毛穴の角栓ってどうしたらいい？ 自宅で簡単にできる角栓ケアで至近距離でもOKな毛穴レス肌へ

ポツポツと目立つ毛穴の角栓、気になりますよね。マスクをはずす機会が増え、ますます悩ましい毛穴問題。「角栓がブツブツ浮き出てくるからマスクなしでは笑えない」なんていう声も…。

今回は今すぐ始められる角栓除去ケアや注意点、おすすめのアイテムをたっぷりご紹介します！ 正しいお手入れで毛穴や角栓が目立たない、つるつるなめらかな美肌を育みましょう！

【毛穴に角栓が詰まる原因とは】角栓ができる原因を知って正しい毛穴ケアのヒントに

まずは毛穴が詰まって角栓ができるメカニズムを解説します！ 改めて仕組みがわかると、これまでの角栓ケアの改善点が見えてくるかもしれません。

 

毛穴の角栓＝過剰に分泌された皮脂＋古い角質・汚れ

毛穴に角栓が詰まるのは皮脂が過剰に分泌されているためです。

ストレスやメイクの落とし残し、間違ったお手入れなどによってバリア機能が低下。乾燥しやすい状態になった肌を守ろうとして、皮脂の分泌が活発になります。過剰になってしまった皮脂はスムーズに排出できなくなり、肌表面の古い角質や汚れなどと混ざりあって白い塊になってしまいます。これが「角栓」の正体です。

さらに空気や紫外線などにふれやすい鼻の頭では、白い塊が酸化して黒ずみ、より目立つようになる場合があります。黒いポツポツの状態、いわゆる「黒ずみ毛穴」「いちご鼻」です。

多くの方が悩む「詰まり毛穴」はマスクの影響も？

調査をしてみると、毛穴の悩みとして「詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」を挙げている方は約半数にものぼります。

調査期間：2022年12月22日〜2022年12月27日／インターネット調査／モニター提供元：ランサーズ／毛穴に悩む女性265人（対象：20歳代〜50歳代）

皮脂が多くなるのは男性ホルモンが原因で、遺伝や性別、年齢、ストレスなどが影響します。ただ、このように「詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」に悩む方が多いのは「マスク生活」の影響も少なからずあるようです。

マスクをすることの精神的なストレスと、マスクがあたる摩擦などの物理的なストレスが肌のターンオーバーを遅らせ、不要な角質が正常に剥がれ落ちず、厚く硬く積み重なる「角質肥厚（ひこう）」という状態に陥ります。

こうして肌表面に溜まった「古い角質」と、マスク内の温度上昇により分泌量が増えた「皮脂」とが混ざりあい、毛穴が詰まりやすい状況が続いたため、例年以上に毛穴の角栓に悩む方が増えていると考えられます。

毛穴の角栓は悪いことばかりじゃない！ 角栓は毛穴を守る役割も

毛穴に角栓が詰まっているといわれると「うまく汚れを落とせていないのかな」など悪いイメージを持つかもしれませんが、実は角栓は誰でも詰まっているんです！

「角栓」は単なる毛穴の詰まりではなく、マスクによる摩擦などの外的刺激から毛穴を守ってくれる役割も担っているからです。

「皮脂」が毛穴から分泌されるのも、肌を乾燥や外的刺激から守るためなんですよ。

つまり、「角栓」も「皮脂」も憎むべき悪者ではなく、重要な役割がある働きもの。肥厚した角質や大きくなって飛び出た白い角栓、酸化して黒ずんで見えるようになった角栓は、強引に取り除くのではなく、やさしくオフしてあげましょう。

【角栓ケアのNG行動・正しいケア方法】つるんと毛穴で化粧ノリもアップ

世の中には角栓を除去する方法として、さまざまな情報があふれています。角栓を取り除く感覚を味わえるものの、逆に毛穴を広げてしまう結果になったり、別の肌トラブルを引き起こしてしまったり…

間違ったケアで後悔する方が増えないように、まずは「やってしまいがちなNGケア」について解説した後、「正しい毛穴・角栓ケア」をしっかりご紹介します！

こんな角栓ケアは絶対にNG！ ついついやってしまう間違った毛穴のお手入れ方法4つを紹介

角栓を無理に除去して肌に刺激を与えると炎症が起こります。 すると、肌がもともと持っている防御作用で角層が厚くなり、ますます毛穴が開いて角栓が詰まってしまう という悪循環になります。心当たりがある方は見直してみてくださいね！

【NG行動①】角栓を押し出す

気になるからといって、つい 指やピンセット、綿棒、コメドプッシャーなどで無理やり角栓を押し出したり、かき出したりしていませんか？ 肌に刺激を与えるだけでなく、雑菌が入って炎症を起こすおそれも！ 毛穴がさらに開いて余計に皮脂が詰まりやすくなるなど、リスクが大きいのでやめましょう。

【NG行動②】吸着力が強すぎるパックを頻繁におこなう

貼って剥がすタイプの「ピールオフパック」は商品に記載されている適正回数を必ず守って ください。物理的な刺激が加わるものだけに、頻繁におこなうと肌にとって大きな負担になります。また、アフターケアの保湿が十分でないと、より角栓をつくりやすい肌になってしまいますよ。

