オールインワンは、化粧水・美容液・乳液・クリームがひとつになった便利なアイテムです。しかし、「オールインワンはやめたほうがいい」「実は肌に悪い」といった声もあるので、本当のところどうなのか気になりますよね。
そこで今回は、オールインワンがダメだと言われる理由について、否定派の意見を徹底解説していきたいと思います。これからオールインワンを使おうか悩んでいる方、オールインワンで失敗したくない方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
Novel Hero代表 木村さん
ECモールを中心に化粧品を販売するNovel Heroの代表。ノベルアイブロウ、ノベルオールインワンジェル for MENなどのオリジナル化粧品も取り扱い、メンズコスメの選択肢を増やしている。 HP:https://novelhero.net/
オールインワンはやめたほうがいいと言われる3つのデメリットを解説!時短でケアしてうるつや肌になろう
オールインワンは、スキンケアの手間を減らしたい忙しい方にとって便利なアイテムです。しかし、一部では「オールインワンはやめたほうがいい」との意見も少なくありません。
その理由として、使い方や肌の状態によって思わぬデメリットが生じることがあるためです。ここでは、オールインワンのデメリットとメリットをそれぞれ解説します。自身に合ったスキンケア方法を見つけて、うるおいのある肌を手に入れましょう。
【オールインワンのデメリット】アイテムを使い分けて乾燥知らずの肌を手に入れようオールインワンはやめたほうがいいと言われる理由を解説
オールインワンは短い時間でスキンケアできることに加え、保湿力もライン使いとそれほど変わらない優秀なアイテムです。では、どうして「オールインワンは使わないほうがいい」と言われるのでしょうか。オールインワンのデメリットについて見てみましょう。
【オールインワンのデメリット①】季節の変わり目などに合わせて水分や油分の量を調節できない
季節や環境、生活習慣によって肌は乾燥したりオイリーになったりと揺らぎます。そんなとき、肌には「そのとき必要な成分」を補い、「そのとき必要ない成分」は減らすというスキンケアが必要です。
しかし、オールインワンはひとつのアイテムに化粧水・美容液・乳液・クリームの美容成分がまとまって入っているので、特定の成分の量を調整するといったことはできません。そのため、肌にとって「そのとき必要な成分」を補うことができず、乾燥などの肌トラブルが悪化してしまうことがあります。
【オールインワンのデメリット②】肌に合わなかった成分がわかりにくい

オールインワンを使って肌に合わなかったとき、どの成分が合わなかったのかわかりにくいのもオールインワンのデメリットのひとつです。
化粧水や美容液などを重ね塗りしていて肌に合わなかった場合は、「これかな?」と思うアイテムを使わないようにしてみることで、合わなかった化粧品や成分を特定できます。これに対し、オールインワンはスキンケア化粧品の美容成分がひとつにまとまっているため、どの成分が肌に悪影響を与えたのか判断がつきにくいという特徴があります。
【オールインワンのデメリット③】水分を閉じ込めるエモリエント効果が低いものもある
スキンケア化粧品は、基本的に化粧水で水分を補い、その後に乳液やクリームで油分を補います。油分は、肌に蓋をしてうるおいを閉じ込める「エモリエント効果」を持つ大切な成分です。
乳液には20〜30%、クリームには40%ほど油分が含まれていて、エモリエント効果を発揮してくれます。しかし、水溶性美容成分が多く含まれているオールインワンには、油分はほんの数%しか含まれていないので、エモリエント効果は低くなっています。

【オールインワンのメリット】さっとスキンケアを済ませてすこやかな肌状態をキープしよう
ここまではオールインワンのデメリットや、オールインワンに向いていない方について徹底解説してきましたが、オールインワンにはもちろんメリットもあります。では、オールインワンのメリットとはなんなのか、オールインワンを使うべき方とはどんな方なのか見ていきましょう。
【オールインワンのメリット①】子育てが忙しい人や朝のスキンケアに時間がない人でも時短でケアできる
オールインワンのメリットは、なんといっても時短スキンケアができるということです。たったひとつでスキンケアが完了するので、重ね塗りするよりもずっと短い時間で保湿できます。
