汚れをしっかり取れるクレイ洗顔って?特徴や選び方を解説

「なんだか小鼻やアゴがざらつく…」
「最近、肌がくすんで見える…」
赤ちゃんのような毛穴の目立たない透明感のある肌になりたいけれど、肌は変えられないと諦めてしまっていませんか?
その悩み、クレイ洗顔を使えば解決するかもしれません!
クレイ洗顔は、クレイ(泥)が毛穴に詰まった汚れや古い角質を吸着してくれるという優れもの。ざらつきやくすみが気になる肌を、つるんと透き通った肌へと導きます。クレイの細かい粒子が毛穴のすみずみに行き渡るため、普段の洗顔やクレンジングでは取りきれない汚れも吸着してくれますよ。
「普通の洗顔とちがって、使い方にコツが入りそう」と感じている人もいるかもしれないですが、クレイ洗顔の中には普段の洗顔と同じように泡だてて毎日使えるタイプもあります。また、泡立てずにクリーム状のクレイを塗って洗い流すだけの非常に簡単に使えるタイプもあるため、コツは必要ありません!
また、クレイそのものに含まれるミネラルや、ヒアルロン酸のような美容成分をプラスすることにより「つっぱらず、洗い上がりもっちり!」が実現するものばかりです。
ですが、アイテムによって使い方や効果は異なるため、しっかり調べてから自分に合いそうなクレイ洗顔を選ぶ必要があります。
クレイ洗顔を選ぶときは、次の3つのポイントを意識してみるのがおすすめです!

肌悩みに合わせてクレイを選んで
クレイには種類があり、肌質に合わせて使い分けるとより効果的です。よく使われているのは、海泥・ガスール・カオリン・ベントナイトの4種類。しっかり汚れを落としたい人は海泥・ベントナイト、乾燥肌や敏感肌の人はガスールやカオリンを選ぶと良いでしょう!
使いやすいタイプを選んで
クレイ洗顔には、クレイタイプ・固形タイプ・粉末タイプがあります。普段の洗顔料のように使いたいならペースト状になっているクレイタイプがおすすめ。アイテムによっては泡立てずに肌に直接塗るクレイタイプもあり、毎回洗顔料を泡立てるのが手間と感じている人にもおすすめです。
クレイ以外の成分にも注目
クレイ洗顔は汚れを吸着する力が高いため、洗い上がりがさっぱりしているものも。肌が乾燥しがちな人や、しっとりとした洗い上がりが好みの人は、クレイ以外の美容成分にも注目してみてください。ヒアルロン酸やコラーゲンはもちろん、オーガニック処方のクレイ洗顔には植物由来の美容成分をたくさん入れているものもありますよ。
上記のポイントを踏まえて、クレイ洗顔のおすすめBEST10を見てみましょう。
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雑誌掲載やモデル愛用のクレイ洗顔もご紹介!初回限定割引や、お得な定期コースのあるアイテムもあるため要チェックです! クレイ洗顔とは?効果やおすすめな方などを解説
クレイ洗顔は泥を配合した洗顔料のこと。高い吸着力と粒子の細かさで皮脂や汚れを落としてくれます。クレイ洗顔の効果やおすすめな方についてまとめました。
クレイ洗顔の「クレイ」とは?
クレイ洗顔の「クレイ」とは、汚染されていない地中深い土壌から掘り出された粘土鉱物のこと。美容の一環としてクレイを使用する歴史は歴史は何千年~何億年前にもおよびます。
粘土といえば、子どもの時に使っていた粘土遊びや、陶器を作るための粘土を思い出しますよね。実はこのクレイ、美容のためにパックをしたり、洗顔料として使ったりします。かつての「絶世の美女」と呼ばれていたクレオパトラもクレイでパックを使っていたことは有名な話です。
クレイは、古来より王族にも取り入れる美容法として受け入られており、現代でもより自然に近いケアを目指したい方や、化学製品が肌に合わないという方にも人気を集めている素材なのです。
クレイ洗顔の効果とは?天然の洗浄力でやさしく汚れを落としてツルツル肌が目指せる!
