「汗拭きシート1枚だけで全身の汗を拭き取りたい!」 「汗拭きシートの効果的な使い方ってあるの?」 と疑問を持っていませんか?
年々暑さの厳しくなる夏。汗拭きシートは今や夏の必需品とも言えるアイテムでしょう。何となく汗を拭き取って使いがちですが、効果的な使い方をするだけで、汗のイヤなニオイやベタつきをより効率的に抑えられます。
今回は汗のイヤなニオイとベタつきをまとめてケアしたい方に向けて、
- 汗拭きシートの必要性と使い方
- 汗拭きシートの選び方とおすすめアイテム3選
- 汗拭きシートに関するよくある質問
の3つの内容で、くわしく解説していきます。この記事を参考に汗拭きシートをさらに使いこなして、さらさらで快適な肌を維持しましょう!
汗拭きシートの必要性や使い方とは?汗に関する基礎知識をしっかりと理解して、イヤなニオイもベタつきもまとめてケアしよう!
汗は気づくとイヤなニオイを発しており、対策に頭を悩ませている方がほとんどでしょう。汗対策アイテムは多く販売されています。その中でも汗拭きシートは、汗のニオイ対策のポイントを押さえてくれているので、とても効果的なんですよ。
まずは、汗からイヤなニオイがする原因や他の汗対策アイテムとの違い、汗拭きシートの効果的な使い方をご紹介します。
汗対策アイテムの違いと必要性
数ある汗対策アイテムの中で、汗拭きシートは特にイヤなニオイの対策に効果的です。その理由は、どうして汗からイヤなニオイがするのかという疑問を解消するとわかってきます。
そもそも汗ってなんでイヤなニオイがするの?
汗のイヤなニオイは、皮膚の常在菌が汗と皮脂を分解することで発生します。そのため、実は汗自体にはニオイがありません。
分泌された汗や皮脂が皮膚に留まることにより、皮膚の常在菌はこれらを分解しようとします。そして分解する過程でイヤなニオイの原因物質を生成して、独特のニオイを生み出します。
それでは次に、汗のニオイを抑制するためのポイントを2つに分けて見ていきましょう。
汗のニオイ対策のポイント①:皮膚の常在菌が汗を分解する前に汗を拭き取る
まずは、皮膚の常在菌が汗を分解する前に汗を拭き取ることが大事です。汗がまだ無臭の状態で拭き取ると、汗をかいてもイヤなニオイは発生しません。
汗のニオイ対策のポイント②:汗を分解する皮膚の常在菌を減らす
汗を分解する皮膚の常在菌を減らすことも、汗のニオイ対策に効果的です。皮膚の常在菌は人によって数が違うので、元々常在菌が多い方は少量の汗でも分解が早く、汗のニオイがしやすいです。そのため皮膚の常在菌を減らしてあげると、ニオイの発生を遅らせることができます。
汗拭きシート・制汗剤・デオドラントアイテムの違い
汗対策アイテムには様々な種類がありますが、その違いは何を抑制する力に特化しているのかです。
汗が出る前に予防として使用する制汗剤は、名前の通り汗自体を抑制します。汗は汗腺から分泌されますが、汗腺に物理的なフタをすることで汗の分泌自体を抑制して、汗をかきにくくしてくれます。つまり制汗剤は、ニオイ対策のポイント①である「汗がニオイを発生する前の段階での対策」が可能なんです。汗っかきの方や洋服の汗染みが気になる方は、制汗剤の使用がおすすめですよ。
汗をかいた後に使用する汗対策アイテムには、汗拭きシートとデオドラントアイテムがあります。デオドラントアイテムにはロールやスティックなどの様々なタイプがありますが、基本的には皮膚の常在菌を減らしたり増殖を抑制する効果があります。つまりデオドラントアイテムは、汗のニオイ対策のポイント②でご紹介した「皮膚の常在菌の削減」にアプローチしてくれるアイテムなんです。アイテムによってはさらさらパウダーがついており、ベタつきの軽減にも効果的ですよ。