そのため、子育て中でなかなか自分の時間が取れない方や、毎朝時間がなくてゆっくりスキンケアする時間がない方に特におすすめです。
また、在宅ワークでメイクをする機会が減ると同時にスキンケアする回数も減ってしまったという方も、オールインワンなら短時間でスキンケアできるので無理なく回数を増やせます。
【オールインワンのメリット②】塗布する回数が少ないため肌への摩擦や負担を減らせる
化粧品を塗るとき肌の摩擦は刺激となり肌荒れやニキビの原因になってしまいます。しかし、オールインワンはライン使いのようにいくつも化粧品を重ね付けしないので、肌に塗るときの摩擦が少ないというメリットがあります。摩擦による刺激が気になっているという方は、ぜひオールインワンを試してみてください。
【オールインワンのメリット③】油分を塗布しすぎずメイク崩れを防止できる
余分な油分はメイクの大敵です。乳液やクリームの油分が肌に残ったままメイクをすると、化粧崩れが起こりやすくなります。
オールインワンは乳液やクリームに比べると油分の量が少ないので、メイク前のスキンケアにぴったりです。朝、数種類のスキンケア化粧品をしっかり肌になじませる時間がないという方は、オールインワンでスキンケアしてからメイクをするのがおすすめです。
メイクの前にオールインワンを使う場合、気をつけたいのは「オールインワンをつけすぎないこと」と「肌を強く擦らないこと」です。オールインワンの量が多すぎたり肌を強く擦ってしまうと、オールインワン特有のモロモロ(ゲルポロ )が出てしまうので注意しましょう。
【オールインワンのメリット④】他のアイテムを常備する必要がない
スキンケア化粧品をライン使いしていると、「化粧水だけなくなってしまった」「乳液が足りない」なんてこともありますよね。うっかり切らしてしまわないようにストックしておいても良いのですが、何種類もストックを買っておくと場所をとるし費用もかかります。
そんなとき、オールインワンをひとつ用意しておくと、どのスキンケア化粧品が切れても代用できます。さらに、オールインワンは「今日はすごく疲れたからスキンケアするのが面倒」というときや寝坊したときにも活躍してくれるので、「うっかりスキンケア化粧品を切らすことが多い」という方は、オールインワンをストックしておいても損はありませんよ。

肌悩みが解消できるオールインワンの選び方とおすすめ3選を発表!エイジングケアにピッタリなオールインワンで若返ろう
オールインワン化粧品は、化粧水からクリームまでひとつでケアできる便利なアイテムです。しかし、自分にぴったりなオールインワンを使用しないと、肌トラブルの原因になったり効果を実感できなかったりします。
ここでは、肌悩みを解消できるオールインワンの選び方とエイジングケアできるオールインワンのおすすめTOP3をご紹介します。自分に合ったオールインワンを見つけ、すこやかでハリのある肌を目指しましょう!
オールインワンの選び方3つ!肌質や肌悩みに合わせて選んで肌を健康に保とう
オールインワンを選ぶ際は、以下の項目をチェックしましょう。
- 肌質に合わせて選ぶ
- 肌悩みに合わせて選ぶ
- テクスチャーで選ぶ
自分の肌に合ったものを選んで、日々のスキンケア時間を快適に過ごしてくださいね。
肌質に合わせて選ぶ
オールインワンは、油分や水分など自由に調整ができません。そのため、自身の肌質に合ったものを選ぶことが大切です。
乾燥肌の方は、保湿成分が多く含まれているものを選びましょう。クリームタイプなど、しっとり感のあるものがおすすめです。セラミドやヒアルロン酸、スクワランなどの保湿成分は、肌の水分を保ってバリア機能を強化します。さらに、乾燥による小ジワや肌荒れを予防して、ふっくらとしたやわらかい肌を実現できますよ。
脂性肌の方は、ジェルタイプやローションタイプなど、ベタつきを抑えてくれる軽めのものがおすすめです。ビタミンC誘導体やアロエベラエキス、カモミールエキスなど皮脂の分泌を抑えて肌を整えてくれる効果が期待できます。さらに、ベタつきを抑えたサラサラの肌は、メイク崩れを防いでくれますよ。
敏感肌の方は、アルコールや香料など肌の刺激になりやすい成分が入っていない低刺激処方のものがおすすめです。特に刺激に弱い方は、成分表示をしっかりと確認してすこやかな肌を保ちましょう。
肌悩みに合わせて選ぶ
オールインワン化粧品は、さまざまな肌悩みに対応する成分が含まれているものが多く、自分の悩みにピッタリな製品を選ぶことで効率よくケアできます。
