【自力で二重にする3つの方法】二重まぶたは自力で叶えられます！ 憧れの目もとを手に入れよう

「二重になりたい。でもお金はかけたくない」「二重をつくるアイテムがあることは知っているけれど、肌が弱くて心配」「整形するのは不安…」そんな皆さんのために、今回はセルフケアで二重にする方法をご紹介します！

「そもそも自力で二重にできるの？」という声がきこえてきそうですが、可能なんですよ！

【自力で二重にする方法を知る前に】まぶたの構造と二重にならない3つの原因を解説

少し難しく感じるかもしれませんが、まぶたの構造を理解しておくことで、二重にする具体的なイメージができ、モチベーションのUPにつながると思いますので、ここでご説明しておきますね。

まぶたは「上眼瞼挙筋（じょうがんけんきょきん）」と呼ばれる筋肉が、まぶたにある「瞼板（けんばん）」という部分を上に引っ張りあげることによって開きます。二重まぶたの方は、この「上眼瞼挙筋」が「瞼板」だけでなく、「まぶたの皮ふ」の方にも枝分かれをしていて、まぶたを開くときに「瞼板」と「まぶたの皮ふ」の2点を引っ張っりあげることになるため、まぶたに折り目がついて二重になります。

一重まぶたの方の「上眼瞼挙筋」は「瞼板」だけにくっついていて、「瞼板」を1点だけ引っ張りあげる構造になっているため、まぶたに折り目はつかず、一重まぶたになります。

奥二重まぶたの方は、二重まぶたの方と同じ構造で「上眼瞼挙筋」が枝分かれをして「瞼板」と「まぶたの皮ふ」の2点を引っ張っているのですが、枝分かれの場所がまつ毛の生え際に近いため、目を開いたときにしっかり折り込まれません。その結果、折り目が表面から見えず、一重まぶたのような見た目になっているのです。

つまり、構造上、一重まぶたの方が二重まぶたになるのは難しいということです。でも、あきらめないで！ 実は一重に見えているだけで、二重のラインが隠れているという可能性があるんです。奥二重の方も、二重のラインがしっかり見えるようになる可能性は十分にありますよ！

一重や奥二重になっている原因として考えられるのは以下の3点です。

二重のラインを「脂肪」が隠してしまっているから

もともと二重の構造があっても、まぶたに脂肪がついているため、まぶたを開けるときに皮ふがしっかり折り込めず、一重や奥二重になっている…という場合があります。こうした方は脂肪を減らすことで二重のラインが見えるようになる可能性があります。

「子どもの頃は一重だったけれど、成長するにつれて二重になった」という方はこのパターンです。成長過程やダイエットで、まぶたの脂肪が落ちたのでしょう。

二重のラインを「むくみ」が隠してしまっているから

まぶたのむくみが原因で一重や奥二重になっている可能性もあります。むくみがとれると周辺の血流が改善して、まぶたが薄くなり、その結果、まぶたが折れ曲がりやすくなって二重のラインが見えるようになる可能性があります。

二重のラインを「たるみ」が隠してしまっているから

まぶたは「上眼瞼挙筋」に引っ張られることで開き、「眼輪筋（がんりんきん）」という筋肉によって閉じられます。これらの筋肉が衰えて、まぶたの皮ふがたるんでしまっていることにより、二重のラインが狭まって奥二重になったり、二重のラインが隠れて一重になったりしていることも考えられます。

二重の構造がある方は、「上眼瞼挙筋」や「眼輪筋」など目の周りの筋肉を鍛えることで、二重のラインがしっかり見えてくる可能性がありますよ。

まぶたがむくんだり、たるんだりする原因は、塩分やアルコールの摂りすぎ、ストレスなども考えられます。生活習慣で思い当たることがあるようでしたら、日頃の生活を振り返って改善してみてくださいね。

【自力で二重にする方法①】血行促進、脂肪・むくみにアプローチする「自力二重マッサージ」

まぶたや目の周りをマッサージすることで血行を促進し、むくみや脂肪を減らして、本来の二重のラインがしっかり見えるようにしていきます。まぶたの肌を傷つけないよう、やさしく触れるようにしてくださいね。

