ニキビには2種類あるって知ってる?化粧水を選ぶ前に簡単チェック!
治ったと思ったらまたできるしつこいニキビ……!ちゃんとスキンケアしているのに、なかなか良くならなくて悩んでいる人も多いですよね。
実はニキビには「思春期ニキビ」「大人ニキビ」の2種類があるって知っていますか?頑張っているのに良くならない人は、スキンケアを間違えているのかもしれません。
正しいニキビケアは、自分のニキビケアを知ることが第一歩。ニキビタイプを知ると、化粧水の選び方が見えてきますよ!
思春期ニキビ
「思春期ニキビ」は10代の思春期にできるのが特徴です。この時期は体が子供から大人へと変化していく時期で、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが乱れやすくなります。
男性ホルモンには皮脂を分泌する働きがあるので、思春期ニキビはこの男性ホルモンが増えていることが原因と考えられています。
そのため、思春期ニキビは皮脂線が多いおでこや鼻などのTゾーンにできやすい傾向があります。過剰な皮脂をケアするには、オイルフリーのものや皮脂バランスを整える成分が入った化粧水を選ぶといいでしょう。
大人ニキビ
思春期を過ぎた20歳以上の人にできるニキビを「大人ニキビ」と呼んでいます。思春期ニキビがTゾーンにできやすいのに対し、大人ニキビはフェイスラインや頬などのUゾーンにできやすいのが特徴。
こちらは原因は多岐にわたり、思春期のようなホルモンバランスの乱れによる過剰な皮脂だけが原因ではありません。
以下のような生活習慣に心当たりはありませんか?
- 仕事や生活でストレスがたまっている
- 無理なダイエットをしている
- 食事は外食が多い
- 睡眠不足or夜更かしをしている
これらはターンオーバーの乱れやホルモンバランスの乱れをまねきやすく、乾燥肌の原因となるものです。ニキビ化粧水で肌環境を整えながら、生活習慣の見直しも行っていきましょう。
キーワードは3つ!ニキビ化粧水を選ぶ時のポイントを解説
ニキビ化粧水を選ぶ時に確認しておきたいのは「ノンコメドジェニックテスト」「高保湿」「低刺激」の3つです。どれもニキビケアに欠かせないワードなので、ぜひ覚えておきましょう。
- ノンコメドジェニックテスト「コメド」とは毛穴の詰まった皮脂「角栓」のことです。つまり、「ノンコメドジェニックテスト」というのは、コメド(=ニキビのもと)ができにくいことを確認するためのテスト。 化粧品に配合される成分の中には、美肌効果がある一方で、コメドをできやすくしてしまうものもあります。 化粧水に「ノンコメドジェニックテスト済」と書いてあれば、実際にヒトに塗布してコメドができにくかったことを確認したということになります。 ただし、「ノンコメドジェニックテスト済」というのは、すべての人にコメドができない、という意味ではありません。あくまでも「コメドができにくい」という意味です。ニキビができる可能性を小さくするためにも、ニキビ化粧水は「ノンコメドジェニックテスト済」の表示があるものがおすすめです。
- 高保湿ニキビ肌さんは皮脂で肌がベタつきがち。「ベタつくから保湿しなくていい」と思うかもしれませんが、ニキビ肌でも水分補給は必要です。 なぜなら、ニキビ肌に過剰になっているのは「油分」であって「水分」ではないからです。肌の水分が足りないので、うるおいを与えるために皮脂が分泌されてしまうのです。 ニキビ化粧水を選ぶ時は、しっかりと水分を補給し、水分を逃がさない高保湿タイプのものを選びましょう。
- 低刺激ニキビ肌は炎症を起こしたり乾燥したりと、とてもデリケート。化粧水はなるべく肌に刺激になりやすい成分が入っていないものを選びましょう。 特に避けたい成分は、香料、着色料、防腐剤、鉱物油、アルコールなどです。「アレルギーテスト済」の表示があれば、アレルギーが起こりにくい処方ということになるので、心配な人はこの「アレルギーテスト済*」も一緒に見ておくといいでしょう。(*全ての方にアレルギーが起こらないという意味ではありません。)
選び方はココが大事!ニキビケア化粧水を買う前にチェックしたい8つの成分
ニキビをケアできる成分には以下のようなものがあります。人によっては合わない成分もあるので、自分の肌と相談しながら必要な成分を選びましょう。
硫黄(イオウ)
殺菌成分として配合されます。温泉でも美肌効果があるところは硫黄泉であることが多いですよね。ニキビの原因を作るアクネ菌を殺菌するのでニキビケアにも期待ができます。
グリチルリチン酸ジカリウム
漢方にも使われる「甘草」の根から抽出される成分です。肌をすこやかに導く働きがあり、スキンケア化粧品や日焼け止め、ヘアケアなどに幅広く使われています。
ヒアルロン酸
わずか1グラムで1リットルもの水分を抱え込むという、頼もしい保湿成分です。私たちの肌にはもともとヒアルロン酸がありますが、年齢と共に減少していきます。ニキビの原因となる乾燥予防におすすめです。
セラミド
肌の中の細胞と細胞の間を、水分で満たしてうるおいが逃げないようにする成分です。肌にバリア機能を作って外部刺激から肌を守ります。
ピーリング成分
角質をやわらかくし、塞いでしまった毛穴を開きやすくする成分です。AHAやフルーツ酸、サリチル酸などの種類があります。
ビタミンB
ニキビや肌荒れを防ぐ働きがあります。また、過剰に分泌されてしまう皮脂のバランスを整えることも期待できます。
ビタミンC誘導体
美白成分として有名ですが、ニキビが治った後のケアにおすすめです。また、皮脂の酸化を防ぐ働いだり、皮膚の皮脂バランスを整える働きもあります。
ビタミンE
肌荒れや皮脂の酸化を防ぐ働きがあります。ニキビ予防はもちろん、血行を良くすることからくすみやクマなどのケアにも使われます。化粧品の成分名としては「トコフェロール」という名称で表記されることが多いです。
ニキビ化粧水ですべすべ美肌をめざす人のためのQ&A
男性のニキビ化粧水は女性とは違うの?