【NG行動③】クレンジングや洗顔でゴシゴシこする

やさしくなじませるだけで汚れが十分に落ちるように商品は設計されています。肌をゴシゴシ強くこするように洗うと乾燥しやすくなり、肌を守ろうとしてさらに過剰に皮脂が分泌されてしまいます。

また、熱いお湯で顔をすすぐのもNGです。肌のバリア機能を果たす皮脂を必要以上に落としてしまい、やはり皮脂の過剰分泌につながります。すすぎは、ぬるま湯でおこないましょう。タオルの摩擦にも気をつけてくださいね。

【NG行動④】何度も洗顔をする

皮脂が気になって必要以上に1日に何度も洗顔をすると、必要なうるおいまで奪われて肌のバリア機能が壊れてしまいます。1日の洗顔は朝と晩の2回が基本で、よほどのことがないかぎり、それ以上に洗顔する必要はありません。

今日からできる！ 毛穴の角栓を除去する正しい方法を5つ紹介

クレンジングと洗顔料は皮脂や古い角質をきちんと落とせるアイテムをチョイスし、清潔な手でやさしく洗いましょう。日々の皮脂や古い角質、メイクなどの汚れを残さないこと。そして、皮脂を過剰に分泌させないための適切な保湿が肝心です！

【正しい角栓ケア①】「オイルクレンジング」で皮脂を柔らかくする

角栓の約30％は「皮脂」、残りの約70％は「タンパク質」でできています。

まずはオイルクレンジングで「皮脂」を乳化させて溶かし出しましょう。毛穴が気になるTゾーンや、あごから洗い始め、指の腹でやさしくていねいになじませてください。

オイルをクリーム状に固めた「クレンジングバーム」も毛穴汚れを溶かしてくれるので、おすすめですよ。雑菌が入るのを防ぐため、クレンジングバームの容器には直接手を入れず、スパチュラを使うようにしてくださいね。肌への摩擦を防ぐため、手に取ったらオイル状になるまで体温でよく溶かすのもポイントです。

温感タイプのホットクレンジングを使うのもいいですね。

〈ホットタオルのつくり方〉

1. 清潔なフェイスタオルを水で濡らして軽く絞る
2. 電子レンジ（500W〜600W）で30秒〜60秒ほど加熱
3. やけどに注意しながら3分程度、顔にのせる
4. 肌が温まっているうちにクレンジングをおこなう

詰まり毛穴・角栓におすすめの【クレンジングTOP3】をご紹介！

オイルタイプのクレンジングが頑固で硬くなった角栓もこすらずオフしてくれる1位のオルビスがおすすめです！

2位のママコスメはバームタイプ、3位のマナラは温感クレンジングゲルタイプです。

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【正しい角栓ケア②】「酵素洗顔」でタンパク質を分解

オイルクレンジングで「皮脂」にアプローチした後は、酵素洗顔で「タンパク質」にアプローチしましょう！ 酵素がタンパク質の表面を柔らかくしてくれるので、角栓がポロっととれやすくなります。

洗顔料をよく泡立てて、弾力性のあるたっぷりの泡でやさしく洗いましょう。その際、手と肌が直接触れないように意識するのがポイントです。洗い残しがないように顔全体を、ぬるま湯でしっかりすすぐことも忘れずに。

朝の洗顔タイムやメイクをしていないときは、ぬるま湯できちんと予洗いをしてから洗顔料を使ってくださいね。

汚れを吸着する「炭」「クレイ（泥）」などが配合された洗顔料もおすすめです！

刺激によって皮脂分泌が過剰にならないよう、肌に負担の少ないものを選ぶことも大切です。

詰まり毛穴・角栓におすすめの【洗顔料TOP3】をご紹介！

炭配合の酵素洗顔パウダーが毛穴の黒ずみをケアしてくれる1位のオバジCがおすすめです！ 酵素洗顔にはめずらしいビタミンC配合なのも、うれしいポイント。

2位のファンケルは汚れをからめとってくれる炭・吸着泥が含まれた酵素パウダー、3位のPOLAは毛穴の角栓・汚れを落とすだけでなく、柔らか肌になれる最高峰といわれるB.Aシリーズの洗顔料です。

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【正しい角栓ケア③】 保湿する

角栓がとれた毛穴のバリア機能は低下しています。毛穴が開きっぱなしにならないためにも、たっぷりの化粧水でしっかり保湿を。毛穴の気になる部分には重ねづけをしましょう。

【正しい角栓ケア④】ビタミンCをチャージ

過剰な皮脂分泌を抑制するために、ビタミンCが高濃度で配合されている美容液をぬります。顔全体を包み込むようになじませたら、毛穴が気になる部分に指の腹を使って押し込むようになじませてください。

ビタミンCは角層を柔らかくして毛穴の詰まりを防いだり、毛穴のまわりの炎症を抑えたりとマルチに活躍してくれます。酸化して黒くなった毛穴・角栓にもにアプローチできます。毎日たっぷりぬりましょう。