ホットアイマスクで「自力二重マッサージ」の効果をUP！

マッサージを始める前に「ホットアイマスク」で目もとを温めておくと、血流も温められて、さらに効果UPが期待できますよ！ 日頃から血行を良くしておけば、むくみづらくなりますし、顔色が良くなるので表情も明るく感じられるはずです。市販の「アイマスク」を取り入れるのもいいですね。

〈ホットアイマスクのつくり方〉

1. 清潔なフェイスタオルを水で濡らして軽く絞る
2. 電子レンジ（500W〜600W）で30秒〜60秒ほど加熱
3. やけどに注意しながら3分程度、目の周りにのせる

「ホットアイマスク」とあわせて「冷たく濡らしたタオル」を用意し、目の周りにホットアイマスク3分・冷たく濡らしたタオル1分を交互に3セットほどくり返す「温冷療法」も血流UPや、むくみ改善に効果的ですよ。

脂肪・むくみをとり、二重が定着しやすい柔らかなまぶたにする「自力二重マッサージ」4ステップ

まぶたの皮ふは柔らかいので、優しい力でも十分に変化がみられるはずです。「適度な力加減」を常に意識しましょう。

自力二重マッサージは「メイク前」と「お風呂あがりのリラックスタイム」など、1日に朝・夜の2回程度、毎日継続しておこなってください。「回数が多ければ二重のラインが早く出るようになる」というわけではありません。毎日、回数を守って、ていねいにおこなうことを心がけてくださいね。

二重マッサージを続けていくと、しだいにむくみがとれ、脂肪が減り、皮ふが柔らかくなって、二重のラインが定着しやすい肌になりますよ。

【自力二重マッサージSTEP①】肌のすべりをよくするためアイクリームなどを塗る

• ホットアイマスクなどで目もとを温めます。温かいタオルが用意できないときは、両手をさすって温めた手のひらを目に軽くかぶせて目もとを温め、血流を促進します。
• 刺激をやわらげるため、乳液やクリーム、アイクリームなどを塗り、肌のすべりをよくします。

【自力二重マッサージSTEP②】おでこの筋肉（前頭筋）の血流を促す

• 人差し指・中指・薬指を眉毛に置いたら、ぐっと上にあげて左右に小刻みにほぐす（約1分間）

• 続いて同じ3本指を眉毛より少し上のおでこに置いて、左右に小刻みにほぐす（約1分間）

• 最後に同じ3本指を生え際の少し下に置いて、左右に小刻みにほぐす（約1分間）

【自力二重マッサージSTEP③】目の周囲の骨を広げるように優しく押す

• 親指の腹を眉間におき、目の上側の骨のくぼみにそうように目尻まで軽く押していきます。
• 人差し指の腹で、目頭のあたりから目の下側まで、軽く押していきます。

＊強く押し込まないように注意！

【自力二重マッサージSTEP④】まぶたを軽くつまむように刺激する

• 目尻側のまぶたを軽くつまむようにもみほぐします。

＊筋肉をほぐすのではなく、軽く刺激を与えて血行を促進する程度に。強く揉んでしまうと逆効果ですよ。

【自力で二重にする方法②】脂肪燃焼、目の周りの筋肉にアプローチする「自力二重筋トレ」

目の周りにある「上眼瞼挙筋」や「眼輪筋」を鍛えることで、むくみがなくなり目が開きやすくなります。目もとの印象が明るくなるだけでなく、小じわ対策にもなるのでおすすめです。

目の周りの筋肉を鍛えて、たるみをなくし、二重ラインをしっかり出す「自力二重筋トレ」4STEP

二重筋トレは二重マッサージと同様に、必ず乳液やクリーム、アイクリームなどを塗り、肌のすべりをよくしてからおこなってください。

頻度としては1日に2回程度、毎日継続しておこないましょう。眼球を傷つけたり、刺激が強すぎたりしないように力加減を調整してくださいね。

【自力二重筋トレSTEP①】肌のすべりをよくするためアイクリームなどを塗る

• 刺激をやわらげるため、乳液やクリーム、アイクリームなどを塗り、肌のすべりをよくします。

【自力二重筋トレSTEP②】上眼瞼挙筋を鍛えるトレーニング

• 目を閉じた状態で、眉の上に人差し指を軽くあてて眉の位置を固定します。
• 眉が上がらないように意識しながら、上眼瞼挙筋だけの力で、なるべく大きくまぶたを開いて・閉じるという筋トレを10回おこないましょう。