美白ケアをしたい方は、メラニンの生成を抑えてシミの予防が期待できるビタミンC誘導体やトラネキサム酸が含まれているものを選びましょう。また、シワ改善やたるみが気になる方は、コラーゲンの生成を促進して肌のバリア機能を整えてくれるナイアシンアミドや、肌の生まれ変わりを促すレチノールなどの成分がおすすめです。
どんな肌悩みがあって、自分の肌にはどの成分が必要なのか見極めて選びましょう。
テクスチャーで選ぶ
使い心地は、毎日のスキンケアを楽しく続けられるかどうかの大きなポイントです。そのため、自分の好みや肌質に合わせて選ぶと良いでしょう。
クリームタイプは、重めのテクスチャーでしっとりと保湿できるため乾燥肌の方におすすめです。夜のケアに使用することで肌内部にうるおいを閉じ込め、翌朝の肌がやわらかくふっくらするでしょう。
ジェルタイプやローションタイプは、軽い使用感で脂性肌の方におすすめです。夏場や湿度が高い時期にも最適で、さっぱりとしており肌にベタつくことなく使用できます。
おすすめのオールインワンTOP3!エイジングケアしてシワのない若々しい肌を維持しよう
ここからは、数あるオールインワンの中から編集部が厳選したオールインワン3選を発表します。オールインワンも進化していて、美白やエイジングケアの効果があるものもあります。これまで「オールインワンは合わない」と思っていた方も、お気に入りのオールインワンが見つかるかもしれません。
SEAC|朝用・夜用オールインワンで紫外線と外的刺激から肌を守ろう
- 24時間シワ改善オールインワン
朝と夜2つのオールインワンを使い分けて守ると育てる2つのケア
SEAC シワ改善オールインワン
朝用3,740円/夜用4,620円(税込・約1ヵ月分) →朝夜両方の1ヵ月分が入ったトライアルセット各々1,000円(税込)
商品について詳しくはこちら
SEACのオールインワンは、朝用・夜用のオールインワンでナイアシンアミドと7種のコラーゲンが配合されている日本初の商品です。朝と夜それぞれに必要な成分が配合されており、異なる肌状態に合わせてケアしたい方におすすめです。
朝用は紫外線のダメージから肌を守るため、カプセル化された紫外線防止成分が配合されています。さらに夜用は、乾燥や外的刺激などのストレスで疲れた肌を修復してサポートしてくれます。時間はかけたくないけど、朝と夜の肌状態にぴったりのケアをしたいという方はぜひ一度使ってみてくださいね。
オルビスアンバー|ヴァイタルトリートメントクリームで肌にしっかりとうるおいをもたせて若々しい肌を手に入れよう
- オルビス発のオールインワン登場
これ1つで!賢くラクに徹底エイジングケア!
オルビス ヴァイタルトリートメントクリーム
4,620円(税込)/50g(約2ヵ月分) →オルビス アンバー 7日間体験セット980円(税込・送料無料)
商品について詳しくはこちら
ヴァイタルトリートメントクリームは、くすみやシミ、シワや乾燥など気になる年齢肌の悩みを効果的にケアしてくれる商品です。水溶性の保湿成分がたっぷりで、うるおいを肌内部にまで引き込んでキープしてくれるため、年齢肌による乾燥が気になる方におすすめです。
さらに、シワ改善と美白に効果が期待できる、有効成分のナイアシンアミドと4種類のコラーゲンでハリを徹底的にサポートします。また、乾燥が気になる部分には重ね付けすることでパックとしても活用できます。
リ・ダーマラボ|モイストゲルプラスで贅沢ケアしてハリとツヤを取り戻そう
- エイジング用進化オールインワン
ハリ・弾力実感度92%!うるおい・ハリ艶がすべて叶う機能性オールインワンゲル
リ・ダーマラボ モイストゲルプラス
5,060円(税込) / 100g(約30日分) →初回限定2,300円(税抜/送料無料)
商品について詳しくはこちら
モイストゲルプラスは、徹底保湿・エイジングケア・低刺激にこだわっているオールインワンです。エイジングケアはもちろん、肌を守りながらしっかり保湿もしたい方におすすめです。エイジングと保湿が両方叶うレチノール配合で、肌の新陳代謝を促進してハリを与えてくれます。
さらに、美容液のようにハリやツヤを与えて目もとやフェイスラインまで引き上げます。肌への刺激を抑えながらハリやツヤ、保湿効果を得たい方にぴったりです。
オールインワンの使用をやめたほうがいい人とは?水分と油分を調整して肌トラブルを解消しよう
