アスタキサンチンを取り入れることへのエイジングケア効果とは?お肌の曲がり角の味方になる優秀スキンケアをご紹介
どんなに若々しい気持ちで過ごしていても、いつかは訪れてしまうエイジング世代。シミ・シワも気になるけれど、ハリのなさも気になるといった複数のお悩みをお持ちではないでしょうか。
長いマスク生活によって表情筋を使う機会が激減したことで多くの女性たちが肌の変化を感じており、2022年に実施された化粧品会社のネットアンケートによるとシワ・ほうれい線に対する変化を感じたと回答した方が最も多かったという調査結果(※1)が出ています。
しかし、どのような美容成分なら効率良くエイジングケアを出来るか迷ってしまいますよね。それもそのはずです。日本化粧品工業連合会のHPに掲載されている「化粧品の成分表示名称リスト」には15,000以上の成分が掲載されているほど、多種多様な成分が存在しているからです。
そんな迷える女性たちにおすすめしたい成分がアスタキサンチン!ミス日本グランプリに選ばれたモデルの叶美香さんが、2014年にアスタキサンチンシリーズ化粧品のCMに出演されていたので、見聞きしたことがある方もいらっしゃるかと思います。
アスタキサンチンとは甲殻類などに含まれる赤い色をした天然の色素物質のことで、メラニンの生成を抑制してシミ・シワを予防しながらたるみケアまで出来るオールマイティーな成分です。エイジングケア全般をサポートしてくれるので、最低1本は持っておくと安心出来ますよね。
私たちの体には酸化(サビ)を抑制する働きが備わっていますが、20代にピークを迎えると年々この機能が衰えていき、肌の老化を招きます。そのため、エイジングケアに抗酸化作用のあるスキンケア用品を取り入れることが必要です。
アスタキサンチンは抗酸化作用の強さを特徴としており、その凄さはビタミンCの約6000倍と驚きの力を持ちます。また、紫外線の影響による肌の老化抑制にも活躍してくれるので、夏場や晴れの日の外出に心強い存在。老け顔に繋がる多方面からの原因を予防・対策をする魔法の成分とも言えます。ここまでお伝えした効果以外にも、若々しい美肌に導いてくれる嬉しいメリットがありますので注目すべき3つのポイントをご紹介させていただきます
顔のたるみをそのままにしておくことでフェイスラインの崩れにも繋がり、シミ・シワが濃く深く刻まれていくほど肌の改善に多くの時間と費用が必要になってしまいます。また、気になるエイジングサインが多いからといって1度に沢山の化粧品を重ね塗りし過ぎてしまうと肌に負担がかかってしまい、成分の相性によっては肌トラブルを引き起こすことも考えられます。
年齢に応じて必要な成分を選んで取り入れていくことが理想的ですので、過剰なスキンケアを行わずに幅広く効果をもたらす成分が入った化粧品を使用していきましょう!
(※1)株式会社エトヴォス「シワとマスクに関する調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000040925.html)
エイジングケアは40代以降のイメージを持たれるかもしれませんが、20代後半から「お肌の曲がり角」と呼ばれる老化が始まっています。そして、40代に突入すると女性ホルモンの変化に伴い「2度目のお肌の曲がり角」が訪れると言われています。アスタキサンチンの化粧品を選ぶときは化粧水タイプではなく、成分がギュッと詰まった美容液タイプorクリームタイプがおすすめですよ!
アスタキサンチンとはどんな成分なの?化粧品やサプリで人気のアスタキサンチンについてくわしく解説
アスタキサンチンは「美容・健康に良い」と人気を集めている成分です。しかし、「アスタキサンチンがどんな成分なのか、実はよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、アスタキサンチンの特徴と効果についてご説明します!
