シャンプーの泡立て方を知っていますか?毎日使うシャンプーですが、正しい泡立て方となると、知らない人もけっこう多いもの。枝毛・切れ毛・ごわごわ……もしかしたら間違ったシャンプーが原因かも!?シャンプーを泡立てる習慣を身につけるだけで、髪が生き生きと輝いてきますよ!シャンプーが泡立たないときの対処法も紹介します!
シャンプーは泡立てて使うと何がいいの?シャンプーを泡立てるメリットとは
みなさんはシャンプーをするとき、泡立ててからしていますか?それとも髪に直接つけてから泡立てていますか?
おすすめはシャンプーを泡立ててから髪を洗う方法です。
なぜシャンプーを泡立てたほうがいいのでしょうか?まずはシャンプーを泡立てるメリットを紹介していきます。
泡がクッションになって髪や頭皮への摩擦ダメージを軽減
泡には摩擦を軽減する効果があります。
お湯で濡らした髪がこすれ合うと、摩擦で髪の表面のキューティクルが剥がれて傷んでしまうんですよ。
「髪のツヤがない」「髪がごわごわする」という人は、洗髪中に髪に摩擦を与えているのかもしれません。
また、泡はたっぷりと泡立てることが大事です。泡立てが不十分だと、クッション性が足りないので摩擦を軽減することが難しくなってしまいます。
シャンプーをするときは、ふんわりとたっぷりの泡で包み込むように洗って、頭皮や髪へのダメージを減らしてあげましょう。
汚れを吸着して洗い流しやすくなる
シャンプーの泡には、頭皮や髪の皮脂汚れを包み込んでくれる働きがあります。
つまり、洗髪時にしっかりと泡立てれば、それだけ汚れも落としやすくなるのです!
逆にシャンプーを泡立てないまま洗ってしまうと、汚れを十分に落としきれないままになってしまう可能性も。
汚れを放置していると毛穴に皮脂が詰まったままになって、臭いやかゆみ、フケ、ベタつきなど、さまざまな不快感の原因になることもあるので、清潔を保つためにも泡立てることは大切なのです。
シャンプーのすすぎ残しを防ぐ
シャンプーを泡立てずに原液のまま使ってしまうと、頭皮や髪に洗浄成分が残りやすくなります。
すすぎ残しに気づかないまま過ごしていると、やがて頭皮がベタついたり、かゆみを発生したり、フケが出やすくなってしまったりしてしまうことも……!
シャンプーをしっかり泡立てて使えば、洗浄成分が頭皮や髪から離れやすくなり、汚れをスッキリと落とすことができます。
シャンプーの使いすぎを防ぐ
みなさんは普段、シャンプーを1回あたり何プッシュしていますか?
しっかり洗おうと思ってたっぷりとシャンプーを使う人が多いようですが、実はシャンプーの適正な量は、ショートヘアの人なら1プッシュで十分だといわれています。
でも……たった1プッシュでは髪全体に行き渡らないような気がしませんか?
実はシャンプーを泡立てれば、空気を含んで髪全体にシャンプーをいきわたらせることができます。髪と頭皮の健康のためにも、シャンプーの使い過ぎには注意しましょう。
洗いムラを防ぐ
シャンプーは頭皮全体をまんべんなく洗いたいものです。多くの人は、すみずみまで洗おうと意識して洗っていますよね。
ところが、きちんと洗ったつもりでも洗浄成分が頭皮に届いていないことがあります。
なぜなら、シャンプーを泡立てないまま頭皮にまんべんなく広げようとしても、なかなか届きにくいからです。
しっかりと泡立ててから洗えば、頭皮も髪もすみずみまでシャンプーが届いて、ムラなく洗うことができるんですよ。
シャンプーを髪で泡立てるのはNG!?シャンプーの正しい泡立て方法からNG行動まで解説
シャンプーを使うとき、液体のまま髪につけて、洗いながら泡立てている人はいませんか?
このような洗い方は実はNGです!