クレイ洗顔の効果は以下の通りです。
- 泡よりも毛穴の奥に届きやすい
- 高い吸着力
- ミネラル豊富で肌にやさしい
クレイ洗顔に使用するクレイ(泥)は粒子が非常に小さく、普通の洗顔の泡よりも毛穴の奥まで入り込み、届きにくい毛穴までアプローチします。クレイは高い吸着力があり、イオン交換作用で汚れを落とすと同時に、保湿成分で肌をしっかりと保湿します。
また、完全に天然の成分のため普通の洗顔料よりも肌への負担が少なく、さまざまな肌質の方にお使いいただけます。
他の洗顔料との違い
クレイ洗顔と他の洗顔料との違いは何でしょうか?まずは他の洗顔料の種類について表にまとめました。
洗顔料の種類 |
メリット |
デメリット |
フォームタイプ |
最もポピュラーな洗顔料で、手軽に使えて泡立ちもいい |
配合している界面活性剤の種類や量によっては肌への負担になりやすい |
石鹸タイプ |
添加物が少ないながらも洗浄力に優れているのが特徴。透明石鹸と不透明石鹸の2種類がある |
湿気の多い環境に置いて石鹸の形が崩れたり、雑菌が繁殖してしまうことも |
泡タイプ |
ポンプの容器の中に泡の洗顔料が入っているタイプで、手軽に使えるのが特徴 |
洗浄力の強い界面活性剤が使われていることが多く、泡のキメの細かさも相まって肌への負担が大きい |
ジェルタイプ |
ジェル状の洗顔料で、使い方や管理方法に手間がなく、さっぱりと洗い上がる |
肌に残りやすく、すすぎが不十分だとべたついたり、刺激になることも |
スクラブタイプ |
フォームタイプやジェルタイプにスクラブを配合したもので、余分な汚れを落とせる |
肌に必要な角質まで無理にはがすことで肌に大きな負担となる |
パウダータイプ |
水分を含まない粉状の洗顔料で、防腐剤などの添加物が使われていないのが特徴 |
泡立てが難しく、慣れるまで時間がかかる |
泡立たないタイプ |
ジェルやクリームなどさまざまな形状がある。直接肌の上にのせてマッサージをするように使うため、乾燥肌の方にはおすすめ |
ニキビのある方や敏感肌の方は肌の摩擦によってトラブルを悪化させる恐れがある |
ピーリングタイプ |
酸性の薬剤や成分で肌の角質を溶かし、肌をなめらかにするタイプの洗顔料。1度使用すると肌がなめらかになる |
必要な角質や皮脂まで一緒に洗い流してしまうことも |
洗顔料の種類はさまざまですが、手軽に使えて泡立ちもよく、洗い上がりがさっぱりまたはしっとりとするタイプのものがほとんどです。しかし、洗顔料の多くが、皮脂を落としすぎてしまう原因にもなりうる界面活性剤を使っているため、肌質によっては肌に負担がかかります。
これに対してクレイ洗顔は、粒子の細かさと高い吸着力で皮脂や汚れをしっかりと洗い上げます。さらに、ミネラルが豊富なので、肌にやさしいのが大きなメリットです。
クレイ洗顔はこんな方におすすめ!
