「日焼け止めに書いてあるSPFとPAって、どういう意味なんだろう?」と疑問に思われている方はいませんか?

普段何気なく使っている日焼け止めに記載してあるSPFとPA。実はそれぞれ意味があり、使用シーンに応じて使い分けるのが大切。

そこで今回は、日焼け止めのSPFとPAについて徹底解説。SPFとPAの違いやあなたの生活スタイルに合った日焼け止めの選び方について知れますよ。

日焼け止めのSPFとPAは予防する紫外線の種類が違う!紫外線の種類からわかるSPFとPAの効果を解説

SPF

日焼け止めのSPFとPAは、予防する紫外線の種類が異なります。紫外線の波長を表すもののなかに、「紫外線A波(UV-A)」「紫外線B波(UV-B)」があります。SPFはUV-B、PAはUV- Aを防ぐための効果を表します。

肌が老化する原因の約8割は紫外線ともいわれているため、日焼け止めでしっかり予防していかなかればいません。次の章ではさらに詳しく、UV-AとUV-Bの違いや肌への影響について解説しているので、しっかりチェックして肌を守っていきましょう。

 

紫外線の波長を表すUV-AとUV-Bの違いや肌への影響とは?

紫外線の波長を表すUV-AとUV-B。それぞれの違いや肌への影響について、詳しく見ていきましょう!

UV-Aは、「肌を黒くする」紫外線!シワやたるみの原因になる

UV-Aは、肌を黒くする紫外線といわれています。UV-Bよりも紫外線の波長が長く、肌の奥深い真皮まで到達。ガラスや雲を通過し、室内や日陰にいても届きます。肌のハリや弾力が低下し、シワやたるみの原因になる紫外線です。忘れず日焼け止めを塗ることが、予防の鍵となります。

    

UV-Bは、「肌を炎症させる」紫外線!皮膚ガンの原因にもなる

UV-Bは、肌を炎症させる紫外線といわれています。日焼けしてヒリヒリする、赤くなるのはUV-Bが原因。UV-Aに比べ波長が短く、ガラスや雲を通り抜けません。ですが、公益社団法人日本皮膚科学会によると、UV-Bはシワ・しみ・皮膚ガンなどの光老化について圧倒的な影響を与え、肌のDNAを傷つけると公表しています。健やかな肌を守るためにも、日焼け止めを日課にしましょう。

 

SPFはUV-Bに対する防止効果の指標!数字の大きさで紫外線への防止力がわかる

SPFは「Sun Protection Factor」の略で、「紫外線B波(UV-B)を防ぐ効果」を表したもの。

SPF30といった数字の大きさで、日焼け止めの持続時間がわかります。例えば、SPF1は約20分、紫外線から肌を守ります。そのため、SPF30であれば、SPF1(約20分)×30=600分(約10時間)。SPF50であれば、SPF1(約20分)×50=1000分(約17時間)となります。最大はSPF50+となっており、数値が大きいほど効果が高くなります。

今使っている日焼け止めがどのくらい持続するのかを確認し、新しく購入する際にはSPFの数字に着目してみましょう。

 

PAはUV-Aに対する防止効果の指標!「+」の多さで紫外線への防止力がわかる

PAは、「Protection Grade of UVA」の略。「紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果」を意味します。PAは「+」から「++++」まで4段階あり、「+」の多さで紫外線の防止力がわかります。「+」が多いほどUV-Aの防止効果が高くなり、「+」が少ないほどUV-A防止効果は低くなる仕組みです。SPFだけでなく、PAの値も確認していきましょう。

日焼け止めを選ぶ時はシーンに合わせてSPFとPAの値を要チェック!使い分けることで肌への負担も抑えて賢く紫外線対策♪

日焼け止め使い分け

「SPFとPAの値がとにかく高ければいいのでは?」と思われる方もいるかもしれませんね。

SPFやPAは紫外線から肌を守りますが、「数値が高い」「+が多い」と肌に負担がかかります。

次の章では、生活シーンに合わせた使い方をご紹介します。日焼け止めのSPFとPAをチェックして使い分け、賢く紫外線対策をしていきましょう!