汗拭きシートは、基本的にはデオドラントアイテムと同じ役割があります。しかし違うのは、汗を拭き取る機能があるかどうかです。汗拭きシートは汗を拭き取りながら、皮膚の常在菌の抑制効果もあります。つまり汗拭きシートは、汗のニオイ対策①・②の両方にアプローチできる優秀アイテムなんですよ。
汗拭きシートの効果的な使い方
汗拭きシートを使う際には、効果的な使い方を知っておくと全身を1枚でまるっと拭くことができます。拭くときのポイントまで押さえると、よりイヤなニオイも軽減できるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
汗拭きシートの使い方①:体の中心を重点的に拭くとニオイ対策に効果的
汗拭きシートでイヤなニオイを抑えたいときには、身体の中心を意識して拭き取ると効果的です。身体の中心にはニオイの原因となる汗腺が集中しているので、その部分の汗を早めに拭き取ることがニオイ対策に重要になります。
ニオイの原因となる汗腺は特にわき・足の裏・耳・へそに多く分布しています。イヤなニオイの対策がしたい方は、これらの場所の汗をしっかりと拭き取りましょう。
汗拭きシートの使い方②:全身を拭くときには上から下に拭く
汗拭きシートで全身をまるっと拭きたいときには、上から下に拭くことを意識しましょう。汗は上から下に流れるので、汗の流れに沿って拭き取ると拭き残しを減らせます。また、人の嗅覚を司る鼻は身体の中では高い位置にあるので、ニオイが届きやすい頭皮やわきなどの身体の上の部分を、より清潔な汗拭きシートで拭くことで効果的なニオイ予防につながります。
ただし、顔は皮膚が薄くて敏感なので、できれば顔専用の汗拭きシートが好ましいです。どうしても全身を1枚で拭きあげたい方は、顔を最初に拭きましょう。そのあとは耳の裏や首、わきを拭いてから、お腹周辺や足に降りて、最後に足の裏を拭きます。
わきと足の裏はアポクリン腺が多いので、イヤなニオイが出やすいです。特に足の裏は、靴を常に履いて熱がこもりやすいので菌の増殖が早いです。足のニオイが気になるという方は、こまめに汗拭きシートで足の裏を拭く習慣をつけると、ムレ対策にもなります。
汗拭きシートの使い方③:頭皮を拭いてニオイ対策
頭皮は常に髪で覆われているので、実はニオイが発生しやすい場所です。とはいっても、日常生活の中で頭を洗うわけにもいきませんよね。
汗拭きシートを使えば、頭皮の汗を拭き取ってニオイやベタつき対策ができます。汗拭きシートで頭皮を拭く際には、頭皮を含む全身に使えるタイプだと頭皮トラブルを引き起こすリスクを避けられます。汗拭きシートで頭皮を拭く手順は、以下を参考にしてみてくださいね。
- 髪に分け目をつくる
- 汗拭きシートを人差し指と中指にくるりと巻く
- 分け目部分に指を沿わせながら頭皮を拭く
分け目を少しずつずらしながら、頭皮全体の汗を拭くとそれだけでもかなりすっきりとした気持ちになります。女性で髪を結んでいる方は特に、髪がずっと固定されてムレやすいので、定期的に髪をほどくだけでもニオイ対策になりますよ。
自分に合った汗拭きシートの選び方とおすすめアイテム3選!カバンに忍ばせて、いつでもさらさら肌をキープしよう!
汗拭きシートは、配合されている成分によって拭いた後の肌の感覚や効果が異なります。ここでは、汗拭きシートの選び方の後におすすめアイテムをご紹介するので、ぜひ参考にして選んでみてくださいね!
