「馬油で洗顔をすると顔から砂利みたいな汚れが落ちる!」
「馬油洗顔はニキビが悪化するらしい…」
皆さんは馬油洗顔について、こんなうわさを聞いたことはありませんか?
「角栓がポロポロ落ちる」「ふっくらした肌が手に入る」と話題の馬油洗顔ですが、一方で「馬油洗顔でニキビが増えた」という意見も。馬油が肌に合わないタイプの方が馬油洗顔をしたり、間違ったやり方で馬油洗顔をすると、かえって肌トラブルを悪化させる原因になってしまいます。
そこで今回は、美肌が手に入る馬油洗顔の正しいやり方や注意点を徹底解説!
「デメリットが気になって馬油洗顔に手を付けられなかった」という方はぜひチェックしてくださいね。
【そもそも馬油とは何?】切り傷などのケガから美肌作りにまでマルチに使える肌にやさしい100%ピュアオイル
馬油(ばーゆ)とはその名の通り「馬の油」のこと。
馬の脂肪を火にかけ煮立たせ、不純物をろ過してつくられた天然成分100%のピュアオイルです。
馬油は人の皮脂に近い成分を持ち、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代に使用できる肌にやさしい成分。やけど、肌荒れ、切り傷などに効果があり、古くから民間薬として使われてきました。
近年は馬油の保湿力に注目が集まり、美容目的で使われることも増えてきているんですよ。
【馬油洗顔にはどんな効果があるの?】馬油洗顔は肌をしっとり保湿しながら毛穴の黒ずみを除去してくれる洗顔方法
馬油洗顔は、「肌から砂利みたいな汚れが落ちる」とSNSでも話題の洗顔方法。
「肌から砂利が出るの!?」と驚かれる方も多いかもしれませんが、砂利と言われているものの正体は角栓です。 角栓とは、古くなった皮脂や角質が毛穴に詰まって固まったもの。角栓はそのまま放置すると、空気に触れて酸化し、毛穴の黒ずみの原因になってしまうんですよ。
馬油洗顔は、肌なじみの良い馬油で肌をマッサージすることによって角栓を浮かび上がらせて、毛穴の黒ずみを除去し、毛穴レスななめらか肌が目指せる洗顔方法。
ピンセットで角栓を引き抜くやり方や、毛穴パックなどのように、無理やり毛穴を開くケア方法ではないので、お肌にやさしい毛穴の黒ずみケアが叶います。
続けていくと毛穴がどんどん小さく、目立たなくなってくる実感が得られますよ。また、馬油洗顔をした後はほどよく油分が残るので、角栓が取れてすっきりするのに乾燥知らず。「洗顔後の肌のつっぱりが気になる」という方にもおすすめの洗顔方法なんですよ。
【馬油洗顔の正しいやり方を5つのステップで解説】オイルの力で乾燥知らずのうるおい肌を手に入れよう
こちらでは、馬油洗顔の正しいやり方を5つのステップに分けて解説します。
毛穴や乾燥でお悩みの方は以下の手順をチェックして、うるおい肌が手に入る馬油洗顔にチャレンジしてみてくださいね。
馬油洗顔の手順①蒸しタオルで角栓を柔らかくする
毛穴に詰まって固くなってしまった角栓をやわらかくして、取れやすくするために、蒸しタオルで顔を温めましょう。 温めることで毛穴が開き、汚れが落ちやすくなるので、このひと手間は惜しまないでくださいね。
蒸しタオルは、濡らしたタオルを軽く絞ってから、500~600Wの電子レンジで30秒~60秒ほど温めれば完成です。熱すぎないかどうか確認してから、顔に乗せて5分程度放置しましょう。
馬油洗顔の手順②マスカット1粒大の馬油を手に取り、体温で温める
マスカット1粒大の馬油を乾いた手に取ったら、そのまま手のひらの温度で馬油を温めます。馬油を顔に乗せる前に温めることで、伸びが良くなり、肌になじみやすくなります。
馬油洗顔の手順③温めた馬油で顔をくるくるとマッサージする
手の上で温めた馬油を顔全体に広げながら、くるくるとマッサージをするようになじませていきます。角栓や毛穴のザラつきが気になる部分は重点的にマッサージしましょう。
くるくるとマッサージをしていると、途中から角栓がポロポロと取れて、指に付くのが感じられますよ。マッサージ時間の目安は3~5分ほどです。
馬油洗顔の手順④化粧水がひたひたのコットンで馬油をやさしくふき取る
化粧水をひたひたに含ませたコットンで、顔の馬油をふき取っていきます。使用する化粧水はいつもどんな種類のものでも構いません。 この時、化粧水はたっぷり使用しますから、なるべくプチプラなものを使うのがおすすめですよ。
編集部おすすめのプチプラ化粧水ランキングが知りたい方は、こちらのランキング記事をチェックしてみてくださいね!