アスタキサンチンとは天然の色素のこと
アスタキサンチンとは、天然色素の「カロテノイド」のひとつです。カロテノイドとは、野菜や魚などを赤・黄・オレンジ色にいろどる天然色素のことで、アスタキサンチンのほかにトマトの「リコピン」や人参の「βカロテン」など600種類が存在しています。
アスタキサンチンは、エビ・カニ・鮭などに多く含まれる赤色のカロテノイドで、ビタミンCの6000倍という強い抗酸化力をもっているのが特徴です。紫外線を浴びたときに発生する「毒性が強い活性酸素」に特に高い効果を発揮するため、美容・健康業界から注目され研究が進められています。
アスタキサンチンの健康効果
アスタキサンチンの研究が進むにつれ、アスタキサンチンがわたしたちの体にさまざまな健康効果をもたらしてくれることがわかってきています。
【アスタキサンチンの健康効果】
- 眼精疲労を予防・改善
- 筋肉痛の予防
- 運動によるダイエット効果をサポート
- 生活習慣病(動脈硬化・肝硬変・腎臓病など)の予防・改善
紫外線などの外部刺激をくり返し受けたり、過度な運動を行ったりすると体の中で活性酸素が発生します。活性酸素が増えすぎると体や肌が酸化してサビつき、老化や筋肉痛、生活習慣病といった体の不調につながります。
アスタキサンチンは、さまざまな不調のもととなる活性酸素の増加を抑えることができるため、すこやかで美しい体を目指すことができるのです。
また、アスタキサンチンには運動したときの脂肪燃焼を促す効果もあるため、運動によるダイエットを後押ししてくれます。
活性酸素が増えすぎると、肌も体もサビついて老化や体の不調の原因になってしまいます。そんな活性酸素を抑えて酸化を防ぎ、老化や体の不調を遠ざけてくれるのが、アスタキサンチンなのです。
しかも、アスタキサンチンには健康効果だけでなく美肌効果も期待することができます。では、アスタキサンチンにはどんな美肌効果があるのかくわしく見ていきましょう。
アスタキサンチン化粧品がもつ注目の美肌効果とは|シミ・シワ・肌荒れをケアして輝く美肌を目指そう
アスタキサンチンは、健康効果だけでなく美容効果も注目されている成分で、さまざまなメーカーがアスタキサンチン化粧品の研究・開発を行なっています。
ここからは、そんなアスタキサンチンがもつ注目の美肌効果について、くわしく解説します!
肌の保湿力をサポート
アスタキサンチンの美肌効果としてまず挙げられるのが、肌の保湿力をサポートする効果です。
肌のバリア機能は通常、肌内部の水分が逃げないように油分と水分でできた壁を作り、しっかりと蓋をしています。しかし、紫外線を浴びて「活性酸素」が増えすぎると、バリア機能が低下して肌の水分が逃げてしまい肌の乾燥につながります。
高アスタキサンチンは、バリア機能を低下させる「活性酸素」に働きかけて過剰に増えるのを防ぐことができるので、バリア機能をすこやかな状態に保ってうるおいあふれる美肌を目指すことができます。
紫外線によるダメージを防いでシワを予防
アスタキサンチンの美肌効果の中でも特に注目したいのが、シワを予防する効果です。
シワができる大きな原因のひとつに「光老化」があります。光老化とは、光に含まれる紫外線を浴びることで起こる肌老化のことです。
紫外線を浴びると、「活性酸素」が発生します。紫外線を浴びたときに発生する活性酸素は、コラーゲンを硬くしたり減少させたりするため、くり返し紫外線を浴びることで肌のハリ・弾力が失われシワが増えてしまうのです。
このシワの原因になる活性酸素に強い効果を発揮するのが、アスタキサンチンです。アスタキサンチンはβカロテンの40倍もの力で活性酸素の増加を抑えてくれるので、シワやたるみの増加を力強く防ぐことができます。
また、アスタキサンチンはバリア機能の低下を防いで肌のうるおいをキープすることができるので、シワの予防につながります。
メラニンの生成を抑えてシミを予防
アスタキサンチンは、多くの方が悩んでいる「シミ」にも効果を発揮します。
【シミができるメカニズム】
- 紫外線を浴びることで活性酸素が発生する
- 活性酸素が肌の奥にある「メラノサイト」を刺激
- メラノサイトがメラニン色素を生成する
- ターンオーバーの乱れなどにより、メラニン色素の排出が追いつかなくなる
- メラニン色素が沈着し、シミになる
アスタキサンチンには、シミができるきっかけになる「活性酸素」の増加を抑える効果があるため、メラニン色素の生成を防ぐことができます。