化粧水の選び方は男性でも女性でも基本的に同じです。男性用と書いてある化粧水を女性が使うこともできますし、女性向けに販売されている化粧水を男性が使ってもかまいません。 ただ、男性と女性とでは根本的な肌質が違います。男性は男性ホルモンが活発なので、皮脂が過剰になりやすく、そのぶんニキビになりやすい傾向があります。そのため、男性がニキビ化粧水を選ぶ場合には、「オイルフリー」のものがおすすめです。
ニキビが治ったら化粧水はいらない?
ニキビが治ったらスキンケアをしなくていいということにはなりません。なぜなら、ニキビ予防には保湿が非常に重要だからです。 洗顔後の肌に化粧水をつけずにいると、肌がどんどん乾燥し、水分不足に陥ってしまいます。すると乾燥から肌を守るために皮脂が活発に分泌されて、その皮脂が毛穴に詰まってニキビをまねいてしまうことも……! また、乾燥はシミや乾燥小じわ、毛穴の開きなどあらゆる肌トラブルを引き起こす原因です。ニキビができていなくても、すこやかな肌をキープするために化粧水で保湿ケアを忘れないようにしましょう。
ニキビがあるとクリームは使ってはいけないの?
クリームには油分が入っていてニキビには良くない、というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもクリームが良くないとは言い切れません。 なぜなら化粧水をつけただけでは、またすぐに水分が蒸発してしまうからです。 化粧水をつけたら、乳液やクリームなどで水分を蒸発しないように閉じ込めることが大事です。 一般的には乳液でじゅうぶん、とも言われますが、肌の状態によってはクリームが必要な場合もあるので、一概には言えません。 ただ、ニキビのもとになるアクネ菌は油分を餌にして繁殖します。ニキビ肌の人が乳液やクリームを使う時は「ノンオイル」「ノンコメドジェニック」「ニキビ用」などの表示があるものを使うといいでしょう。
皮脂がベタベタするからひんぱんに洗顔したほうがいい?
きれいに洗顔しても、また数時間で皮脂でベタベタしたりテカったり……気になりますよね。でも、洗顔は朝晩2回がベスト。それ以上は肌の乾燥をまねく原因になるのでおすすめできません。 テカリやベタつきが気になって洗顔しても、乾燥を感知した肌は活発に皮脂を分泌しようとします。つまり、過剰な洗顔は皮脂の分泌を誘引してしまうのです。 ベタつきが気になる人は肌を乾燥させないように化粧水などで保湿ケアを行い、どうしてもテカリが気になる時はティッシュなどで軽く押さえる程度にしておきましょう。
ピーリングはニキビケアにいいの?
ピーリングもニキビケアとして効果的です。 そもそも、ニキビは古い角質が毛穴のまわりに積もり、毛穴を塞いでしまうことが原因。毛穴を塞いでいる古い角質をピーリングで取り除くことで、肌のザラつきや毛穴のつまりをケアすることが期待できます。 ただ、ピーリングは本来なら自然に落ちるはずの角質を、強制的に落とす行為です。肌への刺激も強く、すべてのニキビ悩みにおすすめできるわけではありません。
もうニキビ化粧水選びに迷わない!正しいニキビケアでお肌つるつる
ニキビ化粧水はたくさんありますが、選ぶ時に注目したいのは「ノンコメドジェニックテスト」「高保湿」「低刺激」の3つです!
「角栓ができにくく」「しっかり潤って」「肌に刺激を与えにくい」この3つのキーワードを手掛かりに探すと、きっとあなたのニキビ悩みに合った化粧水が見つかりますよ。
気になる化粧水が見つかったら、ニキビをケアできる成分が入っているかもチェックしてみましょう。特に保湿成分のヒアルロン酸やセラミドはニキビが治った後も大事にしたい成分です。
水分チャージや肌荒れ予防成分を上手く取り入れていくと、つるつるのたまご肌に一歩近づけますよ♪