【自力二重筋トレSTEP③】眼輪筋を鍛えるトレーニング

• 人差し指・中指・薬指でまぶたを引き上げ、そのままの状態で目の開け閉めを10回繰り返します。
• 中指を目頭に、人差し指を目尻に置いて、左右に動かして眼輪筋を刺激しましょう。

【自力二重筋トレSTEP④】冷タオルでクールダウン

冷たく濡らしたタオルを目の上に置き、クールダウンしましょう。

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【自力で二重にする方法③】手軽に理想の二重ラインが手に入る「二重用アイテム」

「アイプチ」に代表される二重用アイテムは、誰でもすぐに二重になれる方法と言えるでしょう。

アイプチには「液体状の“のり”で、まぶたを接着するタイプ」と「まぶたに皮膜をつくって二重のくせをつけるタイプ」の2種類があり、その他にも「貼るだけで二重をつくることができるテープタイプ」があります。あなたに向いているのは、どのタイプのアイプチでしょうか？

＊「Eyeputti」「アイプチ」はピアス株式会社の商標登録ですが、一般的に二重まぶた化粧品を総称してアイプチと呼ばれています。

アイプチ（接着タイプ）＝まぶたが厚め・重めの方に。のりでまぶた同士をくっつける方法。初心者におすすめ

その名のとおり、液体状の“のり”で、まぶたを貼りあわせて二重をつくるタイプで、アイシャドウのグラデーションを完成させた後に使用するアイテムです。

乾かす時間は必要ですが、5分程度乾かすだけで簡単に二重がつくれるので、多くの方が愛用しています。就寝中にまぶたを接着することで二重のくせづけを期待できる「夜用アイプチ」もあり、男性もトライしやすいアイテムです。

失敗しても修正しやすく、二重幅の調整がしやすいので、初心者さんにもおすすめ◎ 汗や水には弱いので、雨の日や汗をかきやすい季節や、皮脂が多い方、スポーツをする方には「ウォータープルーフ」のアイプチがおすすめです。

アイプチ（皮膜タイプ）＝まぶたが薄い方に。透明な膜をつくって二重にする方法。自然で目立ちにくい

「非接着式」「折り込み式」と呼ばれることもあります。まぶたに塗り、透明の膜をつくることで二重に仕上げるタイプで、アイシャドウのグラデーションを完成させた後に使用するアイテムです。

まぶたを接着しないため、目を閉じても自然でバレにくく、メイクとの相性も◎。仕上がりがマットな質感の商品の方が、より目立ちにくい仕上がりになります。乾きが早いので時短になるのもうれしいポイント。

価格は高め。やってみると、初心者さんには少し難しいと感じるかもしれません。

アイテープ（片面タイプ）＝まぶたが薄い方に。テープの接着部がくい込んで二重をつくる。貼るだけ簡単

ゆるやかなカーブがついているテープを、メイク前のまぶたに貼るタイプで、接着面が片面のもの。水や汗に強く、形は半月型や三日月型、楕円型などで、色は透明、半透明、ベージュ、白など。

接着面が広いほどキープ力は高まりますが、そのぶん突っ張ったり引きつったりする場合があり、その違和感でバレやすくなります。自然に見せるためには、自分のまぶたの厚さにあった適度な接着力のものを選びましょう。テープの光沢感がないマットなものをチョイスする方が目立ちにくく、おすすめです。

アイテープ（両面タイプ）＝まぶたが厚い方にもおすすめ。両面テープでまぶたの皮ふ同士をくっつけて二重に

ゆるやかなカーブがついているテープを、メイク前のまぶたに貼るタイプで、接着面が両面のもの。その他の特徴は「片面タイプ」と同様ですが、こちらは両面に接着面があるので、キープ力がより高く、まぶたが厚い方や幅広の二重にしたい方にもおすすめです。

