「メイクブラシって絶対に使わなきゃだめなの?」「メイクブラシは種類がたくさんあってどれがいいかわからない」 なんて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
たしかにメイクブラシを使わなくてもメイクはできます。しかし、メイクブラシを使うことによって、崩れにくく自然にムラなく仕上げることができるんです!
今回は、メイクブラシ初心者さんでも安心して使いはじめられるよう、ブラシの種類はもちろん、その使い方や選び方、お手入れの方法まで丁寧に解説していきます。
メイクブラシに興味のある人は、ぜひ参考にしてくださいね♪
【メイクブラシを使うメリット】ブラシを使いこなしてワンランク上のメイクを楽しもう♡
メイクブラシを使う最大のメリットは、メイクを肌に密着させてモチをよくさせたり、毛穴を目立たなくさせたりできること。
ブラシを使うことによってファンデーションを均一に塗れて至近距離でもきれいな肌を演出できたり、目元のグラデーションが簡単に作れてデカ目を手に入れたりなど、、これまでのメイクとは一味もふた味も違う仕上がりにできちゃいます。
「ちゃんとメイクしているつもりなのに、なぜかしっくりこない…」そんな人は、メイクブラシを使うことで理想の自分に近づけますよ♡


【メイクブラシにはどんな種類があるの?】ベースメイク・ポイントメイクで分けて使いこなせば失敗知らずの仕上がりに♪
メイクブラシの種類はたくさんありますが、今回はベースメイク、ポイントメイクに分けてくわしく解説します。
これを読めば、あなたのメイクブラシへの抵抗感はなくなるはず。ブラシを知って、メイクをより楽しみましょう!
ベースメイクに使うメイクブラシは全部で5種類!違いと使い方をマスターして隙のない美肌を作ろう♡
メイクブラシには人工毛と動物毛の2種類があります。
人工毛はナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られており、耐久性があるのが特徴。お手入れがしやすく、リキッドファンデーションやコンシーラー、リップなどの油分の多い化粧品に適しています。
値段は動物毛よりも安く、気軽に購入できるところがメリットです。
動物毛は山羊や灰リス、イタチ、馬毛などで作られており、粉含みがよく肌にふんわりとのせられるので、パウダーファンデーションやチークなどによく使われます。
傷みやすいため、お手入れが人工毛に比べると手間に感じる動物毛ですが、やわらかく肌あたりがいいところがメリットです。


メイクブラシの型には丸型やフラット型などたくさんの種類がありますが、これらは筆の先端の形状をあらわしているんです。
ベースメイクに使うメイクブラシは主に5種類。ひとつずつ解説していきますね。
ベースメイクのブラシ①フェイスブラシ
ファンデーションにはパウダー、リキッド、クリームなどの種類がありますが、パウダーファンデーションやルースパウダーなど、顔の広範囲にくるくるしながら使うブラシは、丸型や丸平型などの毛先が丸くなっているものがおすすめです。
リキッドやクリーム、クッションファンデーションには、筆の毛先を横や斜めにカットしたフラット型や平べったい形状の平筆型を使うと、毛穴の凹凸をなめらかにして肌をきれいに見せてくれます。
歯ブラシのような形状をしたオーバル型のように、どのタイプにも使えるマルチなファンデーションブラシもあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。


ベースメイクのブラシ②コンシーラーブラシ
シミ、クマ、ニキビ跡などを隠すのに欠かせないコンシーラー。ブラシを使うことによってより密着しやすく、きれいに仕上げられます。
シミ、ニキビ跡などの細かい部分には先端が硬く肌にしっかりと密着する細筆タイプ、クマやほうれい線には、毛質がやわらかく薄くなじませられる平筆型がおすすめです。
ベースメイクのブラシ③チークブラシ
顔に自然な血色感を与えてくれるチークは、メイクに欠かせませんよね。
見せたい印象によって入れ方は変わりますが、かわいい印象にしたい人は毛量が多くふんわりと肌にのせられる丸型を、骨格に合わせて入れたい人は毛先が横や斜めにカットされたフラット型がおすすめです。


