保湿リップでガサガサの唇をぷるぷるに!保湿リップクリームでうるおいをキープできる理由から唇の乾燥を放置するデメリットを解説

マスク生活がすっかり定着した今、マスクで唇が荒れる人が増えています。
「マスクをしているから乾燥しないのでは?」と思うかもしれませんが、実はマスクをしているからこそ乾燥しやすいってご存じですか?
マスクの中は吐息で蒸れて湿度が高くなっています。
ところがマスクを外したときに、その湿気が一気に蒸発してしまうので、唇の水分も一気に失われてしまうことに!
乾燥が気になって唇をなめて湿らせる人もいますが、それもかえって逆効果なんですよ。
唇はそもそも水分をためておく角質層が薄く、乾燥しやすいところです。
唇の乾燥を放置してしまうと、皮がむけたりひび割れたりして、さらに悪化してしまうという悪循環に……!
保湿リップクリームはそんな乾燥から唇を守ってくれる心強いアイテム。ひとつは持っておいて損はないでしょう。
そこでおすすめなのが、保湿力が高いリップクリームを使うことです。
最近では可愛い色付きリップがたくさんありますが、ガサガサさんに注目してほしいのは「本当にうるおいを保てる成分」が配合されたリップクリームです。
保湿力の高いリップクリームを使えば、唇の水分が蒸発するのを防いでくれるうえに、エアコンや外気などの刺激からも守ってくれるんですよ。

充実した保湿成分
乾燥した唇に必要なのはうるおいです。保湿リップクリームでもっとも注目したいのは、うるおいを保つ保湿成分です。
うるおいを保つ「セラミド」や皮脂膜を形成して乾燥から守る「スクワラン」などが配合されているかを厳しくチェックしました。
唇想いの低刺激処方
唇は角質層がとても薄いところです。しかも乾燥から守ってくれる皮脂を分泌することができないので、皮脂膜を形成することがむずかしく、刺激を受けやすい状態です。
乾燥をまねくアルコールや刺激性のあるメントールなどは、保湿の邪魔になることもあります。
使いやすさ
唇は摩擦に弱いため、テクスチャーが固いと荒れた唇を傷めてしまう原因にもなります。
なるべくテクスチャーがやわらかく、リップメイクを邪魔せず、1日じゅう使いやすいところも大切なポイントです。
いまさら聞けない正しいリップクリームの選び方と使い方

リップクリームはリップケアの基本のアイテム。「いまさら選び方なんて聞けない……」と思っているあなたのために、選び方と使い方のポイントを解説します。
カサカサな唇におすすめのリップはある?リップクリームの選び方
リップクリームには、一般化粧品・医薬部外品・医薬品の3つの種類があります。それぞれに特徴や役割が異なるので、まずはどのタイプのリップクリームを選んだらいいのかを見て行きましょう。
保湿リップクリームの選び方
◆一般化粧品
保湿とメイクが同時にかなうものが多いです。ただし、すでに乾燥してガサガサになってしまった唇を治すことはできません。あくまで乾燥予防がメインとなります。
◆医薬部外品
保湿成分のほかに、荒れやひびわれなどを防ぐ有効成分が一定量配合されていると認められたものです。「薬用化粧品」とも呼ばれます。
炎症を防ぐ効果や荒れを緩和する効果が期待できるので、「皮膚科に行くほどではないけどガサガサが気になる」というときに頼りになります。
◆医薬品
唇が荒れたりひびわれてしまっのを治す有効成分が配合されています。ガサガサになってしまったのを治したい時や、唇がひびわれてピリピリするときなどに効果的です。症状がある数日のみの使用にとどめ、常用はしないようにしましょう。
保湿リップクリームの使い方
乾燥した唇は刺激に敏感になっています。リップクリームを塗る時の摩擦も刺激となってしまうので、なるべく摩擦を与えにくく、テクスチャがやわらかいチューブタイプやバームタイプがおすすめです。
塗る時は横にグリグリと塗る人が多いのですが、リップクリームは唇のシワに沿って縦にやさしく塗るのが正しい使い方です。ゴリゴリ押し付けるのではなく、体温でリップクリームを溶かしながら塗るようにするとやさしく塗れますよ。
うるおいに差がつく保湿成分を紹介
リップクリームにはさまざまな成分が配合されていますが、乾燥が気になるときに注目したい保湿成分は次のようなものです。
◆セラミド
敏感肌化粧品にも使われることが多い保湿成分です。皮膚のうるおいを保つ働きがあるので、リップクリームにもよく配合されています。
◆ワセリン
皮膚の表面をコーティングする働きがあります。肌への刺激が少ないことで知られており、敏感肌の保湿ケアとして定番の成分です。
◆スクワラン
皮膚を覆う膜を作って、乾燥から守る働きがあります。もともとヒトの皮脂にはスクワランの原型である「スクワレン」が含まれており、みずみずしい素肌を保つのに欠かせない成分です。
◆シアバター
シアの木の種子から採れる油脂を加工したもので、皮膚を守りつつ、すこやかな状態に導く成分です。
◆オリーブオイル
皮膚を保護するビタミンEや保湿効果があるオレイン酸などを豊富に含む成分です。刺激が少ないため、敏感肌でも使いやすい成分です。
唇が乾燥しているときは、刺激を避けることが大切です。メンソールは爽快感のある使い心地を演出しますが、唇が荒れているときは刺激になりやすい成分です。また、赤色◯◯番などと表示されているタール色素やアルコール、香料、着色料なども刺激になりやすい成分。これらは避けたほうがいいでしょう。
もっと美リップに!より効果的な使い方
リップクリームはつい横に塗りたくなりますが、塗るときの正しい方向は縦方向です。私たちの唇は縦にシワが入っていますが、横に塗ってしまうとシワ部分に保湿成分を届けることができません。縦方向に塗ることで、乾燥しがちな唇のすみずみまで保湿成分を届けることができますよ。
また、唇に摩擦は厳禁です。固いリップクリームを唇にこすりつけるように塗ると、どうしても摩擦で唇にダメージを与えてしまいます。もしリップクリームが固いと感じたら、体温で少し温めてから塗るようにしましょう。とくに寒い日はリップクリームが固くなりがちなので、しばらく温めてから使うことが大事です。これだけでも唇へのダメージを減らすことができますよ。
さらに、リップクリームは朝と夜で使い分けることもおすすめです。これから紫外線を浴びる朝は、UVカット効果があるリップクリームが便利です。紫外線は唇を乾燥させる原因なので、しっかり紫外線から守ってあげましょう。
夜は保湿効果を重視したものがおすすめです。唇は一日、乾燥やほこりなどの刺激にさらされています。たっぷりとうるおうリップクリームをつけて、唇をいたわってあげてください。