近年、スキンケアの人気アイテムとして不動の地位を誇っている美容液。その中でも「導入美容液」は特に注目を集めていて、2014年のドクターシーラボ顔のたるみ研究所の調査では、「美容雑誌やクチコミサイトなどで知り、使ってみたい又は使っているコスメ」の2位にランクインしています。
でも、「美容液と導入美容液って併用してもいいの?」「導入美容液と美容液の違いがわからない…」という人も多いのではないのでしょうか。
そこで今回は、「美容液と導入美容液の違い」や「美容液と導入美容液を併用してもいいのかどうか」などについて、詳しく解説していきます!
導入美容液と美容液の違いは何?それぞれの目的や機能を解説
導入美容液と美容液は、一体何が違うのでしょうか?
その答えは「機能」と「目的」にあります。では、導入美容液と美容液それぞれの「機能」と「目的」について詳しく見てみましょう。
美容液の機能
美容液は、「特定の肌悩みを集中ケア」することを目的として作られたアイテムです。
お肌に栄養が足りないと、シミ・くすみ・たるみなどの肌悩みが生まれます。美容液には、そんな足りない栄養(美容成分)が凝縮されているから、肌に栄養をしっかりチャージして肌悩みをピンポイントでケアすることができるんです。
そんな美容液の機能を引き出すには、化粧水の後に美容液を使うことが大切です。最初に化粧水で肌に潤いを与えることで、美容液が角質層のすみずみまで浸透しやすくなります。
導入美容液の機能
導入美容液はブースターとも呼ばれるアイテムです。ブースターはサラサラとしたテクスチャのものが多く、導入美容液はオイルやジェルのようなテクスチャが多くなっています。
導入美容液は、導入化粧水と同じで「化粧品の浸透力を高める」ことを目的として作られたアイテムです。
例えば、乾燥やターンオーバーの乱れによって古い角質が硬くなると、水溶性成分の浸透を妨げてしまいます。導入美容液にはそんな硬くなった角質を柔らかくする機能があり、後から使う化粧品が浸透しやすい状態を作ってくれるんです。
また、肌は通常弱酸性ですが、アルカリ性に傾けることで柔らかくなるという性質を持っています。導入美容液にはpHを調整する機能があり、肌を柔らかくして化粧品の浸透力を高めることができます。
そのほか、お肌は普段「水分を弾く油分」でバリアを作り外部からの異物の侵入を防いでいますが、導入美容液に配合されている「水分に少しだけなじむ油分」には一時的にバリアを緩めて水分の通り道を作る機能があるので、水溶性成分の浸透力を高めることができます。
こういった機能を持つ導入美容液は、美容液のように化粧水の後ではなく洗顔後すぐのタイミングで使います。そうすることで、硬い角質をほぐして水分の通り道を作り、化粧水や美容液が浸透しやすい体勢を作ることができます。
導入美容液と美容液は併用してOK?単体で使っても効果ある?
導入美容液と美容液はそれぞれ役割が違うので、「どちらも取り入れたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。
実は導入美容液と美容液の併用は「目的が違うので併用してもOK」という意見と「肌への負担をかけないよう併用はしない方がいい」という意見に、専門家の中でも分かれています。これは、導入美容液と美容液の併用にはメリットとデメリットの両方があるからなんです。
併用したときのメリット
導入美容液と美容液を併用したときのメリットは、「美容液の浸透を高めることができる」ことです。導入美容液には「後から使う化粧品の浸透力を高める」機能があるので、美容液だけで使うよりも効果を引き出すことができます。
実際に、実験で「手にそのまま美容液をつけたとき」と「導入美容液を塗ってから美容液をつけたとき」で美容液の浸透の早さを確かめると、「導入美容液を塗ってから美容液をつけたとき」の方が早く浸透するという結果がでていました。
併用したときのデメリット
美容液と導入美容液を併用したときのデメリットは、「肌への負担が大きくなってしまう可能性がある」ということです。
化粧品を科学的に分析している方によると、導入美容液は一時的にバリア機能をゆるめて化粧品を浸透させるため、もともとバリア機能が低下している敏感肌の人やアトピーの人にはおすすめできないとのこと。
バリア機能が弱っている状態で導入美容液を使うとさらにバリア機能を緩めてしまい, 美容液をはじめとした化粧品の成分が刺激になって、肌に大きな負担を与えてしまう可能性があるんです。
そのため、化粧品の専門家・コスメコンシェルジュの方は、「肌が敏感なときはオイルを導入美容液として使う」など、肌の状態に合わせて使い方を変えているようです。
単体で使うとどうなる?