クレイ洗顔は天然成分で刺激が少ないため、肌質に関係なく、どなたでもお使いいただけます。中でも特におすすめなのが「肌のくすみやざらつきが気になる方」「毛穴が気になる方」「顔全体の透明感をあげたい方」です。
クレイ洗顔は高い吸着力と粒子が細かいのが特徴で、肌の余分な汚れを落として毛穴を目立たなくしたり、肌のきめを整えてくれる効果が期待できます。クレイ洗顔をすることによって、肌のくすみやざらつきを防ぎ、すっきりとした透明感のある肌に導いてくれます。
クレイ洗顔のメリット・デメリット
クレイ洗顔は吸着力が高く、粒子が細かいため、洗浄力が比較的おだやかといわれています。しかし、クレイ洗顔ならではのデメリットもあります。ここで、クレイ洗顔のメリット・デメリットをまとめました。
クレイ洗顔のメリット
クレイ洗顔のメリットは「肌にやさしい」「毛穴ケアが得意」「泡立てる必要がない」の3点です。
クレイは自然からの鉱物で作られているため、刺激が少なく優しく洗うことができます。粒子が細かい利点をいかして、毛穴の奥までアプローチが叶うのも魅力です。毛穴の中の皮脂や汚れなどをすっきりと落とします。
また、他の洗顔料とは違って泡立てる必要がないため、すすぎも簡単にできて時短にもなります。
クレイ洗顔のデメリット
クレイ洗顔もメリットばかりではありません。クレイ洗顔後は肌が乾燥してしまうデメリットがあります。クレイは肌にのせてしばらくすると固まってしまいます。クレイが固まった状態になると、肌の必要な水分を奪いとって、乾燥や肌トラブルの原因にも。また、クレイ洗顔商品によっては、角質ケアを目的として、クレイの粒が大きめでスクラブ状となっているものもあります。肌状態によっては皮脂をとりすぎてしまい、刺激が強くなる可能性もあるため、注意が必要です。クレイ洗顔で洗った後は必ず保湿を行いましょう。
また、クレイ洗顔で使用する洗顔料は、商品によっては洗浄力をサポートするために界面活性剤を配合しているものもあるため、肌の状態が悪い方は商品選びにも注意が必要です。
クレイ洗顔の選び方
クレイ洗顔の効果やメリット・デメリットはわかったけど、「何を選んだらいいかわからない」「粘土が原料だからどれも同じでしょ?」「肌の弱い人でも使える?」と思っている方もいらっしゃるかと思います。
ここでクレイ洗顔の失敗しない選び方を解説します。
成分で選ぶ
クレイといっても、その種類はさまざまです。クレイは洗顔料やパックだけでなく、入浴剤や医薬品、工業用品などさまざまな用途で使われています。
クレイ洗顔料に使用されるクレイの種類を紹介します。
ガスール
ガスールはモロッコのアトラス山脈山麓のごく限られた場所で採掘されるクレイで、地元では古くから石鹸の代わりとして使われていました。保湿力が高めで、乾燥肌の方におすすめです。
また、顔以外にも髪や身体にも使える万能なクレイといえます。
ベントナイト
ベントナイトとは、粘土鉱物であるモンモリロナイトを主成分とするもので、不純物として石英や長石などの鉱物が含まれています。ベントナイトは日本をはじめ、世界各地で産出されます。
吸水性、粘性を持つのが特徴で、化粧品をはじめ、医薬品や工業分野で広く利用されています。吸着力が高いため、オイリー肌やニキビなどの肌トラブルがある方におすすめです。
モンモリロナイト
モンモリロナイトはベントナイトを生成して純度を高めたもので、0.1~1ミクロンの極めて細かい微粒子状の粘土です。
吸着力や膨張性、帯電防止効果などに優れており、界面活性剤の4~5倍以上の洗浄力があります。肌の汚れをしっかりと取り除いてくれる上に肌にやさしいため、全ての肌にお使いいただけます。
クチャ(マリンシルト)
クチャは沖縄の方言で「泥」のことで、世界中で沖縄でしか採ることができない天然の粘土で、マリンシルト(海泥)とも言います。
カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、地元ではクチャを乾燥させてパックや髪洗粉として使われています。吸着性に優れており、毛穴の黒ずみに効果があり、美白効果も期待されます。
カオリン(ホワイトクレイ)
カオリンは火山灰が主原料のクレイで、カオリナイト、ホワイトクレイとも言います。
微粒子がとてもやわらかいのが特徴で、さまざまなスキンケア用品に使われています。カオリンのミネラルにはメラニン色素を沈静化させる作用があるため、肌のくすみが気になる方におすすめです。
レッドクレイ
カオリンと同様に、火山灰が主原料のクレイで、鉄を多く含んでいるため、赤色の泥が特徴です。鉄分が含まれている泥によって血流がアップし、冷えやむくみの効果が期待されます。