馬油洗顔の手順⑤馬油がふき取れたら化粧水をなじませて肌を整える
馬油がふき取れたら、肌に化粧水をなじませましょう。 「油分の上に水分を重ねても、はじかれてしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、化粧水の水分と馬油の油分が乳化するため、かえって化粧水の水分が肌に浸透しやすくなるんですよ。
馬油洗顔のときだけではなく、普段のスキンケアの最初にブースターとして馬油をつけるのもおすすめです。
【馬油洗顔の注意点は何?】馬油洗顔でもちもち肌を手に入れるために気を付けたいこと3つを解説
毛穴の黒ずみケアや肌の乾燥対策など、美肌効果バツグンの馬油洗顔ですが、いくつか注意点があります。以下でひとつずつチェックしていきましょう!
馬油洗顔の注意点①馬油はたっぷり使って確実に角栓を浮かせる
馬油洗顔で使う馬油の量はマスカット1粒分が目安。 それよりも少ないと角栓がうまく浮き上がらないので、毛穴汚れを取りきることができなくなってしまうんですよ。馬油をたっぷり使うことが、確実に毛穴汚れをオフするコツです。
馬油洗顔の注意点②化粧水をひたひたにして摩擦ダメージを防止する
馬油をコットンでふき取るときは、コットンにひたひたになるまで化粧水を含ませましょう。化粧水が足りないと、摩擦が生じて肌にダメージを与える原因になってしまいます。 化粧水の量の目安は、コットンからギリギリ水滴が落ちず、コットンを手で持ったときに指が透けて見えるくらい。 ふき取るときも、やさしい力加減でおこなうように心がけてくださいね。
ふき取りにくさを感じる場合は、ふき取り化粧水を使うのもおすすめ。 編集部おすすめのふき取り化粧水ランキングが知りたい方は、こちらのランキング記事をチェックしてみてくださいね!
馬油洗顔の注意点③肌トラブルが起きたらすぐに使用を中止する
馬油洗顔をしていてニキビができたり、肌トラブルが増えてしまったという場合はすぐに馬油の使用を中止し、かかりつけの皮膚科で診てもらいましょう。
馬油は肌にやさしい天然成分なので敏感肌の方でも使えるのですが、残念ながらお肌に合わない方もいます。心配な方は使用前にパッチテストをおこなってくださいね。 パッチテストで問題がなかった方も、自分のお肌の様子をよく見ながら馬油洗顔をおこないましょう。
馬油洗顔のやり方をマスターして毛穴レスななめらか肌を目指そう
今回は馬油洗顔の正しいやり方や注意点、馬油洗顔に関するよくある質問を解説しました。
毛穴の目立たないなめらかな肌は女性の憧れ。 乾燥肌の方や、毛穴の黒ずみ・ザラつきなどの悩みを抱えている方は、馬油洗顔を試してみるのがおすすめです。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ普段のスキンケアに馬油洗顔を取り入れて、毛穴レスななめらか肌をゲットしてくださいね。
馬油洗顔に関するよくある質問【Q&A】疑問を解消して毛穴の目立たないつるつる美肌をゲットしよう
こちらでは馬油洗顔に関するよくある質問を一気に解説します! 疑問を解消して、馬油洗顔で毛穴の目立たないつるつる美肌をゲットしましょう。
馬油洗顔は朝と夜のどちらにおこなうのがおすすめ?