   

海水浴やスポーツをするときは、SPF50以上でPA++++を選ぶ

海水浴やスポーツをするときは、SPF50以上でPA++++の日焼け止めを選びます。通常使いではなく、長時間外出する時に使うのがおすすめ。マリンスポーツなどをする時は、汗や水に強い耐水性があるのかについても確認しましょう。

   

キャンプやウォーキングには、SPF30以上でPA+++を選ぶ

キャンプやウォーキングには、SPF30以上でPA+++の日焼け止めがおすすめ。2〜3時間程度の外出で使用するのが目安とされており、日常使いや軽いレジャーなどで使ってみましょう。

 

自宅やオフィスなどの屋内では、SPF10~20でPA+〜++を選ぶ

自宅やオフィスなどの屋内では、SPF10~20でPA+〜++の日焼け止めを選びましょう。SPFの数値が低く、PA+が少ないものは、肌への刺激が弱いといった特徴があります。外出時間が数分から1時間程度の場合におすすめです。

編集部Voice

敏感肌の方には、「SPF30でPA++程度」や「紫外線吸収剤フリー」、「石鹸で落とせる」と書かれている日焼け止めがおすすめ。「SPF50以上でPA++++」や「紫外線吸収剤配合」の日焼け止めは、肌への刺激が強いとされています。耐水性があるものだと落ちにくいものもあり、注意が必要です。

SPFとPA以外で、日焼け止めを効果的に使うのに注意したい点とは?

日焼け止め注意点

「SPFとPA以外で、日焼け止めを効果的に使うのに注意すべき点があれば知りたい!」といった方もいるでしょう。そこで、日焼け止めを使用する時に気をつけてほしいポイントについてご紹介します!

 

紫外線は年中浴びるので、日焼け止めはいつでも・どこでも塗るのが基本!

「今日は雨だし、部屋にずっといるから日焼け止めは塗らなくていいでしょ」と考えるのはやめましょう!紫外線は年中浴びます。雨や曇りの日でも、室内にいても、日焼け止めは毎日塗るのが基本。紫外線の量が増える春や夏は、とくに忘れないようにしましょう。

 

効果を持続させるために、時間が経ったら日焼け止めは塗り直す

「今日は朝に1回塗ったから、もう塗らなくてOK♪」と思うのはNG。汗をかいたり、こすったりするだけで日焼け止めは落ちていきます。塗り直しは2〜3時間ごとにするのがおすすめ。効果を持続させるためにも、時間が経ったらこまめに塗り直しましょう。

 

保湿をすることで紫外線からのダメージを防ぐ

「日焼け止めを塗っているから保湿はしない」は絶対ダメ。乾燥やカサついた肌は、紫外線からの刺激を受けやすい状態です。保湿をすることで、紫外線からのダメージを防ぎます。保湿剤などで肌をしっかり潤してから、日焼け止めを塗りましょう。

編集部Voice

「日焼け止めを塗るのをどうしても忘れてしまう・・・」といった方は、毎日のスキンケアで日焼け止めを習慣化させましょう。乳液や保湿剤を塗った後すぐに日焼け止めを塗る、といった感じで日々のルーティンにすると塗り忘れを防げますよ。ムラなく塗ってきれいに仕上げましょう。

おすすめ日焼け止め3選!敏感肌の人でも使用OK♪肌をきれいに見せてくれる日焼け止めを紹介!

日焼け止め

毎日に欠かせない日焼け止めですが、現在多くの日焼け止めが販売されていることから、「どれを購入したらいいかわからない」といった方も多いのではないでしょうか。

そこで、敏感肌の方も使用可能な肌をきれいに見せてくれる日焼け止めをご紹介します!

&BのUVミルクは、「SPF50・PA++++」なのにノンケミカル処方!石鹸で落とせるので敏感肌の方でも安心して使用できます。「少量でツヤとトーンアップができる」と口コミでも高評価。きれいでイキイキとした肌に仕上げられますよ。

イプサのプロテクターセンシティブは、敏感な肌を守る日焼け止めクリーム。「SPF30・PA+++」で肌にやさしく、紫外線から肌を守ります。また、ホコリやチリといった外部刺激からもブロックしてくれる強い味方。白いクリームで肌のトーンアップも目指せます。

伊勢半のマミーUVアクアミルクは、80%食品成分で作られた無添加&低刺激の日焼け止めです。「SPF50+・PA++++」と高いUVカット率なのに、石鹸で落とせるのは嬉しいポイント。うるおい成分に天然の保湿成分を配合しているので、保湿ケアをしながら紫外線から肌を守れます。

ぜひランキングの中から、自分の肌悩みや肌質に合う日焼け止めを選んでみてくださいね。

詳しくはランキング記事をチェック!

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日焼け止めのSPFやPAをしっかり確認して、紫外線から肌を守りましょう!

紫外線ケア

肌を老化させる有害な紫外線。きれいで若々しい肌をキープするためには、日焼け止めの存在が欠かせません。

SPFの数値は日焼け止めの持続時間、PAの「+」の数で紫外線への防止力がわかります。日焼け止めを購入する際は、SPFやPAの値を確認し、シーンに応じて使い分けて紫外線から肌を守りましょう!