美白化粧品の選び方って実は難しい!自分にピッタリな商品を選ぶ方法とは?
20代以降の女性が最も頭を悩ませている肌トラブルが、シミ&そばかすだということをご存知でしたか?そんなシミやそばかすへアプローチを施すためにまず思い浮かべるものといえば、やっぱり美白化粧品ですよね。自宅で手軽に美白ケアができる美白化粧品は、女性の強い味方です。


今回はそんな事態を避けるためにも、美白化粧品を選ぶ上で絶対におさえておきたい情報やコツを分かりやすく解説していきます。
美白化粧品の効果は3種類ある!自分に最適なのはどれか把握しよう
まずは、美白化粧品の効果を3つに分けて解説していくので、しっかりとチェックしていきましょう。
1.メラニンの生成を抑制!シミやそばかすを予防してくれる
シミやそばかすを予防したい人におすすめなのが、以下の効果がある2種類の美白化粧品です。
情報伝達物質の働きを阻害
紫外線を浴びた肌は情報伝達物質を通して、メラノサイトにメラニンの生成を呼びかけていきます。美白化粧品に含まれるトラネキサム酸やビタミンC誘導体等は、そんな伝達物質の働きをブロックしてメラニンの生成を抑制してくれる、優秀な美白有効成分です。
チロシナーゼの働きを阻害
メラニンは、チロシンと呼ばれるアミノ酸がルーツです。チロシナーゼと呼ばれる酵素の働きによってチロシンは変化を繰り返し、やがてメラニンになってしまいます。美白化粧品に含まれるアルブチンやコウジ酸は、メラニンを生成する上で必要不可欠となるチロシナーゼの働きを阻害してくれる、重要な成分です。
2.メラニンの排泄を促進!色素沈着を緩和してくれる
メラニンは本来、紫外線や刺激から細胞を守るという大切な役割があります。しかし、メラニンが過剰に蓄積されてしまうと、色素沈着が進んでシミやそばかすの原因に…。
そういった緊急事態へ備えるためにピッタリなのが、プラセンタエキス等が含まれている美白化粧品です。左記の美白有効成分は肌のターンオーバーを促進して、メラニンの蓄積を緩和してくれます。肌のターンオーバーがしっかり行われるとくすみやニキビといった肌トラブルの改善にも繋がるので、美白以外の効果も期待できるのは嬉しいですよね。
3.メラニンを還元!既存のシミやそばかすを薄くしてくれる
できてしまったシミやそばかすを薄くしたい人におすすめなのが、メラニンを還元してくれる美白化粧品です。ハイドロキノンを始めとする、メラニンの分解力がある美白有効成分入りの化粧品が、これに該当します。
ただし、そばかすは遺伝的な要素が強いことから自宅ケアで改善するのは難しいという見解もあるので、注意しましょう。