ピンククレイ
カオリン(ホワイトクレイ)とレッドクレイをブレンドしたもので、作用が緩やかで使用感がマイルドなのが特徴です。初心者の方や敏感肌の方におすすめです。
イエロークレイ
レッドクレイとグリーンクレイの鉱物と近い地域で採掘されるクレイのことで、酸化鉄から黄色い色をしているのが特徴です。
すっきりとした使用感でほどよい吸着力を持ち、毛穴ケアや引き締めケアにおすすめです。また、痛みの緩和や真菌の活性化を防ぐ効果も期待されます。
その他
クレイは他にも洗浄力が最も高い「グリーンクレイ」、洗浄や吸着に優れている「ブラウンクレイ」があります。
それぞれのクレイの特徴を理解して、肌質・肌悩みに合ったクレイを見つけましょう♪
タイプ(テクスチャ)で選ぶ
クレイ洗顔は「泡立てるタイプ」と「泡立てないタイプ」があります。それぞれのテクスチャによって異なるため、自分に合ったタイプを選びましょう。
泡立てるタイプ
泡立てるタイプは多くのクレイ洗顔の商品にあります。種類は固形石鹸や洗顔フォーム、洗顔クリームがあり、いずれも泡立ちやすく、泡で洗顔をしたい方や毎日使いたい方におすすめです。
泡立てないタイプ
泡立てないタイプのクレイ洗顔は固形クレイとパウダータイプがあります。肌に直接パックするように、つけた後に洗うため、泡が苦手な方やクレイそのもので洗顔したい方におすすめです。
固形クレイはお湯などに溶かしてペースト状にして使うタイプ、パウダータイプは水に溶かして使うタイプです。
泡立てないタイプのクレイ洗顔は顔のパックに使ったり、髪やボディーに使える万能タイプなので、洗顔以外でもフレキシブルに使えておすすめですよ♪
香りで選ぶ
クレイ洗顔は泥の配合によっては土独特の香りがする場合があります。土や泥の香りが苦手な方や気になる方は香りが入ったクレイ洗顔を選ぶとよいでしょう。
商品によっては天然精油が配合されているものもあるため、成分量に香り(香料)が入っているかチェックしましょう。
価格で選ぶ
クレイ洗顔の平均価格帯は2,000円前後。多くがドラッグストアなどで買えるプチプラ商品です。一番高いものでは4,000円以上します。
しかし、価格だけで選ぶのではなく、配合されているクレイやテクスチャなどを確かめてみて、価格に見合った商品を選びましょう。
クレイ洗顔の効果的な洗い方・使い方
ここで、クレイ洗顔の効果的な洗い方・使い方を紹介します。
クレイ洗顔は他の洗顔料と同じように朝・晩2回使うことができます。しかし、高い吸着力ゆえに人によっては肌の刺激になる場合がありますので、肌の様子を見ながら夜のみまたは週に1~2回に設定しましょう。商品によっては週に1~2回の使用を推奨しているタイプもあります。
また、敏感肌の方や乾燥肌の方は使い始める前にパッチテストをして肌に異常が出ないかどうか確認することをおすすめします。
泡立てないタイプはパックをする要領で使う
泡立てないタイプのクレイ洗顔の洗顔方法は以下の通りです。
- まずは手を清潔な状態にする
- 手で洗顔料を温めるように伸ばす
- 直接肌につけ、マッサージをするように顔全体に塗り、少し時間を置く
- 最後はぬるま湯で洗い流す
泡立てないタイプのクレイ洗顔は泡立てネットを使用せず、肌に直接つけてマッサージするような感覚で滑らせます。特に毛穴が大きく目立つ部分(Tゾーン)から洗い始めます。少し時間を置いてからすすぎましょう。
泡立つタイプはたっぷりと泡立てて使う
泡立つタイプのクレイ洗顔の洗顔方法は以下の通りです。
- まずは手を清潔な状態にする
- 手または泡立てネットを使って洗顔料をしっかりと泡立てる
- 泡を滑らせるイメージで顔全体をマッサージするように洗う
- 最後はぬるま湯で洗い流す
泡立つタイプのクレイ洗顔は他の泡立つ洗顔料と同じように基本的な洗顔方法と変わりません。しかし、商品によっては界面活性剤が入っていないものと入っているものがあります。界面活性剤が入っていないものは泡立ちにくい場合がありますので、泡立てネットを使うことをおすすめします。泡立つタイプもTゾーンから洗い始めます。顔全体をマッサージするように洗ったら、最後はぬるま湯で洗い流しましょう。
洗顔後はしっかり保湿を!
クレイ洗顔に限らず、洗顔後は保湿をする必要があります。保湿を怠るとバリア機能が低下して敏感肌の原因にもなり、シミやシワ、ニキビなどの原因にもなります。
洗顔後は化粧水で水分を補給し、乳液やクリームでうるおいを閉じ込めてしっかりと保湿をしましょう。