「導入美容液単体で使ってもいいの?」という声もありますが、導入美容液はあくまで後から使う化粧品の浸透をサポートしてくれるものなので、保湿効果はあまり期待できません。そのため、導入美容液は単体で使用するのではなく、「いつものスキンケアの効果を引き出すために導入美容液をプラスする」というイメージで取り入れてみてくださいね。
美容液の正しい使い方
美容液の効果をしっかり発揮させるためには、正しい使い方で使うことが大切です。では、美容液の正しい使い方をスキンケアの順序に沿って見ていきましょう。
STEP1:適量を手に取る
パッケージや説明書に書かれている「適量」を手にとります。特に適量について記載されていない場合は、直径2cmくらいを目安にします。美容液の量が多すぎると肌表面に残って蒸発してしまい、少なすぎると美容液の効果をしっかり発揮できないので適量を守って使いましょう。
STEP2:手のひらで少し温める
美容液は少し温めた方が肌馴染みがよくなるので、顔に塗る前に手のひらで5秒ほど温めます。温度の目安は「手にのせていて冷たく感じない」くらいです。
STEP3:ハンドプレスで肌に馴染ませる
美容液が温まったら、優しくハンドプレスして肌に馴染ませていきます。ハンドプレスとは手のひらで優しく肌を包み込む塗り方で、10秒ほどかけて肌に手を当てることで美容液を角質層すみずみまでじっくり浸透させていきます。
STEP4:気になる部分に重ね付けする
シミやシワなど、肌悩みが特に気になる部分には美容液を重ね付けします。目元などの細かい部分は、指先を使って優しく塗っていきましょう。
美容液を使うときは、少し温めてからハンドプレスでじっくりなじませるのがポイントです。肌に負担をかけないよう、できるだけ擦らずに美容液を塗りましょう。
美容液とパックを併用するときは、美容液の美容成分をパックでしっかり閉じ込められるよう先に美容液を使い、後からパックするのがおすすめです。
導入美容液の正しい使い方
それでは、今度は導入美容液の正しい使い方について見ていきましょう。
STEP1:洗顔する
洗顔したら柔らかいタオルでぽんぽんと押さえるように水分を拭き取って、すぐに導入美容液をつけていきます。洗顔後は肌が乾燥しやすいので、できるだけ早く導入美容液をつけましょう。
STEP2:適量を手にとる
洗顔が終わったら、導入美容液を適量手にとります。化粧水のようにサラサラしたタイプは流れやすいので、コットンを使用してもOKです。
適量はパッケージや説明書に書いてある量が最優先ですが、記載がない場合は化粧水タイプなら500円玉(約2.5cm)くらい、ジェルタイプはパール2粒分(直径1cm×2)、オイルタイプは3〜5滴を目安にしてみてください。
STEP3:優しく肌になじませる
手のひらにとったら、少し温めてからハンドプレスで肌になじませます。コットンの場合は、優しく内から外に塗っていきましょう。
STEP4:肌が乾燥している部分に重ね付けする
肌が乾燥していたりごわつきが気になるところは、化粧品が浸透しにくくなっているので、重ね付けします。
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そのため、併用するなら導入美容液と美容液を併用するスキンケアラインなど、メーカーが併用を前提して作っているものを使うのがおすすめです。お肌が敏感なときは負担が大きくならないよう、どちらか片方を選んで使いお肌の様子をみてみましょう。