【導入美容液とは】意外と知らない導入美容液の役割や種類、自分の肌に合う美容液の選び方まで徹底解説

「いつも使っているスキンケアではもの足りない」
「導入美容液ってよく聞くけど、自分にも必要なの？」
そんな悩みを持たれている方もいますよね。

導入美容液(別名ブースター)は次に使うスキンケアの浸透を高める役割があります。 実際、化粧水を使用しても「肌に馴染まず表面に残っている」と感じたことがある方は、導入美容液を取り入れるのがおすすめです。

しかし、導入美容液にも種類がたくさんあり、どれを使ったらいいか、どれが自分に合っているかわからないですよね。 今回は導入美容液の役割から、種類、肌悩みに合わせた選び方まで解説していきます。 この記事を読むことで、お気に入りの導入美容液をみつけ赤ちゃん肌に近づくことができますよ♪ ぜひ参考にしてみてください。

導入美容液とは、後に使うスキンケアの浸透を高めてくれるアイテム

導入美容液とは、いつものスキンケアアイテムの浸透を高めてくれるアイテムです。 使う順番としては洗顔後、1番初めに使用、化粧水や乳液の肌馴染みをよくして、浸透を助けてくれます。

導入美容液以外にも似た役割のアイテムで「導入化粧水」があり、浸透を高める役割は同じですが、肌へのアプローチが違います。 では、導入美容液と導入化粧水では何が違うのでしょうか？次の章では、違いを解説します。

【導入美容液】と【導入化粧水】は違う！この2種類の違いとは？

導入美容液と導入化粧水は、スキンケアの1番最初に使用するのは同じですが、目的が違うので解説していきます。

導入美容液

まず導入美容液は、化粧水や乳液の浸透や肌馴染みを助け、美容効果を高めるアイテムです。 簡単にいうと、次に使うスキンケアアイテムを肌に馴染みやすくさせる役割があります。

導入化粧水がおすすめなのは、以下のような悩みがある方です。

• いつものスキンケアではもの足りない
• 化粧水が肌の上ではじいて馴染まない
• スキンケア後、数時間で肌が乾燥してくる

このような悩みがある方は、スキンケアアイテムがうまく角層に浸透せず、アイテムの効果が発揮出来ていない状態です。 浸透を高めて潤った肌を目指すなら導入美容液を取り入れましょう。

導入化粧水

次に導入化粧水とは肌の角質を柔らかくし、次に使う化粧水や乳液の浸透を助ける役割があります。

導入化粧水がおすすめなのは、以下のようなお悩みがある方です。

• 肌表面が固くなりゴワゴワしている
• 肌のくすみが気になる
• 肌がざらざらする

このような悩みがある方は、ターンオーバーが乱れ古い角質が表面に溜まっている状態です。 古くなった角質の排出を促し、肌を柔らかくしたいなら導入化粧水がおすすめです。

導入美容液の使う順番とは？ズバリ化粧水の前！

導入美容液を使う順番は、洗顔後スキンケアの1番最初です。 化粧水をはじめに使うなら化粧水の前、乳液をはじめに使うなら乳液の前に使用してください。

注意点として、洗顔後に水分を取りすぎないようにしましょう。 洗顔は肌の汚れを落とす役割がありますが、同時に必要な皮脂も取ってしまい肌が乾燥しやすい状態になるためです。 タオルなどで水分を取る際は、軽くポンポン程度にしておきましょう。

使う頻度や使い方、使用量については各メーカーによってこだわりがあるので説明書をしっかり読んでください。 基本的にはスキンケアの1番はじめに使用するので毎日、朝晩使うのが理想です。

しかし、季節やものによっては「夏場に使うと、べたついてファンデーションがよれる」などいうこともあるので、夏用冬用で使い分けると快適にスキンケアできますよ♪

導入美容液は化粧水の浸透を高めてくれる！その効果とは？

導入美容液の効果はおもに以下の2つです。

• 化粧水の浸透性を高め、肌なじみを良くする
• 古くなった角質を除去して、化粧水の浸透を高める

ではこの2つの効果についてみていきましょう。

化粧水の浸透性を高め、肌なじみを良くする

導入美容液は、化粧水や乳液の浸透を高め角層内に誘導し、美容効果を高めるアイテムです。 簡単にいうと、次に使うスキンケアアイテムを肌に馴染みやすくさせる役割があります。

しかし「化粧水、乳液だけでは浸透しにくいの？」と疑問に思いませんか？ 実は、肌表面は「疎水性」が高く、水分をはじく性質があります。 たとえば、大気汚染物質が混ざった雨などが肌に吸収されると困りますよね。 そもそも肌は疎水性で水分をはじき、付着した外敵から守る役割があるのです。 そのため化粧水もはじいてしまい、浸透しにくいという現象が起きます。

