【くり返す吹き出物の7つの原因】ニキビとの違いや効果的なスキンケアを解説！おすすめ洗顔料・化粧水でツルツル美肌に！

「治ったのにまた吹き出物ができてる！」

「なんでいつも同じところにくり返しできるの…？」

思春期でもないのに、同じところにしつこくくり返す吹き出物。治りにくいし跡になりやすく、とても厄介です！

吹出物ができると鏡を見るたびに気になったり、メイクも映えず気分も下がってしまいますよね。吹き出物は、なぜ同じところにくり返しできるのでしょうか。

この記事では、吹き出物とニキビとの違いや、吹き出物ができる根本的な原因を解説します。また、できてしまった吹き出物を早く治す方法も紹介するので、ぜひチェックしてくださいね！

そもそも吹き出物とは？ニキビとの違いを理解してしっかり対策につなげよう！

実は、ニキビと吹き出物は同じもの。呼び方が違うだけなんです。思春期ニキビよりも、20代以降の大人ニキビを吹き出物と呼ぶことが多い傾向です。

思春期の頃にできるニキビとの大きな違いは、発生する場所や原因です。思春期ニキビは成長期特有の生理的なニキビで、だいたいは3～4年経てばできなくなります。

一方、吹き出物は原因が複雑でライフスタイルが深く関係しているため、いつまでもくり返しやすいという特徴があるのです。

吹き出物ができる原因7つ！大人ならではの原因をおさえて再発を防ごう！

吹き出物には、不規則な生活やストレスなど大人ならではの原因があります。

原因をしっかりおさえて、再発をストップさせましょう！

吹き出物ができる原因①毛穴のつまり・過剰な皮脂・アクネ菌の増殖

まず吹き出物は、以下の3つの条件が揃うとできはじめます。

1. 毛穴のつまり
2. 過剰な皮脂
3. アクネ菌の増殖

吹き出物ができる流れを見ていきましょう。

1.毛穴のつまり

ターンオーバーの乱れが原因となって、肌の角層が厚くなります。

皮膚が生まれ変わるしくみであるターンオーバーが乱れると、古い皮膚がはがれ落ちずに残るため、厚くなって毛穴をふさいでしまいます。

毛穴がふさがれると皮脂や老廃物の出口がなくなり、毛穴につまってしまうのです。

2.過剰な皮脂

皮脂が過剰になると、つまった毛穴の中でアクネ菌のエサとなってしまいます。通常、皮脂は毛穴を出口として肌表面に排出されます。

肌表面で膜となって水分の蒸発を防ぎ、うるおいをキープしているのです。

しかし、毛穴がふさがれていると皮脂の排出ができなくなってしまい、毛穴の中でたまってしまうのです。

皮脂の分泌が過剰になるのは、気温や体温が上がることだけでなく、ストレスやホルモンバランスの影響もあります。どちらも男性ホルモンが活発になるためです。

たとえば、ストレスで自律神経が乱れた時や、ホルモンバランスが崩れやすい生理前や更年期の時期に多いでしょう。

3.アクネ菌の増殖

毛穴がつまって皮脂が増えたエサの多い状態では、アクネ菌が増殖します。もともとアクネ菌は誰もが持つ肌の「常在菌」であり、肌を守る役割をしています。

しかし、増殖したアクネ菌は、毛穴の中の細胞に接触すると「異物」と見なされるのです。異物に対抗しようとした皮膚が炎症を起こして、治りにくい赤い吹き出物を作ります。

このように、過剰な皮脂が毛穴につまり、アクネ菌を増殖させて吹き出物ができるのです。

吹き出物ができる原因②メイクの油分やメイク道具の雑菌

油分の多いファンデーションなどの化粧品は、吹き出物の原因になることがあります。

油分をエサに、アクネ菌が増殖してしまうためです。

また、ブラシやスポンジなど肌に直接触れたメイク道具は、肌の常在菌が付着していています。時間がたつと肌にトラブルを起こす雑菌に変わり、メイクの油分などをエサに繁殖しやすいので注意が必要です！