他の化粧品と同じように、オールインワンにもメリット・デメリットの両方があります。実際に、口コミには「オールインワンは合わない」という声もあります。では、オールインワンが向かないのはどんなタイプなのでしょうか。
【オールインワンの使用はやめたほうがいい人①】乾燥が気になる人はクリームを併用して保湿力をUPさせよう
肌の調子が悪いときは、肌の水分や油分のバランスが崩れています。そんなときは、乾燥しているなら水分を補いオイリーなら油分を減らすといったように、「今肌に必要な成分」をスキンケアで補い水分と油分のバランスを整えてあげることが必要です。
しかし、オールインワンは化粧水・美容液・乳液・クリームの成分がひとつにまとまっているので成分の微妙な調整ができません。そのため、肌の調子が悪いのにオールインワンを使い続けていると、必要な成分を補うことができず肌トラブルが悪化してしまうこともあります。
乾燥が気になるときは、化粧水やクリームを併用して必要な成分を補うこともできますが、油分過多になっているときはさっぱりしたタイプのオールインワンかライン使いに切り替えましょう。
【オールインワンの使用はやめたほうがいい人②】肌悩みがある人は悩みに特化したアイテムで炎症を抑えよう
オールインワンは、ライン使いのように水分や油分を微妙に調整することができません。そのため、ニキビなどデリケートなケアが必要な肌トラブルを抱えている方はオールインワンの使用をやめた方がいいでしょう。
ニキビの炎症にアプローチする有効成分配合の「ニキビ専用のスキンケアライン」のように、肌悩みに特化した化粧品をライン使いしていつもより丁寧にスキンケアをおこないましょう。
【オールインワンの使用はやめたほうがいい人③】他のアイテムと併用したくない人はライン使いして肌状態を整えよう
オールインワンは成分量の微妙な調整ができないので、肌の状態によっては化粧水やクリームを併用して水分や油分を調整する必要があります。しかし、他のアイテムと併用する場合コスパや重ね塗りの手間が増えてしまうので、「他のアイテムと併用するならライン使いしたい」という方はオールインワンの使用をやめたほうがいいでしょう。
【オールインワンとは】ライン使いとの違いを比較!時短でケアして保湿効果を最大限に引き出そう
そもそもオールインワンにはどんな効果があるのでしょうか。また、ライン使いと比べて保湿効果の違いはあるのでしょうか。くわしく見てみましょう。
オールインワンは保湿ケアとエイジングケアができる!肌悩みに合わせて使用してうるおう肌を手に入れよう
オールインワンには、化粧水・美容液・乳液・クリームなどのスキンケア効果があります。あれこれ塗らなくて良いので、時短で摩擦を抑えてやさしく保湿ケアできるのが特徴です。
塗り心地もさっぱりしたものから濃密なものまでさまざまで、肌質や肌悩みに合わせて選べます。また、商品によっては保湿だけでなく、美白やエイジングケア効果を持つものもあります。
オールインワンの保湿力は高い?ワンステップで保湿して肌の水分量を高めよう
実は、化粧水や美容液などのライン使いとオールインワンの保湿力の違いはそれほどありません。
ライン使いしたほうが肌に塗る化粧品の量が増えるので、ひとつだけのオールインワンより「保湿力が高い」というイメージがありますよね。しかし、スキンケア化粧品は肌の一番外側にあるたった0.02mmの「角質層」にしか浸透できないので、浸透できる量はある程度決まっています。
たくさん化粧品を塗り重ねても、浸透しきれずに肌の表面に残ってしまうこともあるので、たくさん塗ったからといって必ずしも保湿力が高くなるというわけではないんです。
実際に、「肌にオールインワンとライン使いの化粧品を塗り、機械を使って肌の水分量を測定する」という実験をおこなったところ、どちらも保湿力はほぼ変わらなかったという結果が出ています。

オールインワンジェルのメリット・デメリットを知って自分のスキンケアアイテムのひとつとして取り入れてみましょう!
オールインワンのメリット・デメリットはお分かりいただけましたか?
オールインワンはひとつ持っておくと便利なアイテムです♪今までオールインワンを使ってこなかった方も、肌の調子や忙しさに合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか?
特に、時短したい方やコスパ重視の方はぜひ一度お試しください。
お気に入りのオールワンを見つけて楽してきれいなスキンケアを始めましょう!