ベースメイクのブラシ④ハイライトブラシ
自然な立体感が作れるハイライトは、入れるのと入れないのとでは顔の印象がまったく違いますよね。
TゾーンやCゾーン、目頭など、入れたい場所によって適した筆は変わりますが、顔の広い範囲に使う場合は大きくて毛質のやわらかい丸型や丸平型、目頭や鼻筋、口元などの細かい場所に使う場合は細くて毛質の硬い筆を使いましょう。
顔にツヤを出したい場合は、左右に動かしやすくアイシャドウのブレンディングにも使えるテーパード型や扇状のファンブラシもおすすめです。


ベースメイクのブラシ⑤シェーディングブラシ
顔に陰影をつけてメリハリのある顔になれるシェーディング。ハイライトも一緒に使うと顔の印象をガラリと変えられます。
骨格に合わせて使いたい場合は大きめのフラット型、くるくると筆を回しながら入れたい場合は毛足の長い丸型がおすすめです。
鼻筋や口元などの細かい場所に入れたいときは小さめの丸平型を使いましょう。
ポイントメイクに使うメイクブラシは全部で4種類!上手に使って仕上がりに差をつけよう♡
ポイントメイクに使うメイクブラシの種類は、べースメイクと同じく人工毛と動物毛の2種類あります。
ポイントメイクはベースメイクと比べて細かい作業になるので、毛足が短くて硬さのあるブラシが最適です。。
ポイントメイクのブラシ①アイシャドウブラシ
目元の印象を大きく左右するアイシャドウ。ブラシを使うことによって色をきれいにぼかしたり、繊細なグラデーションを作ったりすることができます。
いろんな形状のものがありますが、まずはアイホールに使う毛足が長くてやわらかい丸平型と、目のキワに使う平筆型を用意すればいいでしょう。チップ型でも大丈夫です。
クオリティをより重視する場合は、アイシャドウをまぶたの上で重ねるブレンディングブラシとして、先端にいくにつれて細くなるテーパード型を使うのもおすすめです。
ポイントメイクのブラシ②アイブロウブラシ
どんな形にするかで顔の印象をガラッと変えることができるアイブロウ。ブラシを使うことによって、大きな失敗をせずに整った眉が作れます。
アイブロウの付属ブラシを使っても眉はかけますが、持ち手が短いので書きにくい、書いているときに顔のバランスを確認しにくいなどのデメリットがあります。
アイブロウブラシを選ぶときの基準は自分の眉の濃さ。薄眉さんは色を濃く発色させるために毛質の硬い平筆型、濃い眉さんはふんわりと仕上げられる丸平型を選ぶといいでしょう。


ポイントメイクのブラシ③アイライナーブラシ
アイライナーブラシは自分には必要ないと思っている人が多いかもしれませんが、アイライナーブラシを1本持っておくだけで、涙袋の影やアイシャドウをぼかすためのブレンディングブラシとして使うこともできちゃいます♡
目のキワに使うものなので、平筆型や毛先が横や斜めにカットされているフラット型がおすすめ。まつげの間を埋める用には極細タイプの筆を選ぶといいでしょう。
ジェルやリキッドのアイライナーを使う場合はパウダーに比べて汚れやすいので、動物毛よりも人工毛を使う方が長持ちするのでおすすめです。
ポイントメイクのブラシ④リップブラシ
理想の唇を叶えるためには、リップブラシが欠かせません。ブラシを使うことによって、くっきりもぷっくりも、憧れのリップラインが作れます♡
しっかりとした印象にしたい人は平筆型を、ぷっくりとした丸みのある唇にしたい人は丸平型がおすすめです。
外出用にキャップがついていたりスライド式になっていたりするリップブラシもあるので、購入時は用途に合わせて決めましょう。