導入美容液は肌表面の皮脂との馴染みがよく、化粧水の浸透を高めてくれるので「化粧水が浸透しない」と悩む方は取り入れてみましょう♪

古くなった角質を除去して、化粧水の浸透を高める

導入化粧水とは、肌の角質を柔らかくし、次に使う化粧水や乳液の浸透を助ける役割があります。 肌は28日周期で入れ替わっており、これをターンオーバーと言います。 しかし年齢を重ねるとターンオーバーが乱れ、古くなった角質がうまく入れ替わらず肌がごわごわになったり、スキンケアアイテムの浸透が悪くなったりするのです。

また導入化粧水は、クレンジングで落としきれなかった汚れもおとしてくれる効果があります。

導入化粧水は、保湿よりも角質ケアに特化したアイテムなので、肌のざらつきや毛穴が気になる方が使うと、肌触りのいい状態に導いてくれますよ♪

導入美容液が必要な人と、必要ない人がいる！その違いとは？

結論、導入美容液は必ずしも必要ではありません！ 今のスキンケアに満足しているなら、導入美容液は使わなくてもいいでしょう。

しかし、年齢を重ねると肌のターンオーバーが乱れたり、乾燥したりするので、今のスキンケアに満足していない方も多いです。 今のスキンケアに悩んでいる方は導入美容液をプラスワンすることで、今使っているアイテムの効果がアップするので取り入れてみましょう！

また導入美容液を選ぶ際は、自分の肌質を考えて選んでください。 理由は、肌質に合わない導入美容液を選ぶと、余計悩みが悪化したり、思った効果が得られなかったりするからです。

導入美容液は肌悩み、肌質にあわせて選ぶことで効果を発揮してくれるので、まずは自分の肌と対話してみましょう。

導入美容液の選び方とは？肌タイプによって選ぶのが正解

導入美容液はドラックストア、専門店などで多くの種類が販売されていますが、実際どの商品を選んだらいいかわかりませんよね。

まず知っておきたいのは、導入美容液は有効成分を肌内部に届ける為に「ナノ化」「カプセル化」されていることです。

では、以下に「ナノ化」「カプセル化」の違いについてまとめたので、みていきましょう。

• 【ナノ化】成分に高い圧力をかけるなどの加工をして、ナノサイズまで小さくすること。 成分をナノ化することで浸透しやすくし、油分が多い成分でもべたつかないテクスチャー。 べたつくスキンケアが苦手な方におすすめです。 例：ナノ化セラミド、ナノ化ヒアルロン酸等
• 【カプセル化】水に溶けにくいセラミドや油分、水に触れると劣化しやすいビタミンＣなどの成分をカプセルに入れることで、角質層まで届けることができます。 カプセルは肌内部ではじけ、有効成分を角層に届けます。 セラミド、ビタミンなどの成分が配合されたアイテムを使いたい方におすすめです。 例：植物エキスコンプレックス、リポソーム等

成分によって製造方法が違うのがわかりますね。 パッケージや、説明書に記載されていることが多いのでチェックしてみましょう。

導入美容液は肌タイプに分けて選ぶ

導入美容液はさまざまなものがありますが、主に以下の4つにわかれるので、おすすめする理由とともにみていきましょう。

• 【乾燥肌はオイルタイプ】 オイルタイプは、肌がかさついたり化粧のりが悪かったりする方におすすめです。 「オイルは膜を張って浸透を妨げるのでは？」と思う方もいると思いますが、肌に馴染みやすい加工をしているため、化粧水もスッと肌に広がります。

  さらにオイル状の導入美容液は、保湿効果も高く使用後の肌表面から水分が蒸発するのを防いで、肌を柔らかくしてくれます。 乾燥が気になる方は、オイルタイプの導入美容液を取り入れてみましょう♪

• 【敏感肌は美容液タイプ】 美容液タイプはセラミドやアミノ酸類が入っているので、肌のバリア機能(肌を守る機能)を高めてくれます。 しかし、入っている成分によっては肌の刺激になることも…。敏感肌の方は、刺激成分の「エタノール」「ＰＧ」「香料」等が入っていない美容液タイプの導入美容液を取り入れてみましょう。
• 【オイリー肌はスプレータイプ】 スプレータイプは直接顔に吹きかけて使用します。 また、さらさらなテクスチャーなため、べたつくという不快感を感じず使用できるのが嬉しいポイント。 しかし、オイリー肌の人でも乾燥が原因で肌が油分を過剰に出していることがあるので保湿を怠らないようにしましょう。
• 【肌にごわつきがある人は炭酸タイプ】 炭酸タイプは、肌の上に乗せると肌が酸欠状態になり細胞が活性化されるため、ターンオーバーを促し肌を柔らかくすることができます。