馬油洗顔は朝と夜のどちらにおこなっても効果が出ます。朝に馬油洗顔を行えば、マッサージ効果で朝のむくみ顔の解消につながるほか、しっかり保湿されるのでその後のメイク乗りも良くなりますよ。 寝ている間の肌の乾燥をケアしたい方は、夜におこなうのがおすすめです。馬油で肌の乾燥がケアできると、皮脂の過剰分泌による肌のべたつきが気にならなくなってきますよ。
馬油洗顔は毎日おこなってもいい?
馬油洗顔を毎日おこなうことはおすすめできません。馬油洗顔は一般的な洗顔とは違い、マッサージをおこないながら汚れを落とす洗顔方法。マッサージのしすぎは肌への負担になりますから、馬油洗顔の頻度は多くても週1~2回程度にしましょう。
馬油洗顔が合わない人の特徴は?
保湿力の高い馬油は、乾燥肌や敏感肌の保湿には向いていますが、皮脂の分泌量が多いオイリー肌の方には合わないことも。馬油には人の皮脂と同じくオレイン酸が含まれているので、つける量が多いと、皮脂が過剰分泌したのと同じ状態になってしまいます。 ニキビの原因にもなりかねないので、オイリー肌の方は馬油の使用は避ける、または皮脂の分泌が多い部分には少なめに使うなどしましょう。
馬油でクレンジングはできる?
油が主成分である馬油は、油性の汚れと相性が良いので、メイクも落とせますよ。ただし、濃いアイメイクなどは落ちにくいので、馬油でのクレンジングは薄いメイクをした日におすすめです。 馬油でクレンジングをする場合は、乾いた手のひらに小さじ1杯程度の馬油を取り、体温で温めてから肌にやさしくなじませます。すすぐときはぬるま湯を使い、その後、普段通りの洗顔をおこないましょう。
馬油洗顔のあとは洗い流さなくて大丈夫?
馬油洗顔のあとはコットンでのふき取りだけでいいのか、不安になる方もいますよね。基本的には洗い流し不要ですが、油分によるべたつきやにおいが気になる場合は、洗顔料を使ってさっと洗い流しても良いでしょう。テカリが気になる場合は、軽くティッシュオフするのもおすすめです。
馬油はにおいが気になるというウワサがあるけど、本当?
馬油特有の獣臭さ、油臭さが気になるという方も多いですよね。これらのにおいの原因は、油を抽出する過程でろ過しきれなかった馬油以外の不純物です。できるだけ不純物が取り除かれた純度の高い馬油であるほど、馬油特有のにおいがおさえられていますから、馬油を選ぶときは、純度の高い製品かどうかチェックしましょう。 また、同じ馬油100%の商品でも、油の色が白いほど不純物が取り除かれている証拠なので、油の色で商品を選ぶのもおすすめですよ。
馬油洗顔を朝におこなうと油焼けが心配。どうしたらいい?
「油焼け」とは、肌や髪につけたオイルなどの化粧品が、紫外線や太陽光の熱の影響で酸化して、シミやくすみなどの色素沈着を引き起こすこと。油焼けの原因は、オイルが精製されるときに残ってしまった不純物が原因ですから、不純物が限りなくゼロに近い純度の高い馬油であれば、油焼けの心配はありません。 馬油自体には日焼け止めの効果がないので、おでかけの際は日焼け止めをしっかり塗ってくださいね。