アイテープ（メッシュタイプ）＝すっぴんで二重にしたい方や、とにかく目立たせたくない方に。水で貼る仕様

のりがついたメッシュ素材の布を、メイク前に切手のように水でぬらして貼るタイプ。

メッシュ状なので、貼っているのが、ほとんどわからないくらい自然な仕上がり。まぶたのタイプや厚さを問わず使えて、形は半月型（細目・太め）、楕円型など。貼り直しはできませんが、アイメイクとの相性やコスパは◎。

価格は高め。やってみると、初心者さんには少し難しいと感じるかもしれません。

アイテープ（ファイバータイプ）＝まぶたが薄い方に。医療用の極細繊維で肌にやさしく目立ちにくい

収縮性・粘着性のある極細の糸状の繊維（ファイバー）を、メイク前のまぶたにくい込ませて二重をつくるタイプ。接着面が狭く、医療用繊維なので、まぶたへの負担が少なく自然な仕上がりに。端の部分のはがれやすさに注意は必要ですが、アイメイクとの相性は◎です。

汗や水には弱いので、雨の日や汗をかきやすい季節や、皮脂が多い方、スポーツをする方には「ウォータープルーフ」のタイプがおすすめです。

1. 薄いブラウンアイシャドウを丸いブラシで優しくまぶたにのせる
2. 二重の幅内に濃いブラウンアイシャドウを平らなブラシでムラなく均一にしっかりのせる（二重幅からはみ出しだり、ぼかしたりしない）
3. 影のように見える抜け感のある色のアイライナーで二重のラインをなぞる

＊アイメイクはお湯で落とせるもの以外は専用リムーバーを使って、やさしく洗い落としましょう。

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自力で二重にするには「力加減」と「継続」がカギ。優しくじっくり取り組んで二重のラインを手に入れて！

ご紹介した「自力二重マッサージ」「自力二重筋トレ」は、まぶたに継続的にアプローチすることで、二重になりやすい環境をつくるものです。自然な二重のラインを手に入れるため、少なくとも1カ月以上、毎日継続しておこない、二重になりやすい状態を安定させることをおすすめします。

自力で二重にするには「力加減」が大事！

「自力二重マッサージ」「自力二重筋トレ」は、どちらも「力加減」が重要なポイント。効果を急ぐあまり、強く押したり、強い摩擦を与えたりしないよう注意してください。焦りは禁物。まぶたや眼球を傷つけてしまいます。まぶたには毛細血管も走っているため、刺激が強すぎると内出血を起こしてしまうおそれもあります。

「二重用アイテム（アイプチ）」を選ぶときは、まぶたになるべく負担をかけずオフできるかどうかも大事なポイントです。どのアイテムも水やぬるま湯を含ませたコットンまたはティッシュで押さえてふやかし、浮いてきたら優しく拭きとるという方法が落とし方の基本。商品に記載されているオフの方法を守って、慎重に落としてくださいね。まぶたの皮ふにツメをたてたり、引っかいたりしないよう気をつけて。

まぶたの皮ふが伸びたり、まぶたを長時間固定し続けたりすると「眼瞼下垂（がんけんかすい）」という、まぶたが下がって目が開きにくくなる病態や、色素沈着、目もとのしわ・たるみの原因にもなりかねません。まぶたが赤くなったり、痛みを感じたりした場合はすぐに中止するようにしてください。

「継続」することで、二重を安定させましょう！

まぶたの状況は人によって違うので、「自力二重マッサージ」「自力二重筋トレ」の効果を実感できるタイミングには個人差があります。数日単位ではなく、数ヶ月かかるかもしれません。人によっては2〜3年ほどかかる場合もありますが、まぶたのむくみが取れたり、目が開きやすくなったり、目もとの印象は着実に変わっていくはずです。

アイプチのような二重用アイテムも、継続して使用することで二重のくせがつきやすくなり、二重まぶたをつくりやすくなりますよ。

「継続は力なり」「筋肉は裏切らない」といいますよね。「力加減」に注意しながら「根気よく続ける」ことで、憧れの二重まぶたを、ぜひあなた自身の力で叶えてください！