすい位置を探り、二重をつくる位置を決めます。

【皮膜アイプチのやり方STEP③】まつ毛の生え際から二重のラインまで液を塗り広げる

液を塗っていきます。

皮膜アイプチを塗る範囲は、まつ毛の根本の1mmくらい上の位置から、②で決めた二重ラインの1mmくらい下まで二重にするラインや生え際のギリギリまで塗らず、ほんの少しだけ隙間をあけるのが皮膜アイプチで自然な二重をつくるコツです

もうひとつのコツは、皮膜アイプチを薄く均一塗ること! 厚さが不均等だと、乾いたときに表面がガタガタしがちです。

塗り終えたら、目を閉じた状態で皮膜アイプチが乾くまで30秒ほどキープ色が半透明になり、軽く指で触ってペタペタとくっつく感覚がなければOKです。乾く前に目を開けてしまうと、上まぶたがくっついてしまったり、しわができたりヨレたりしてしまうので、あわてずに待ちましょう!

【皮膜アイプチのやり方STEP④】ラインを整え、テカりを抑えてからアイシャドウを塗る

乾いたことが確認できたら、プッシャーをラインに当て、ラインをなぞりながら目を開けます。目頭から目尻までプッシャーでラインを整えましょう。

皮膜アイプチは乾くとテカりやすいものが多いので、綿棒やティッシュでまぶたを優しくこすってテカりを抑えます。専用の「マットコート」を重ねるのもおすすめです。テカりを抑えたら、アイシャドウを重ねて目立ちにくくしましょう。

奥二重の方や、もともと二重で幅を変えたい方は、「皮膜タイプ」を「アイテープ」と併用するやり方もおすすめ。もとのラインを「皮膜タイプ」で消してから「アイテープ」を使うと、理想の二重に仕上げやすいですよ!

【被膜タイプのアイプチTOP3】をご紹介!

  • TWOOLダブルアイリッドハイブリットフィルム
    感動の自然さ「皮膜」

    今までの皮膜ではかなわなかった方におすすめのアイテム

    粧美堂株式会社 TWOOLダブルアイリッドハイブリットフィルム

    1,750円(税込)

    商品について詳しくはこちら
  • オリシキ アイリッドスキンフィルム
    リニューアルでよりパワーアップ

    塗って乾かすだけ!簡単に自然なふたえまぶたを作れるふたえコスメ

    ディーアップ オリシキ アイリッドスキンフィルム

    1,650円(税込)/4ml

    商品について詳しくはこちら
  • エリザベス ラクオリ リキッドフィルム 2
    秒速乾×強皮膜

    自然でバレない!強皮膜で理想の目元を長時間キープ

    株式会社エリザベス エリザベス ラクオリ リキッドフィルム 2

    1,540円(税込)/4mL

    商品について詳しくはこちら

薄づきなのにしっかり硬い膜を長時間キープしてくれる1位のTWOOLがおすすめ! ウォータープルーフ処方で落ちにくいのも、うれしいポイント。

2位のディーアップは透明な人口皮膜がテカりにくく自然な仕上がり。通常の洗顔で簡単に落とせるのも魅力です。3位のエリザベス速乾性が高く、握って幅を調整できる付属のY字スティックが使いやすいと初心者にも好評です。

編集部Voice

商品を選ぶときは、まぶたになるべく負担をかけずオフできるかどうかも大事なポイントです。どのアイテムも水やぬるま湯を含ませたコットンまたはティッシュで押さえてふやかし、浮いてきたら優しく拭きとるという方法が落とし方の基本。商品に記載されているオフの方法を守って、慎重に落としてください。まぶたの皮ふにツメをたてたり、引っかいたりしないよう気をつけて。

アイプチを落とした後の肌は、ていねいに保湿ケアをしてあげてくださいね!

「アイテープ」を上手に仕上げるコツ4ステップ♪ 上手に隠すメイク術と組み合わせてバレない二重が完成◎

乾かす必要がなく時短で、貼るだけ簡単なのがうれしい「アイテープ」。片面タイプ・両面タイプ・メッシュタイプ・ファイバータイプともに基本的な使い方は同じなので、まとめてご紹介します。

【アイテープの使い方STEP①】理想の二重ラインを探る

下準備()をしたら、プッシャーを押し当てて二重のくせがつきやすい位置を探り、二重をつくる位置を決めます。

ちなみに、アイシャドウを塗るのはアイテープを貼った後です。テープの接着面に粉がつくと粘着力が落ちてしまい、はがれやすくなるためです。

【アイテープの使い方STEP②】ラインに沿ってテープを貼り、のばす

理想の二重ラインに沿ってアイテープをそっと貼り、はがれないように中央をいったん押さえた後、アイテープの目頭側を押さえて軸にしながら目尻側に向かってしっかりのばしていきます。アイテープを引っ張りながら貼ることで、テープが伸びて細くなるため、シールを貼っていることがバレにくくなるんです

【アイテープの使い方STEP③】両側のはみ出た部分をカット

貼ったアイテープの両側のはみ出た部分を、鏡を見ながら慎重にハサミでカットします。くれぐれも、まぶたを切ってしまわないように注意してくださいね。アイテープを短く切りすぎると、二重がすぐにとれてしまうこともあるので、短くなりすぎないようにしましょう。

【アイテープの使い方STEP④】プッシャーでラインを固定し、アイシャドウを塗る

アイテープが見えなくなるようプッシャーをくい込ませ、ラインを整えます

メイクをする場合は、この後にアイシャドウを塗っていきます。アイテープ部分のメイクは控えめに、ふんわりとブラシでのせる程度に。目を閉じたときにアイテープが見えてしまいますが、「二重メイク」でカバーすれば、目立たなくなりますよ!

編集部Voice

「二重メイク」は、メイクで二重に見せる方法です。アイテープと組み合わせると、目立ちにくくなるだけでなく、より自然な仕上がりを演出できます。

  1. 薄いブラウンアイシャドウを丸いブラシで優しくまぶたにのせる
  2. 二重の幅内に濃いブラウンアイシャドウを平らなブラシでムラなく均一にしっかりのせる(二重幅からはみ出しだり、ぼかしたりしない)
  3. 影のように見える抜け感のある色のアイライナーで二重のラインをなぞる

*アイメイクはお湯で落とせるもの以外は専用リムーバーを使って、やさしく洗い落としましょう。

おすすめの【二重メイク用アイライナー】はこちら!

アイプチの使い方を習得して、ぱっちり二重の印象的な目もとへ!

アイプチの使い方を習得してぱっちり二重

目もとは皮ふが薄く、とてもデリケート。ご紹介したアイテムはいずれも、まぶたに少なからず刺激を与えます。液の成分などでまぶたがかぶれるケースもありますので、長時間の使用は避け、できるだけ負担を抑えられるアイテムを選ぶようにしましょう。