また、アスタキサンチンには活性酸素からバリア機能を守りターンオーバーをスムーズにする効果があります。ターンオーバーがスムーズだと、メラニン色素を排出しやすくなりシミの予防につながります。
ニキビ・肌荒れを予防
アスタキサンチンは、エイジングケアだけでなくニキビや肌荒れへの効果も期待できます。
アスタキサンチンの肌荒れへの効果
通常、バリア機能は紫外線・乾燥・化学物質などの外部刺激から肌を守ってくれます。しかし、くり返し強い紫外線を浴びると「活性酸素」が過剰に発生してバリア機能を低下させるため、少しの刺激でも肌荒れを起こしやすくなります。
アスタキサンチンには「活性酸素」が過剰になるのを防ぐ効果があるので、バリア機能をすこやかな状態に保ち肌荒れを防ぐことができます。
アスタキサンチンのニキビへの効果
【ニキビができるメカニズム】
- ターンオーバーが乱れて毛穴の出口を塞ぐ
- 毛穴に皮脂が詰まる(白ニキビ・黒ニキビ)
- アクネ菌が繁殖する
- アクネ菌が炎症を起こす(赤ニキビ・黄ニキビ)
増えすぎた「活性酸素」は、肌にダメージを与えてターンオーバーを乱します。ターンオーバーが乱れると、古い角質がうまく剥がれず毛穴を塞ぎ、ニキビができやすい肌環境を作ってしまいます。
しかし、アスタキサンチンの抗酸化作用で活性酸素の増加を抑えると、ターンオーバーがスムーズになるのでニキビができにくい肌へと導くことができるのです。
また、アスタキサンチンはニキビの中で過酸化脂質が炎症を起こすのを防ぐことで、炎症による赤ニキビや色素沈着を防ぐこともできます。
アスタキサンチン化粧品は、バリア機能の低下を防いで肌の土台からうるおいをキープしてくれます。
さらに、シミ・シワなどのエイジングケアやニキビ・肌荒れにも効果的なので、美肌を目指す方はぜひ取り入れてみてくださいね。
アスタキサンチンに副作用やアレルギーはあるの?アスタキサンチン化粧品がおすすめな人とおすすめでない人
さまざまな美肌効果があるアスタキサンチンですが、副作用やアレルギー症状はでないのでしょうか。ここでは、アスタキサンチンの安全性やアスタキサンチン化粧品がおすすめな方・注意が必要な方について解説します。
アスタキサンチン化粧品は「シワ・シミが気になる人」や「エイジングケアを始めたい人」におすすめ
アスタキサンチンには、活性酸素を抑えて光老化によるシワ・シミを防ぐ効果があるので、シミ・シワが気になる方やこれからエイジングケアを始めたい方におすすめです。
また、アスタキサンチンにはバリア機能の低下を防ぐ働きもあるので、肌が荒れやすい方や肌の乾燥が気になる方にも効果的です。
甲殻類アレルギーの人は念のため注意が必要
アスタキサンチンはエビやカニなどの甲殻類に多く含まれている成分なので、甲殻類アレルギーの方が使っても大丈夫なのか気になりますよね。
現在、化粧品に使われているアスタキサンチンの多くは「ヘマトコッカス藻」から抽出されたアスタキサンチンです。ヘマトコッカス藻は藻類なので、甲殻類アレルギーの方が肌に塗っても問題ありません。
また、アスタキサンチンの原料として、プランクトンの「オキアミ」が使われることもあります。オキアミは見た目はエビに似ていますが、プランクトンの一種なので甲殻類アレルギーが起こる可能性は低いと言われています。しかし、アレルギーが起こる可能性はゼロではないので、以前オキアミでアレルギーが出たことがある方や甲殻類アレルギーの方は「ヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチン」を選ぶのがおすすめです。
ヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンは、成分表に「ヘマトコッカスプルビアリスエキス」「ヘマトコッカスプルビアリス油」と記載されることが多いです。また、公式サイトに注釈でヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンだということを記載してある商品もあるので、成分表と公式サイトの両方をチェックしてみてくださいね。
知っておきたい!あなたにぴったりのアスタキサンチン化粧品の選び方
アスタキサンチン配合の化粧品は、美容液・クリーム・化粧水・ジェルなどさまざまな種類がたくさんのメーカーから販売されています。たくさん選択肢があるのは良いことですが、たくさんありすぎて「どれが自分に合うのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。そこで次は、あなたにぴったりのアスタキサンチン化粧品の選び方をご紹介します!