汗拭きシートの選び方
汗拭きシートは対策したいポイントに合わせて選ぶと、より自分が求めるものを見つけやすいです。自分が一番ケアしたい部分を中心に選んでから、さらにシートの種類を絞り込んでいくとぴったりのアイテムを見つけられますよ。
汗拭きシートの選び方①:悩みや季節に合わせて配合成分を選ぶ
汗拭きシートは、拭き取り後の仕上がりや使用感で選びましょう。汗を拭くタイミングはベタつきやニオイが気になっていると思いますが、その中でも清涼感が欲しいのか・さらさらとした仕上がりが良いのかで、チェックする成分が異なります。
夏のベタつく季節やスポーツをして、とにかくすっきり感・清涼感が欲しい方は、メントール配合のアイテムがおすすめ。パッケージに「極冷」「氷冷」などと記載しているかもチェックしましょう。これらのアイテムは汗を拭いた後にスースーするので、ニオイだけでなくすっきりとさわやかな仕上がりになります。
ベタつきを軽減したい方は、パウダーが配合されているかをチェック。パウダーには皮脂や汗を吸着してくれる効果があるので、拭き終わった直後だけでなく、しばらくの間はさらさらとした仕上がりになります。
汗拭きシートの選び方②:ニオイ対策には医薬部外品がおすすめ
とにかくニオイをどうにかしたい!という方には、医薬部外品の汗拭きシートかどうかのチェックも重要です。医薬部外品は厚生労働省が効果を認めた有効成分が配合されているので、より高い効果が期待できます。
医薬部外品の汗拭きシートには、抗菌・殺菌有効成分が含まれていることが多いです。具体的には、イソプロピルメチルフェノールやパラフェノールスルホン酸亜鉛がよく配合されています。ニオイ対策をより重視する方は、「医薬部外品」の表記があるのか、さらには医薬部外品の成分が抗菌・殺菌作用がある成分なのかをチェックしてみてくださいね。
汗拭きシートの選び方③:拭きたい場所によって、シートの厚み・大きさ・素材を選ぶ
汗拭きシートは、拭きたい場所によってシートを選んでみてください。顔は全身の中でも皮膚が薄いので、摩擦で肌荒れしやすいです。顔用の汗拭きシートだと、天然コットンややわらかシートと記載されているものをチェックしてみてください。
全身用の汗拭きシートでは、全身を拭いても乾かないことが大事。全身をくまなく拭ける大判タイプや液をたっぷりと含める厚手タイプがおすすめですよ。
おすすめの汗拭きシート3選
今回は、汗拭きシートの中でも口コミで評価が高いアイテムを3つご紹介します。3つとも仕上がりが異なるので、自分が好きなタイプを選んでください。
汗のオフだけでなくさらさら肌をキープしたい人は「さらさらパウダーシート」がおすすめ!
女性用汗ふきシート売上No.1さらさらパウダーシート史上最高の拭き取り力でべたつきをオフ!さらスベ肌続くボディシート
Biore(ビオレ) ビオレ さらさらパウダーシート
330円(税込)/10枚入
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さらさらパウダーシートは、独自開発の皮脂クリア処方を採用し、透明さらさらパウダーでさらさらな素肌に仕上がる汗拭きシートです。皮脂クリア処方でベタつきとニオイの元となる汗と皮脂をオフしてから、透明さらさらパウダーをオンすることで白残りもせずにさらさら感が長続きします。 さらに拭き取り力の高さも魅力のひとつですが、その秘訣は4枚重ねの技ありシートを採用しているから。厚手のでこぼこシートが皮脂と汗をしっかりと絡め取り、すっきりとした仕上がりになります。汗をふきとって肌をさらさらに仕上げたい方は、1位のさらさらパウダーシートがおすすめです。
1枚で顔も身体もまとめて汗を拭き取りたい人は、「フェイス&ボディシート」!
1枚で全身さっぱりできる身体だけでなく顔や頭皮、髪まで全身くまなく拭けるフェイス&ボディシート
SEA BREEZE(シーブリーズ) フェイス&ボディシート
436円(税込)/30枚入
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フェイス&ボディシートは、デオドラントウォーターが人気のシーブリーズから発売されている汗拭きシートです。大判サイズのシートで、全身をくまなく拭き取ることができます。身体と顔に使えるのはもちろん、頭皮や髪を拭き取ることもできてシャワーを浴びたようなすっきり感が得られます。 1枚で全身を拭ける大判タイプなのに、価格も30枚入りで500円以下とコスパ抜群。仕事で汗をかくから毎日使いたいという方でも気軽に使えます。1枚で全身をささっと拭きたい方やコスパの良い汗拭きシートをお探しの方は、2位のフェイス&ボディシートがおすすめです。
イヤな汗のニオイをとことん撃退したい人は、「アイスデオドラント ボディペーパー」をチェック!