なぜいけないのでしょうか?ここでは、シャンプーの正しい泡立て方と、うっかりやってしまいがちなシャンプーのNG行動を紹介します。
シャンプーの正しい泡立て方とは
シャンプーはむやみに泡立てればいいというわけではありません。
より効果的にシャンプーをするためにも、ぜひ正しい泡立て方を実践してください。
シャンプー前にブラッシングする
頭皮や髪にはホコリや古い角質、抜け毛などの汚れなどがついています。
シャンプー前にこのような余分な汚れをブラッシングで落としておくことで、汚れを浮き上がらせ、落ちやすくすることができますよ。
ただし、しっかり汚れを落とそうと強い力でブラッシングをするのはNGです。摩擦で頭皮と髪を傷つけてしまいます。
ブラッシングをするときは優しい力で、髪のもつれをほぐすように丁寧に行いましょう。
入念に予洗いしてお湯で落とせる汚れは落としておく
いきなりシャンプーをつけるのではなく、最初はシャンプーをつけずにお湯だけで頭皮と髪を予洗いしておきましょう。
お湯だけでもホコリなどの軽い汚れは落とせますし、お湯で湿らせることで頭皮がやわらかくなり、泡立ちやすい環境を作る効果も生まれます。
ここのとき、注意したいポイントは2つあります!
それは「お湯の温度」と「洗い方」。
◆お湯の温度
体温よりやや高めの38℃が理想です。これより高いと頭皮や髪の乾燥の原因となりますし、ヘアカラーを色落ちさせてしまうこともあります。
◆洗い方
しっかりと頭皮のすみずみまで洗います。シャワーを当てながら、手のひらでお湯をためて頭皮をマッサージするように洗いましょう。
濡れた手のひらにシャンプー剤をのせてお湯と空気を1:1:1の割合で混ぜる
予洗いが終わったら、いよいよシャンプーを使って洗っていきます。
まずはシャンプーを手のひらに出し、お湯と空気を混ぜながら泡を作っていきます。
このとき、それぞれの量の目安は「シャンプー:お湯:空気=1:1:1」です。この割合で作ると、へたりにくく、もっちりとした泡が作れますよ。

洗顔をする時のように手のひらである程度泡を作る
シャンプーを泡立てるときは、シャンプーを手のひらに出して、洗顔をする時のように空気とお湯を含ませながらもっちりとした泡を作りましょう。
泡がへたれていると摩擦を抑えにくくなってしまうので、丁寧にコシのある泡を立ててから使ってください。
髪に泡をのせて手のひらで円を描くように動かし、空気を含ませながらさらに泡を立てていく
しっかりとした泡が作れたら、頭頂部、両サイド、後頭部に泡をのせて、手のひらで円を描くようにさらに泡立てていきます。
このとき、手のひらを開いて空気を含ませるようにすると、髪全体に行き渡りやすくなりますよ。
最後に毛先にシャンプーをなじませたら、洗髪を始めます。
シャンプーを泡立てる時にやりがちなNG行動とは
シャンプーを泡立てるときに、うっかりやってしまいがちなNG行動は2つあります。せっかくシャンプーを泡立てても本末転倒にならないように、こちらも確認しておきましょう。
髪でシャンプーを泡立てる
髪を濡らしてすぐにシャンプーをじかに髪につけるのはNGです!
シャンプーは本来、水と混ぜ合わせて泡立った時にベストな洗浄力を発揮できるように処方されています。
濃度が濃いままのシャンプーを直接つけてしまうと、頭皮や髪に刺激が強すぎて傷めてしまうことがあるため、シャンプーの泡はまずは手のひらで作り、そのあとで髪につけるようにしましょう。
泡立てたシャンプーで洗えば、キューティクルを摩擦ダメージから守れるというメリットも得られますよ。
適量よりも多くシャンプーを使う
シャンプーには適量があります。使用量が多すぎると洗浄力が強すぎて、頭皮に刺激を与えてしまうことがあります。
とくに頭皮は髪を育てる大切な土台。頭皮環境が悪化してしまうと、頭皮から臭いを発生したり、抜け毛が増えたりといったトラブルを起こすことがあります。
しっかり洗いたい頭皮だからこそ、シャンプーの適量を守り、たっぷりと泡立ててすみずみまで洗いましょう。
シャンプーが泡立たない原因とは?当てはまるか項目がないかチェック!
「シャンプーを泡立てようとしたら、全然泡立たなくてビックリした」という経験はありませんか?