  肌にごわつきが出てくる理由は、ターンオーバーが乱れ肌が固くなっているのが原因です。 炭酸の効果により肌のターンオーバーを正常化させ、古い角質を外に押し出す力を高められるので、ごわつき肌の方は炭酸タイプを取り入れましょう。

こちらで肌質診断ができるので、自分の肌質を知りたい方はチェックしてみてください♪

導入美容液に入っている成分とは？

導入美容液には保湿成分のほかに、肌馴染みを良くするための成分が配合されています。 ではその3つの成分について見ていきましょう。

• 【肌なじみをよくする「界面活性剤」】 界面活性剤は、本来混ざりあわない「水」と「油」を混ざり合わせる作用があり、さらに化粧水や乳液の浸透を高める働きもあります。

  しかし浸透を高める半面、脱脂力が強いため人によっては乾燥を招き、肌トラブルになることがあるので注意しましょう。

• 【有効成分の浸透を高める「両親媒性成分」】

  両親媒性成分は有効成分の浸透を促進する役割があり、実際技術的なデータも得られています。

  肌の構造はラメラ構造という、水分と油分が重なったミルフィーユ状態です。 化粧水は肌内油分にはじかれ、乳液などの油分は肌内水分にはじかれてしまいます。そのため、うまく有効成分が浸透せず効果が発揮できません。 しかし、水にも油にも溶ける両親媒性成分を配合することで、有効成分を肌内部に届けることができます。

参考：両親媒性物質の自己組織化とその応用

• 【古い角質を落としやすくする「ピーリング成分」】 ピーリング成分は、酸により肌の余計な角質やざらつき、毛穴つまりを柔らかくして、次に使うスキンケアの浸透を高める役割があります。肌のざらつきや毛穴が詰まるのは「クレンジングや洗顔で汚れが落ちきっていない」「肌表面に古い角質がたまっている」などが原因です。ピーリング成分は、その汚れや角質を柔らかく溶かしてくれます。

敏感肌の方は「界面活性剤」と「ピーリング成分」は刺激があるので注意しましょう！

【年齢別】選ぶべき導入美容液の種類とは？

結論、導入美容液は年齢によって変えるというよりも、肌状態によって変えるといいでしょう。しかし、年齢に分けて知りたい方もいますよね。簡単に年代別悩みに合わせて以下にまとめました。

• 【20代：吹き出物が出やすい肌質】 20代は吹き出物が気になる年代なので、ピーリング成分が入ったさっぱりタイプがおすすめです。 しかし肌荒れしている状態で使用すると悪化する恐れがあるので、ニキビが収まったあと、予防として導入美容液を使いましょう。
• 【30代〜40代：スキンケアの効果を感じにくくなる】 30代〜40代は肌のターンオーバーが乱れ、スキンケア成分が浸透しにくい年代です。 保湿や血行をよくしてくれる美容液、炭酸タイプの導入美容液をおすすめします。
• 【50代～：肌がごわつき乾燥してくる」 50代以降は肌のターンオーバーが乱れ、スキンケア成分が浸透しにくく、乾燥しやすい年代です。 オイル、美容液タイプの導入美容液をおすすめします。

上記で年代別にまとめましたが、人によって肌状態はさまざまです。 年代別のおすすめを参考にしつつ、自分の肌と対話して適した導入美容液を選ぶといいでしょう◎

導入美容液おすすめランキング

ではおすすめの導入美容液を紹介します。

日本ロレアル株式会社 タカミスキンピール

SKIO VCホワイトピールセラム

大正製薬　THE　MYTOL（ザ マイトル）THE MYTOL ESSENCE

導入美容液を選ぶポイントとは？自分の肌質に合うアイテムを選ぶのがベスト

導入美容液はさまざまなメーカーから発売されていますが、すべて共通して「スキンケアアイテムの浸透を高める」効果があります。導入美容液は以下の悩みがある方におすすめです。

• いつものスキンケアではもの足りない
• 化粧水が肌の上ではじいて馴染まない
• スキンケア後、数時間で肌が乾燥してくる
• 肌表面が固くなりゴワゴワしている
• 肌のくすみが気になる
• 肌がざらざらする

悩みに合わせた導入美容液を取り入れると、効果を実感できますよ♪悩み別おすすめの導入美容液は以下の通りです。

• 乾燥肌はオイルタイプ
• 敏感肌は美容液タイプ
• オイリー肌はスプレータイプ
• 肌にごわつきがある人は炭酸タイプ

上記は1例ですが、自分の好きなテクスチャーや効果があるものを選ぶといいでしょう♪コスメランキング上位のおすすめアイテムを厳選しました。

導入美容液は1つプラスするだけで、今使っているスキンケアアイテムの本来の力を発揮してくれます！今のスキンケアに悩んでいる方は、自分にピッタリの1本を見つけて自信を持てる柔らか赤ちゃん肌を手に入れましょう♪