【洗顔石けんが肌に良くないって本当？】正しい使い方や注意点を知って清潔なうるおい美肌に

「洗顔石けんは肌が乾燥するから良くないって聞いた」 「洗顔石けんを使ったら、肌がつっぱる感じがした」

このように、洗顔石けんに良くないイメージをお持ちの方も多いかもしれませんね。でも、実は洗顔石けんは肌にも環境にもやさしいアイテム。「洗顔石けん=良くない」と決めつけてしまうのは、とてももったいないことなんですよ。

そこで今回は、洗顔石けんを使うメリット&デメリットや、洗顔石けんを使った正しい洗顔方法、編集部おすすめの洗顔石けんをご紹介します。

「今まで洗顔石けんは避けていた」という方も、今回の内容を参考にして、日々の美肌作りに洗顔石けんを取り入れてみてくださいね！

【洗顔石けんと洗顔フォームの違いは何？】洗顔石けんはシンプルな原材料で肌の汚れをスッキリ落とせるアイテム

洗顔石けんと洗顔フォームの違いは、その形状だけだと思っている方も多いかもしれませんが、実は成分から異なるんですよ。

洗顔石けんの原材料はとてもシンプルで、米ぬか油、オリーブ油、牛脂、ヤシ油など、天然由来の動植物の油脂がもとになって作られています。 一方で洗顔フォームは、肌の刺激になる合成界面活性剤が含まれています。

また、洗顔石けんは弱アルカリ性の特性を持ち、皮脂などの弱酸性の肌汚れと中和されることによって汚れがスッキリと落とせます。 一方で洗顔フォームは人の肌と同じ弱酸性なので、洗いあがりがやさしいのが特徴。洗顔石けんよりは洗浄力が若干弱いと言えるでしょう。

【洗顔石けんのメリット】洗顔石けんがますます使いたくなる！肌にもお財布にもやさしい洗顔石けんの魅力を紹介

洗顔石けんはさまざまなタイプの肌に使うことができるほか、コスパが良くお財布にもやさしいなど、たくさんのメリットがあります。

以下でくわしく見ていきましょう！

洗顔石けんのメリット①オイリー肌にも敏感肌にも安心して使える

前述したように、洗顔石けんは弱アルカリ性の特性を持っています。対して肌の汚れは弱酸性。古い角質や皮脂などの弱酸性の肌汚れを落とす場合、洗顔石けんのアルカリ性を利用して中和させると、短い時間で高い洗浄力を発揮。肌をすばやく清潔にすることができます。

洗顔石けんは洗浄力が高いので、ニキビができやすいオイリー肌の方にはとてもおすすめ。ニキビの原因である、皮脂の毛穴詰まりまでしっかり落としてくれますよ。

また、洗顔石けんにはオーガニックや無添加の製品も多いため、敏感肌の方でも使うことができます。洗顔フォームに含まれているような防腐剤や香料、着色料などの添加物が使われていないため、肌に負担がかかりにくいといったメリットがあるんですよ。

洗顔石けんのメリット②泡切れが良く、すすぎ残しが少ない

洗顔石けんは水になじみやすい性質を持ち、洗顔フォームとは違って合成界面活性剤が含まれないため、泡切れが良く、洗い流しやすいというメリットがあります。

洗顔フォームに含まれる界面活性剤はお湯でも分解されない性質のため、すすぎ残しが起こりやすく、肌トラブルの原因になってしまうのです。

洗顔石けんのメリット③少量で汚れを落とせるのでコスパが良い

洗顔石けんはお財布にやさしいのも魅力。洗顔石けんを使ったことがある方は分かるかと思いますが、洗顔フォームは1か月ほどで使い切ってしまうことが多い一方で、固形石けんはなかなか無くなりませんよね。

また、洗顔石けんは、前述したように洗浄力の高さが特徴。洗顔フォームよりも少ない量で多くの汚れを落とすことが可能ですから、コスパ最強のアイテムと言えるでしょう。

【洗顔石けんのデメリット】洗顔石けんを使うときの注意点を知って、魅力たっぷりの洗顔石けんを美肌づくりに役立てよう

洗顔石けんにはたくさんのメリットがある一方で、「肌に良くない」と言われてしまうのにはどんな理由があるのでしょうか？洗顔石けんで美肌をつくるには、使用上の注意点を知っておくことがとても大切。以下でひとつずつチェックしていきましょう！

洗顔石けんのデメリット①肌の状態によっては肌荒れにつながる

洗顔石けんを使うと肌がつっぱった感じがしたり、乾燥した感じがする方もいるかもしれませんね。前述した通り、人の肌は弱酸性ですが、石けんはアルカリ性。健康な肌であれば、洗顔石けんを使って肌がアルカリ性に傾いても、時間が経つと皮脂や汗により中和されて自然に弱酸性の状態に戻っていきます。

しかし肌の調子が悪いときに洗顔石けんを使うと、肌はアルカリ性に傾いたまま、元の弱酸性に戻ることができません。アルカリ性の状態が続いた肌は角質層が傷つき、肌荒れや乾燥などの肌トラブルを起こしやすくなるのです。