【正しい角栓ケア⑤】乳液やクリームでうるおいをとじこめる

詰まり毛穴が気になる肌には、水分と油分をバランスよく含む乳液やジェルクリームでフタをするのがおすすめです。乾燥が気になる頬などには多めにのせ、毛穴が気になるTゾーンやあごには少なめに、やさしくなじませてください。

ベタつきを感じる場合は、量を減らしたり、テクスチャーの軽いものを選びましょう。ただ、ベタつきが気になるからといって乳液やクリームをまったくつけないのはNG。つけた化粧水や美容液が蒸発しないようにフタをすることが大切です。

詰まり毛穴・角栓におすすめの【毛穴ケアトライアルTOP3】をご紹介！

医学博士が医療目的で開発したシリーズで、吸着毛穴の1/2000の大きさの超微粒子クレイが毛穴の汚れだけを取り除く洗顔料や、即効性の高いピュアビタミンCを高濃度に配合した美容液などが「黒ずみ毛穴」の悩みをケアしてくれる1位のビーグレンがおすすめ！

2位のオルビスユーは毛穴汚れや皮脂を吸着するクレイが配合された洗顔料と、「とろぱしゃ」質感の保湿ケアで毛穴の目立ちにくいハリ肌へ導くシリーズです。3位の米肌は毛穴が目立つ原因に着目してつくられたシリーズで、ライスパワーの保湿効果により毛穴をケアします。

ぜひランキングの中から、自分の肌質や好みのテクスチャーのシリーズ・アイテムを選んでみてくださいね。

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【毛穴の角栓を予防するコツ】新たな角栓をつくらせない効果的な対策

角栓は一度除去しても、またできてしまうもの…

 

角栓を取り除くだけでなく「できにくくする」ことも大切です。毎日のケアに加えることで新たな角栓をつくらせないプラスワンアイテムをご紹介します！

 

毛穴角栓のプラスワンTIPS①「拭き取り化粧水」

肌のざらつき・ゴワつきを感じたら角層が厚くなってきているサインかも。

洗顔後に「拭き取り化粧水」を使うことで、クレンジングや洗顔で落としきれなかった角栓や不要な角質をオフしてくれます。毛穴詰まりの改善やベタつき軽減の効果もある、うれしいアイテムです。

コットンがヒタヒタになるくらい「拭き取り化粧水」をたっぷりひたしたら、肌が動かないくらいのやさしい力で、くるくるなじませて拭き取りましょう。ただし、高頻度で使うと正常な角層も取り除いてしまうおそれがあるので、肌のざらつきが気になったときの「スペシャルケア」として取り入れてくださいね。

詰まり毛穴・角栓におすすめの【拭き取り化粧水TOP3】をご紹介！

「きちんと洗顔しているのにコットンが真っ黒になった！」という口コミが多く寄せられるほど、ふきとりの効果が目に見える1位のナリスがおすすめです！ 「純化白花豆エキス」が不要な角質をおだやかに取り除き、保護してくれます。

2位のベネフィークは「ひたして うかせて からめとる」というメカニズムにより、摩擦の心配をあまりせずに使えます。浄化感のある爽やかなハーバル・フローラルの香りも人気です。3位のオードムーゲは角質除去だけでなく殺菌・抗炎症成分を配合し、肌に隠れた菌や汚れを取り除く超ロングセラーアイテム。低価格でコスパよく使えるのも魅力です。

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毛穴角栓のプラスワンTIPS②「収れん化粧水」

「収れん」とは肌を引きしめたり、発汗を抑えたりする作用のことで、「トーニングローション」とも呼ばれています。

皮脂によるベタつきや毛穴の開きが気になるとき、スキンケアの最後に「収れん化粧水」をプラスしましょう。コットンでやさしくパッティングすることで、皮脂をコントロールしながら毛穴をキュッと引きしめてくれます。

アルコール成分が含まれている商品が多いので、赤みやかゆみなど刺激を感じる場合は無理に使用せず、肌にあうものを探してみてくださいね。

自信を持ってマスクをはずせる「毛穴レス美肌」づくりをさっそくはじめましょう！

毛穴の角栓予防は「正しいスキンケア」はもちろんのこと、「規則正しい生活」も大切です。過剰な皮脂分泌が起こらないよう、日ごろの生活習慣やお手入れを一つひとつ見直してみましょう。毎日の食事の栄養バランスや水分補給、質のよい睡眠はとれていますか？

角栓の予防にはビタミン類の積極的な摂取がおすすめです。一方で脂質・糖質・アルコールは、とりすぎると皮脂が過剰に分泌され、角栓がつまりやすくなりますので、ご注意を。

いかがでしたか？ ここまでで毛穴・角栓ケアにとって刺激は大敵ということは十分に理解いただけたと思います。日々のお手入れをリニューアルして、ていねいなお手入れを心がけてみてください！

毛穴の角栓や黒ずみが気にならない、つるつるなめらかな美肌へ。自信を持ってマスクをはずして、あなたらしいとびきりの笑顔を見せてくださいね！