洗っていないと、メイクのたびに雑菌をお肌に塗っているようなもの。スポンジは使い捨てのものにする、同じ面を使わないなど工夫をしましょう。

メイクブラシはできれば毎回洗うか、少なくても一週間に1回は洗う習慣をつけましょう。

「面倒で続かない」という方は、ふき取るだけで簡単に乾くアルコールタイプのクレンザーなどもあるので、チェックしてみましょう！

吹き出物ができる原因③乾燥やターンオーバーの乱れによるバリア機能の低下

乾燥は肌のバリア機能を低下させ、肌を守ろうと角層を厚くします。また、ターンオーバーが乱れると、古い角質が肌に残ります。

どちらも角質が渋滞して、毛穴をつまらせることになるのです。吹き出物対策で皮脂を取り除くと、ますます乾燥してターンオーバーが乱れてしまいます。

皮脂を取り除いた後はいつもより入念なスキンケアで保湿をしないと、かえって逆効果になる可能性もある、ということですね。

乾燥とターンオーバーの乱れは常にセットであると覚えておきましょう！

吹き出物ができる原因④生理周期などホルモンバランスによる皮脂状態の変化

生理周期の排卵後から月経前までは、ホルモンバランスが乱れやすい時期であり、肌の状態にも大きな影響を与えます。

一時的に女性ホルモンが減り、男性ホルモンが増えるためです。

女性ホルモンが減ると肌が乾燥し、男性ホルモンが増えると皮脂を過剰に分泌させます。

そのため、乾燥によって角層が厚くなり、毛穴がつまった肌に皮脂が過剰に分泌されることで、吹き出物ができやすくなるのです。

この時期は肌が敏感になり肌荒れが起きやすい期間です。

ホルモンバランスは自分の意志ではコントロールが難しいため、肌をいたわり清潔に保つことを心がけて乗り切りましょう。

吹き出物ができる原因⑤ストレスに対抗した炎症反応

ストレスを感じた時に起こる炎症反応が、吹き出物の発生にもつながります。炎症を起こすときに出る活性酸素が、皮脂を酸化させて毛穴をつまらせるためです。

炎症反応は、人間の「ストレスと戦おう」とする自然なはたらきです。また、このとき炎症を鎮めるビタミンCを大量に消費します。

ビタミンCが不足すると肌の再生がしにくく、吹き出物が治りにくいのです。さらに、ストレスは男性ホルモンが活発になって過剰な皮脂を招いてしまいます。

軽い運動やストレッチなど毎日簡単に解消できる方法で、ストレスをこまめに解消してあげるのがおすすめです。

たっぷり睡眠をとることもストレス解消になりますよ！

吹き出物ができる原因⑥冷えによる血行不良・肌代謝の悪化

冬以外でも手足の冷えが気になる方は、健康的な肌を作れなくなっている可能性があります。体内の血のめぐりが悪くなり、肌の細部に栄養が行き渡らないためです。

冷えが続くと肌も乾燥し、ホルモンバランスも乱れやすくなります。そのため、肌荒れや吹き出物もできやすくなるのです。

夏でも強すぎる冷房や血行不良につながるタバコは、肌のためにも控えるようにしましょう。また、シャワーだけで済まさず、お風呂にゆっくりつかって体を温めてあげましょう。

吹き出物ができる原因⑦花粉や大気汚染と結びついた炎症反応

花粉や、大気に含まれる化学物質が肌トラブルとなる場合があります。花粉の季節は気候の変化にまだ体がついて行けておらず、肌が敏感になりやすい時期です。

花粉が引き金となって肌トラブルになりやすくなるのです。夏に向けて皮脂分泌が活発になってくることも原因します。

また、年間を通して気をつけたいのが大気汚染です。

細かい粒子の黄砂などが毛穴に入ると、皮脂と結びついて炎症を起こします。花粉や黄砂を室内に入れないように衣類にブラッシングをしたり、飛散が多い日は外出を控えるようにしましょう。