【メイクブラシを使ったメイク手順】初心者でもできるプロ級テクニックを解説
メイク初心者さんでも簡単にできるプロ級テクニックを解説します。これであなたも上級者の仲間入り♡
メイクブラシの使い方①一日中崩れないベースメイク
パウダーファンデーションは、ブラシに適量をとってからティッシュなどに軽く押さえつけて余分な粉をオフしてから、顔の中心から外側に向かってやさしくすべらせます。
ブラシに粉をとった後は、ついそのまま顔にのせてしまいがちですが、手の甲やフタなど、なんでもいいので軽くトントンして筆になじませてから肌にのせると、薄くムラなく仕上がりますよ♪
リキッドファンデーションは適量をおでこ・両頬・鼻・あごに5点置きした後、内側から外側へ向かって筆をすべらせます。
崩れが気になる毛穴は筆先でやさしくスタンプするようにのせるとベースメイクが長持ちしますよ♡
また、小刻みに斜め上に向かってタップするようになじませると、斜め下に向いている毛穴をきれいに埋めることができるので、毛穴が気になる人はぜひやってみてください。


メイクブラシの使い方②印象をガラッと変えるポイントメイク
アイホールに色をのせるときは、やわらかめの丸平型で黒目の中心から左右に筆を動かしながら広げるとムラなく塗れます。
眉毛に色をのせるときは目頭からまっすぐ上になる位置からスタートして、小鼻または口角から目尻を結んだ延長線上まで、ブラシを内側から外側へ向かってサッサと動かしましょう(濃くなったところはスクリューブラシでぼかす)。
チークはブラシにつけてそのまま塗るとファンデーションが崩れてしまうので、ブラシを寝かせて押しつけるようにすると崩れません。
ハイライトは鼻根から鼻先に向かってまっすぐにすべらせ、鼻先にちょんと丸くのせると、シャープな印象になれますよ。
唇の山をかくときは、まずVをかくように外側から内側へ向かってかき、その後で口角からつなげるときれいに仕上がります。
メイクブラシの使い方③塗りたてのような仕上がりになるお直し方法
ファンデーションをつけたパフをそのまま顔にのせてお直しすると、崩れが余計に目立ってしまうことも。
軽くティッシュオフした後、毛足が短く毛質が硬いブラシで崩れている部分をくるくるとなぞってなじませると、毛穴落ちしている部分が目立たなくなるのでおすすめです。
その上から下地や日焼け止め、ファンデーション、パウダーの順に普段どおりのメイクをすれば完成。