アスタキサンチンの配合量や浸透力をチェック
アスタキサンチン化粧品を選ぶときは、パッケージや公式サイトでアスタキサンチンの配合量や浸透力をチェックしましょう。
アスタキサンチン配合の化粧品といっても、「アスタキサンチンをメインとして美容成分を配合しているタイプ」と「ほかの美容成分がメインでアスタキサンチンは少しだけ配合しているタイプ」があります。どちらも美容効果があることには変わりないのですが、アスタキサンチンの効果をしっかり感じたいときは、アスタキサンチンをメインにしている化粧品がおすすめです。
成分表は配合量が多い順番に成分を書いてあることがほとんどなので、アスタキサンチンが上のほうにある化粧品を選びましょう。また、公式サイトやパッケージに「アスタキサンチン高濃度配合」などの記載があるものを選ぶのもおすすめです。
アスタキサンチンはもともと分子量が大きくそのままでは肌に浸透しにくい成分なので、美容成分の浸透力を高める工夫をしているアスタキサンチン化粧品を選ぶのもおすすめです。
浸透力を高めてる工夫をしている化粧品は、パッケージや公式サイトに「高浸透」「浸透型〇〇」といった記載があるものが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ほかにも保湿成分やエイジングケア成分が入っているものがおすすめ
アスタキサンチンは、シミ・シワの増加を防ぐ効果や肌荒れが起きにくい肌づくりを助けてくれる成分です。アスタキサンチンだけでも輝く美肌を目指すことができますが、ほかにも美容成分が配合されている化粧品ならさまざまな角度からエイジングサインやニキビ・肌荒れなどにアプローチすることができます。
保湿に力を入れたい方におすすめなのは、バリア機能をサポートしてうるおいを肌に閉じ込める「セラミド」や、うるおいを抱え込む力が強い「ヒアルロン酸」です。ヒアルロン酸は乾燥によるシワやくすみなどのエイジングサインにも効果的です。
シミやシワなどのエイジングケアに力を入れたい方におすすめなのは、メラニンの生成を防いでシミを予防する「ビタミンC誘導体」やシワ改善の有効成分である「ナイアシンアミド」などです。ナイアシンアミドはコラーゲンの産生を促す働きがあると言われている成分なので、光老化によるシワの形成を防ぐアスタキサンチンと同時に使うことでシワケアの相乗効果が期待できます。
アスタキサンチン化粧品の効果をしっかり感じたいなら美容液を選ぶ
アスタキサンチン化粧品には、化粧水やクリーム、美容液やジェルなどさまざまな種類があります。化粧品の相乗効果を引き出すためにはライン使いするのがおすすめですが、初めてアスタキサンチンを使う方は美容液から取り入れてみるのがおすすめです。
美容液は化粧水や乳液よりも美容成分が凝縮されているため、アスタキサンチンの効果を感じやすいはずです。しばらくの間、美容液を使ってみてアスタキサンチンが気に入ったら、少しずつアスタキサンチン化粧品を買い揃えていくのもおすすめですよ。
アスタキサンチン化粧品を使うタイミングはいつ?アスタキサンチン化粧品の効果的な使い方
せっかくアスタキサンチン化粧品を使うなら、アスタキサンチンの効果をしっかり引き出したいですよね。では、アスタキサンチン化粧品はいつ使うと効果を引き出しやすいのでしょうか。
アスタキサンチン化粧品を使うタイミングは、朝と夜の洗顔後です。洗顔で肌表面の余分な皮脂や汚れをしっかり落としておくことで、アスタキサンチン化粧品が肌に浸透しやすくなります。
アスタキサンチン化粧品を使う順番は、通常の化粧品と同じです。水分が多い化粧水や美容液を先に使い、油分が多い乳液やクリームを後から使うと、それぞれの化粧品の効果をしっかり引き出すことができます。
【アスタキサンチン化粧品を使う順番】
- 化粧水
- パック
- 美容液
- 乳液
- クリーム
アスタキサンチン化粧品の使い方は、基本的に通常のスキンケア化粧品と同じです。ただし、商品によって使う順番が異なることがあるので、使う前に商品のパッケージや公式サイトをチェックしましょう。