洗顔石けんのデメリット②泡立ちが弱いので肌の摩擦ダメージにつながりやすい

洗顔石けんは泡立ちが弱く泡がへたりやすいため、洗う時に肌を直接こすってしまい、肌の摩擦ダメージにつながる恐れがあります。また、きめが荒くきちんと泡立っていない泡は顔全体に広がりにくく、洗い残しが出ることも。

洗顔石けんを使うときは、泡立てネットを使用してよく泡立てることを意識しましょう。

洗顔石けんのデメリット③雑菌が繁殖しやすく衛生面で不安がある

固形石けんは、湿気の多いお風呂場で保管したり、濡れたまま石けん台の上で保管することが多いですよね。実は固形石けんは濡れたままの状態で保管しておくと、緑膿菌という菌が繁殖し、重大な感染症につながる恐れもあります。 緑膿菌は乾燥に弱いため、水が切れやすい石けん台を使い、使用後は湿度の低い場所で石けんを乾燥させて保管しましょう。

【洗顔石けんでの正しい洗顔方法を解説】きめ細かい泡でやさしく洗い上げ、美しく清潔な肌を手に入れよう

洗顔石けんは洗浄力が強いため、使い方を間違えると肌トラブルを引き起こす原因に。

美しく清潔な肌を手に入れるには、モコモコの泡で、すばやく・やさしく洗い上げるのがコツですよ。以下で、洗顔石けんを使った正しい洗顔方法をくわしく見ていきましょう！

洗顔石けんの正しい使い方①洗顔ネットを使ってきめ細かい泡をつくる

洗顔石けんは、前述した通り泡立ちが弱いものが多いですから、必ず泡立てネットを使いましょう。ネットは2重になったものが泡立ちやすくおすすめです。また、ネットの網目が小さいほど、きめ細やかな泡をつくることができますよ。

きめ細やかなたっぷりの泡は、毛穴の奥まで入り込んでしっかりと汚れを落としてくれますし、クッションの役目をして肌を摩擦ダメージから守ってくれます。

洗顔石けんの正しい使い方②泡は皮脂分泌の多い場所から順番に乗せる

洗顔石けんは洗浄力が強いですから、皮膚の薄い目もとは最後に泡を乗せましょう。鼻周りやあご、おでこなどの皮脂分泌が多くべたつきが気になるところから泡を乗せていきます。

洗顔石けんの正しい使い方③肌を直接こすらず、泡を転がすように洗う

たっぷりと泡立てた泡は、肌にただ乗せるだけでも汚れを浮き上がらせて吸着してくれますから、ゴシゴシと肌をこする必要はありません。泡を肌の上で転がすように、肌が動かない程度のごく軽い力で洗ってくださいね。

洗顔石けんの正しい使い方④洗顔の時間は1分以内を目安にすばやくおこなう

石けんの泡を長時間肌に乗せていると、肌からはどんどんうるおいが出ていってしまいますから、洗顔の時間は1分以内を目安にすばやくおこなってください。

薄めのメイクの日は30秒程度でも十分。たっぷりの泡は気持ちよくてついのんびりと洗顔してしまいますが、肌のうるおいを残すために、すばやい洗顔を心がけましょう。

洗顔石けんの正しい使い方⑤すすぎはぬるま湯で30回程度おこなう

泡を流すときは、ほんのり温かいくらいのぬるま湯を使い、30回程度はすすぎを繰り返しましょう。すすぎ残しはニキビやかゆみなどの肌トラブルの原因になるため、注意してくださいね。 生え際やこめかみ、フェイスラインは泡が残りやすい場所なので念入りにすすぎます。シャワーを直接顔にかけると、水圧が肌への負担となるのでやめてくださいね。

【編集部おすすめの洗顔石けんを紹介】うるおいを保ちながら肌汚れをしっかりオフしてくれる優秀アイテムはどの商品？

ここからは、編集部おすすめの洗顔石けんをご紹介！「肌の汚れはしっかり落としたいけど、うるおいはキープしたい！」という方はぜひチェックしてくださいね。

ETVOS｜ETVOS クリアソープバーはモコモコの濃密な泡が肌にうるおいを与えながら汚れをオフしてくれる洗顔石けん

コーセープロビジョン｜米肌 肌潤石けんはライスパワー®No.11配合で肌の保水力をアップしながら汚れを落としてくれるアイテム

再春館製薬所｜ドモホルンリンクル 洗顔石けんは保湿成分を贅沢に配合して驚くほどのしっとり肌になれるアイテム

編集部おすすめの洗顔石けんランキングをよりくわしく知りたい方は、こちらのランキング記事もチェックしてみてくださいね。

洗顔石けんの使い方をマスターしてうるおいのあるなめらか肌を目指そう

今回は洗顔石けんのメリット・ デメリットと、正しい洗顔方法、編集部おすすめの商品をご紹介しました。洗顔石けんは、正しく使えば肌を乾燥させることなく、がんこな毛穴汚れをスッキリ落としてくれますよ。

今まで「洗顔石けんは肌に良くない」と思っていた方も、今回ご紹介した内容を参考に洗顔石けんを取り入れて、うるおいのあるなめらかな肌をゲットしてくださいね。