【メイクブラシの選び方】自分に合うメイクブラシを簡単に選ぶ方法は?自分のなりたい顔をイメージしてみよう♡
「メイクブラシの種類は分かったけれど、なにを買えばいいのか分からない…」そんな人におすすめなのは、自分が力を入れたいパーツのブラシから購入することです。
単品から10本以上がセットになったものまで、メイクブラシはさまざまなものが売っていますが、ブラシ初心者さんは最初からたくさんのブラシを買う必要はありません。
「これはどこに使ったらいいの?」と頭を悩ませ、結局使わなくなってしまうことがあるからです。
そうならないためにも、今自分にとって必要なブラシをしっかりと考えて、まずは1本または数本のブラシを使いこなせるように練習するところからスタートしましょう♪
逆に、これまでメイクブラシを何本か使った経験があって、もっといろいろなブラシを試してみたい人はセットで売られているものがおすすめです。
プチプラの商品でもいいものはたくさんありますが、なかには品質のよくない商品も。
発色は筆の種類や力の入れ具合などによって個人差があるため、実際のところは自分で使ってみなければその良し悪しは分かりませんが、他と比べてあまりにも値段が安い場合は気をつけた方がいいかもしれません。
メイクブラシを上手に使ってワンランク上の仕上がりを目指しましょう!
今回はメイクブラシの種類や使い方、選び方、お手入れ方法を解説しました。
あなたの欲しいメイクブラシは見つかりましたか?
「メイクを変えたい!」「細部までこだわりたい!」そんな人は、メイクブラシを使うことによって全体のクオリティが上がり、より理想の自分に近づけます。
メイクでテンションをあげて、日々の生活を楽しんでいきましょう♡
メイクブラシに関するよくある質問【Q&A】種類やお手入れ方法を完全にマスターちゃおう♡
メイクブラシの洗い方やお手入れ方法を解説します。簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。
【メイクブラシの洗い方】ブラシを洗う頻度はどれくらい?
メイクブラシを洗わずにいると、雑菌が繁殖して肌荒れを起こす原因になったり、肌あたりが悪くなったり、仕上がりに大きな差がでることも! フェイスブラシやチークブラシなどの、比較的汚れが落ちやすいものは2〜3週間に一度、リキッドファンデーションや練りチークなどを使って汚れたブラシは毎日洗うのが理想です。 しかし、洗う頻度が多すぎると毛が抜けやすくなったり、ブラシの金属部分の劣化を早めてしまったりする可能性があるので、洗いすぎは禁物。 普段のお手入れは、ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどにメイクブラシを軽く押し当てながら汚れを落とせばOKです。
【メイクブラシのお手入れ方法】どうやって洗うの?
メイクブラシを洗う際に用意するものは、こちらの4点です。 ・専用のクリーナーまたは中性洗剤(おしゃれ着用の洗剤) ・ぬるま湯(水でも可) ・筆を洗える容器(コップや洗面器など) ・タオル(キッチンペーパーでも可)
①容器に専用のクリーナーまたは中性洗剤を入れる
まずは、容器に専用のクリーナーまたは中性洗剤を入れましょう。 パウダーファンデーションを使った場合は「ぬるま湯200:中性洗剤1」。汚れが落ちにくいリキッドファンデーションを使った場合は「ぬるま湯50:中性洗剤1」を目安にしてください。
②洗剤を溶かした容器に筆を入れてすすぐ
洗剤を入れて軽く混ぜたら、その中に筆を入れて軽く振りながら洗いましょう。 汚れが落ちにくい場合は、手で軽く揉むようにして水に汚れがでなくなるまで完全に落とします。毛の劣化を防ぐため、丁寧に洗ってくださいね。
③タオルでやさしく拭く
汚れが落ちたら、タオル(またはキッチンペーパー)の上で包み込むようにして水分をとります。完全に乾くまで2〜3日かかるので、このときにできるだけしっかりと水分を取っておきましょう。
④風通しのいい場所で乾かす
筆先をきれいに整えたら、直射日光の当たらない涼しい場所に置いて乾かします。筆先を上に向けたままで乾かすと、重力で毛先が広がりやすくなったり、静電気で埃を吸収する可能性があるので、乾かすときは下向きに吊るして干すのがおすすめです。
メイクブラシを洗う際に気をつけることは?
ドライヤーやサーキュレーターを使って乾かす、容器にメイクブラシを入れたまま放置する「つけ置き洗い」などは、筆に負担がかかるので絶対にやめましょう! 特に動物毛は人工毛に比べると劣化が早いので、お手入れは慎重に行ってください。 最近では、ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどにシュっと吹きかけ、そこに数回メイクブラシをすべらせるだけでお手入れができるスプレータイプや、ふき取るだけで汚れが落ちるシートタイプなど、簡単で時短にもなる専用クリーナーが登場していますので、自分に合ったやり方でお手入れしてくださいね。 筆は乾くまでに数日かかるので、あらかじめ同じ種類の筆をもう一本用意しておくと、いざというときに慌てずに済みますよ。週に一度くらいは櫛でとかして、汚れをとったり毛流れを整えたりするのもおすすめです。