爽快感が持続!薬用ボディペーパースッキリ爽快感が長時間持続する破れない厚手のボディペーパー
GATSBY(ギャツビー) アイスデオドラント ボディペーパー
10枚/385円(税込) 30枚/605円(税込)
商品について詳しくはこちら


アイスデオドラント ボディペーパーは、超クール感が長続きする汗拭きシートです。清涼成分であるメントールを高配合しているので、目が覚めるようなすっきり感が長続きします。 アイスデオドラント ボディペーパーの魅力はそれだけではなく、医薬部外品として制汗成分と抗菌成分を配合しています。制汗成分であるパラフェノールスルホン酸亜鉛と抗菌成分であるイソプロピルメチルフェノールという2つの有効成分で、汗とニオイを抑えてくれます。とにかくすっきりとした爽快感が欲しい方やニオイ対策に力を入れたい方は、3位のアイスデオドラント ボディペーパーがおすすめです。
ぜひランキングの中から自分に合った汗拭きシートを見つけてくださいね!
汗拭きシートに関するよくある質問!疑問を解消して、汗をかいても快適に過ごせる工夫を取り入れよう!
汗拭きシートの使い方や選び方をご紹介してきましたが、まだまだ疑問点も多いですよね。汗拭きシートへの小さな疑問を解消して、効果的に使用しましょう。
汗拭きシートってどのくらいの頻度で使えばいいの?
汗拭きシートは、何回使用してもかまいません。タイミングとしては、汗をかいてから1〜2時間以内に使うと、ニオイの発生を抑えられます。 回数に制限はありませんが、肌が敏感な方には注意点があります。こまめに汗を拭き取りたい場合には、メントールが配合されていない汗拭きシートを選びましょう。清涼成分としてよく配合されているメントールは、アルコールの一種です。アルコールは肌の刺激となりやすいので、敏感肌の方が頻繁に使用すると肌荒れしやすくなります。アルコール以外にも合成着色料や合成香料、パラベンなどは刺激となりやすいので、これらの成分が入っていない汗拭きシートを選んでくださいね。
汗拭きシートを使うと逆に臭くなるって聞いたけど本当なの?
汗拭きシートを使うとニオイ対策に逆効果だと言われている理由には、2つあります。しかしどちらの原因も汗拭きシートの間違った使い方なので、正しく使用するときちんとした効果が得られます。 1つ目はゴシゴシと擦ると、肌が荒れてしまうからです。摩擦は肌にダメージを蓄積させて、肌が荒れやすくなります。しかし、汗拭きシートで汗を拭く際には、力は必要ありません。シートに含まれている液が汗を吸収してくれるので、やさしく拭き取るようにしましょう。 2つ目は、汗拭きシートの香りと汗のニオイが混ざってしまうからです。これは、ニオイの元となる汗や皮脂の拭き残しが原因です。わきや足の裏などのニオイが出やすい身体の中心部分を意識して、拭いてみてくださいね。
汗拭きシート以外にも効果的な汗対策を教えて!
汗拭きシート以外には、洋服の種類や習慣を見直すことでも汗対策ができます。 まずは通気性の良い服を選びましょう。吸水性や通気性が良い綿やメッシュ素材は、汗を皮膚の上に留まらせることなく、蒸発や吸収してくれます。そのため皮膚の常在菌による汗の分解を防いで、ニオイが発生しにくいです。 また、汗腺は鍛えることができます。日頃汗をかかない方は汗腺が衰えるので、少し動いただけでもダラダラと汗をかきやすいです。そのため、日頃から半身浴や適度な運動で汗をかく習慣をつけると、汗腺が鍛えられて汗の量が減る可能性があります。
汗拭きシートは使い方次第で全身マルっと汗対策ができる!こまめな汗ケアでさっぱりとした快適肌を手に入れよう!
今回はそもそもなぜ汗が臭うのかという基本的な知識から、汗拭きシートの使い方や選び方をくわしく解説しました。汗は拭き取らずに放置することで、皮膚の常在菌により分解されてイヤなニオイが発生します。
そのためニオイ対策において、汗自体を拭き取れる汗拭きシートはかなり有効です。汗を拭き取るだけでなく、抗菌成分が配合されているアイテムが多いので、イヤなニオイの発生を長時間抑えられますよ。ぜひこの記事を参考に汗拭きシートを使用して、さらさらの快適肌を目指しましょう!