代表的な美白有効成分をしっかり解説!絶対におさえておきたい6種とは?
「美白有効成分の効果をもっと具体的に知りたい」という人も多いのではないでしょうか。ここではそんな要望にお答えするために、美白有効成分のなかでも代表的且つ優れた効果のあるものを紹介していきます。
3つの効果を合わせ持つ!万能型のビタミンC誘導体
美肌効果には優れているものの、肌へ浸透しにくい・酸化しやすい・水に弱いという弱点を持つビタミンC。そんなビタミンCが安定して角質層に吸収されるよう改良を施した成分が、ビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体は、上記で紹介したメラニンの生成を抑制する効果・メラニンを排泄する効果・メラニンを還元する効果が全て備わっています。皮脂の分泌を抑える働きやコラーゲンの生成を促す働きもあることから、まさに万能型の美肌成分だと言っても過言ではありません。ただし、肌の乾燥を招く恐れがあるため、使用する際は保湿をしっかりと行いましょう。
予防のスペシャリスト!医療現場でも大活躍なトラネキサム酸
抗炎症作用や止血作用があることから医療現場でも活躍を見せている、トラネキサム酸。そんなトラネキサム酸には、メラニンの生成呼びかける情報伝達物質(プロスタグランジン)をブロックする働きがあるといわれています。
炎症したメラノサイトを鎮める効果もあるため、メラニンの過剰分泌を抑制できるのも大きなポイントだといえるでしょう。
敏感肌の人でも安心!肌への刺激が少ないアルブチン
アルブチンはコケモモや梨などに含まれる植物性の成分で、チロシナーゼの働きを抑制する効果が期待できます。低刺激で安全性も高いことから、多くの美白化粧品に用いられる非常にポピュラーな美白有効成分です。
肌の代謝をアップ!保湿作用もあるプラセンタエキス
プラセンタエキスは、豚や馬を始めとする動物の胎盤から抽出された成分です。プラセンタエキスには、チロシナーゼの働きを抑制する効果と肌のターンオーバーを促進する効果があるといわれています。保湿作用にも優れているため、乾燥が気になる人にもおすすめですよ。
年齢肌に最適!くすみにも効果的なコウジ酸
コウジ酸は、味噌や醤油などの醸造に使用される麹から発見された成分で、チロシナーゼの働きを抑制する効果があります。黄ぐすみのもとになるAGEsの産生を抑制する効果もあることから、年齢肌にお悩みの人にピッタリです。
色素沈着をしっかりケア!医療機関でも処方されているハイドロキノン
チロシナーゼを抑制する効果とメラニンの還元を促す効果があるハイドロキノン。優れた美白効果から肌の漂白剤とも呼ばれており、色素沈着をケアする際の代名詞ともいえる成分です。以前は肌への刺激が強いことから医療機関でのみ処方されていましたが、薬事法の改正によって化粧品への配合も認められるようなりました。
現在は、肌への刺激が比較的少なく安定性もある新安定型ハイドロキノンが注目を集めていますが、不安な人は必ず事前にパッチテストを行いましょう。

美白化粧品の選び方を徹底解明!購入する前に意識しておきたい4つのポイント
美白化粧品は、購入する前に意識しておきたい4つのポイントがあります。これらの情報をしっかりと意識して、自分に合った美白化粧品を見つけましょう。
お試しで使いたいなら美容液!美白有効成分をしっかり体感しよう
美容液は他の基礎化粧品と比べると、美白有効成分が高濃度に配合されています。多少お値段は張りますがその分効果を実感しやすいので、美白効果が気になる人はまず美容液の使用を検討すると良いでしょう。
潤いは美白への鍵!保湿成分にも気を配ろう
肌の乾燥は、肌の保湿機能やバリア機能に悪影響を及ぼします。これらの機能が弱まると紫外線や肌への刺激に敏感になってしまうので要注意。左記の状態で美白ケアを行っても、満足のいく効果を得ることはできません。
そのため、美白効果を実感したい人は美白有効成分だけではなくヒアルロン酸やコラーゲンといった、保湿成分にも目を向けることが大切です。
継続するための絶対条件!テクスチャや香りにも注目しよう
「香りが好き」「つけ心地が良い」といった直感的な部分を重視することも、非常に大切です。美白ケアは毎日継続するからこそ、結果が出ます。いくら評判やコスパが良くてもテクスチャや香りが自分好みではない商品を選んでしまうと、継続するのは難しいでしょう。
そのため、テクスチャや香りにもしっかりとこだわって美白化粧品を選ぶことをおすすめします。
高額=効果があるとは限らない!値段に囚われるのはやめよう
美白化粧品は値段が高いからと言って必ずしも効果が期待できるとは限りません。上記でも触れましたが、美白化粧品は継続しないと効果を実感するのは難しいです。そのため、自分に無理のない価格帯の美白化粧品を選ぶことが大切。最低でも3ヶ月は使用することを目安にして、自分にピッタリな美白化粧品を探しましょう。
美白化粧品の選び方をしっかりと熟知して自分に合った美白ケアを施そう
配合成分や効果は、美白化粧品によって異なります。そのため、基本情報をおさえてから商品を選ぶことが大切です。「メディアで取り上げられている商品だから」と何となく手を伸ばしてしまうと、後悔する可能性が高いので要注意!
他の誰でもないあなただけに合った美白化粧品を見つけて、気になる悩みにアプローチをかけていきましょう。