このような刺激に負けないためにも、肌のバリア機能を整えておくことが大切なのです！

吹き出物を治すためには何をしたらいい？正しいスキンケアや美肌のための栄養をとろう♪

吹き出物を治し、くり返さないためには正しいスキンケアや習慣が不可欠です。

それぞれくわしくチェックしていきましょう。

吹き出物を治す方法①保湿重視のスキンケアでうるおいキープ！油分過多には気を付けて

たっぷりと保湿重視のスキンケアをしましょう！乾燥を防ぎ、肌の代謝をアップするためです。

皮脂を取り去るのではなく、水分と油分のバランスが大事です。

油分が気になるから、と化粧水のみで終わらせるのは絶対にいけません！肌に与えた水分には、しっかりフタをして蒸発を防ぎましょう。

乳液やクリームなどは、サラッとしたテクスチャーの油分の少ないタイプが◎ジェルタイプのものもおすすめです♪

吹き出物を治す方法②メイクはファンデーションの厚塗りは控えてコンシーラーでカバー

ファンデーションの厚塗りは吹き出物を刺激しやすく、悪化する場合があります。

ファンデーションは控えめにして、コンシーラーなどで部分的に優しくカバーするのがおすすめです。

炎症で赤くなっている場合は、イエロー系の色味を選んで。清潔な指やブラシで優しく塗ってぼかし、周りをパウダーファンデーションでなじませます。

また、クリームタイプのファンデーションは保湿力もありますが、油分も多いためお休みしましょう。

吹き出物を治す方法③美肌に生まれ変わる食生活！必要な栄養を意識しよう

吹き出物を治すには、肌の再生を早めることが近道です。栄養が足りないと肌は再生できません。必要な栄養をしっかり与えてあげましょう！

美肌につながる食べ物は以下を参考にしてください♪

• タンパク質…肌の材料になる（肉や魚、卵、大豆製品、乳製品）
• ビタミンA…肌のターンオーバーを促進する（緑黄色野菜、チーズ、バター、卵）
• ビタミンB2、B6…肌の代謝、皮脂量をコントロールする（B2：卵、納豆、レバー、焼き海苔）（B6：マグロやカツオ、サケ、ささみ、ヒレ肉）
• ビタミンB1、C…ストレスによる肌のバリア機能の低下を防ぐ（B1：玄米、豚肉、うなぎ、大豆）（C：パプリカ、ブロッコリー、レモン、イチゴ）
• ビタミンE…血行促進して肌荒れの解消を助ける（アーモンド、ごま、アボカド）
• 食物繊維…便秘を解消する（野菜・果物、海藻類、豆類、きのこ類）

吹き出物を治す方法④たっぷり6時間以上睡眠をとって成長ホルモンを分泌

最低でも6時間以上の睡眠をとりましょう！肌の生まれ変わりを促す、成長ホルモンをたっぷり分泌させるためです。

ぐっすり眠るためにも毎日決まった時間にベッドに入り、自然と入眠できるような習慣をつけましょう。

とくに大切なのが、入眠してからはじめの3時間です。このタイミングが1日の睡眠の中で一番眠りが深く、成長ホルモンがたくさん分泌されるのです。

たっぷり眠った日は肌のキメが整い、ツヤが出て1日で吹き出物が小さくなることもありますよ。

吹き出物を治す方法⑤時には市販薬の使用や皮膚科に相談して跡を残さない

早く治すためには、適度に市販薬なども利用するのもいいでしょう。

抗炎症成分が配合されていたり、油分の少ないジェルタイプやローションタイプなど、さまざまな市販薬があります。

上からメイクをしてもよれにくいなど、使いやすいものが増えています。

ただ、生活習慣を変えたり市販薬を使っても治らない、数が増えてひどい場合は皮膚科に相談しましょう。

吹き出物ができたときにやりがちなやってはいけないNGなこと！美肌のためにしっかりチェックしておこう♪

吹き出物ができた時に、とくにNGなのは3つです。

• つぶしてしまう
• 刺激の強いケア
• 乳液やクリームを使わない

吹き出物ができると、気になって触ってしまいがち。でもつぶしてしまうのは絶対にNGです！！

跡になるだけでなく、皮膚の組織が壊れてしまいます。吹き出物が治ってもそこだけ肌がへこんだようにボコボコしてしまうのです。

この状態はセルフケアではほとんど治せません。再生に時間がかかるため、美容医療でも根気よく治療するしか方法がありません。

アクネ菌の殺菌のためにアルコール消毒などは刺激が強すぎるのでNG。

また、乳液やクリームを使わないこともNGです。油分を避けるためにやりがちですが、乳液やクリームを使わないと保湿しても蒸発してしまいます。

油分が少なめのタイプや、吹き出物に特化した「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のある化粧品を使用するのもおすすめです。

【編集部厳選！洗顔料3選】吹き出物ができたときにおすすめ！優しく使用感でうるおいを逃がさず洗い流そう♡

「皮脂を取りすぎてはいけないって言っても、どんな洗顔料を使ったらいいの…？」と思いますよね。

ここからは、編集部が厳選した吹き出物があるときに使える洗顔料を3つ紹介します！

うるおいを残しながら、さっぱりキレイになりましょう♪

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吹き出物がひとつあるだけで清潔感に欠けてしまったり、気持ちもどんより沈んでしまいますよね。

大人の吹き出物は、さまざまな原因が複雑にからみ合ってきます。

吹き出物自体がストレスになったり、カバーしようとメイクで隠そうとして刺激になり、何度もくり返してしまうもの。

同じところにくり返すと跡になりやすく、跡ができるとターンオーバーの停滞が始まる大人の肌は、なかなか消すことができません。

根本的な原因を一個ずつ解消しながら、負のスパイラルから脱却しましょう！

できてしまった吹き出物は一刻も早く治して、ツルツルでメイクの映える美肌を取り戻しましょう！