このような場合、次のような原因が考えられます。
皮脂汚れ
皮脂汚れが多いと泡立ちにくくなります。とくに脂性肌の人や夏の暑い時期、スポーツの後などは要注意。頭皮は皮脂の分泌が活発なので、思っている以上に汚れやすいのです。
まずは念入りに予洗いをし、それでもシャンプーの泡立ちがよくないようなら、二度洗いをするという選択肢もあります。
整髪料のつけ過ぎ
ヘアスタイルをきれいにまとめるには、ジェルやワックスなどは便利ですよね。
ただ、これらの整髪料には多くの油分やシリコンが含まれています。つまり、皮脂で汚れているのと似たような状態。
シャンプーの役目は油分の汚れを水と混ぜ合わせて落とすことなので、油分が多すぎるとシャンプーが混ざりにくくなり、泡立ちにくくなってしまうのです。
予洗い不足
脂性肌でもないし、たくさん汗をかいているわけでもないのに泡立ちにくい……という人は、予洗いを見直してみましょう。
予洗いは皮脂汚れや髪の表面についてホコリなどの汚れを落とすために大切なステップ。予洗いで余分な汚れを落とせていないと、泡立ちにくくなってしまいます。
とくに髪の量が多い人は、きちんと予洗いをしているつもりでも、頭皮や髪をすみずみまで洗えていない可能性があるので注意しましょう。
泡立ちの少ないシャンプー
シャンプーに含まれる洗浄成分である「界面活性剤」にはさまざまな種類がありますが、界面活性剤には泡立ちにくい性質のものもあります。
一般的には、高級アルコール系の界面活性剤は泡立ちやすく、低刺激のアミノ酸系の界面活性剤は泡立ちにくいといわれています。
敏感肌で低刺激のシャンプーを使っている人は、洗浄力を優先するか、泡立ちを優先するかで選ぶといいかもしれません。
髪のダメージ
髪のダメージが目立つ人は、髪自体が水分をはじいてしまうことがあります。
もし髪がゴワゴワしていたり、何度もカラーリングをしてハイダメージになったりしているなら、髪の水分が足りないために泡立ちにくくなっていることが考えられます。
このようなタイプの人は、予洗いで髪に水分をしっかりと含ませてから洗うのがおすすめです。
水質
水には「硬水」と「軟水」の2種類があります。
「硬水」は水1リットルあたりカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量が120mg以上のものをさし、これより少ないものを「軟水」として区別されています。
日本では水道水はほとんどが軟水ですが、一部の地域では硬水です。軟水はミネラルが少ないために泡がよく立ちますが、硬水はミネラル成分が界面活性剤と結合してしまうため、泡立ちにくくなってしまいます。
何をしても泡立ちがよくならない、という人は、もしかしたら水質が影響しているのかもしれません。
シャンプーを泡立てる時に使いたいおすすめ便利グッズを紹介!頭皮に嬉しいグッズも
シャンプーは毎日するものなので、毎回泡立てるのはちょっと面倒……という人もいるかもしれませんね。
ここでは、泡立てに便利なグッズを3つ紹介していきます!髪と頭皮の健康のためにも、試してみませんか?
泡立てネット
洗顔ですっかりおなじみの泡立てネットですが、シャンプーを泡立てることもできます。
使い方は簡単。ネットを水かお湯で濡らして、シャンプーと一緒に揉みながら泡立てるだけ。ネットの網目がたっぷりと空気を含んでくれるので、誰でも簡単にモコモコの泡を作ることができますよ!
価格も100円台~とコスパも抜群です。
DHC泡立てネット
公式サイトはこちら!
価格:147円(税込)
シャンプーブラシ
シャンプーブラシは泡をキープしながらしっかり洗いたい時に便利なグッズです。シャンプーブラシを使うことで、頭皮や毛穴の汚れをしっかりと落とすことができ、さらに頭皮をマッサージして血行を促し、コリをほぐす効果も得られます。
頭皮全体をまんべんなく洗えるので、使ってみるとやみつきになるかもしれませんよ。
価格は数百円程度からさまざまな種類のものが市販されているので、使い勝手がよさそうなものを選んではいかがでしょうか。
女性の間違った洗い方を改善するシャンプーブラシ
公式サイトはこちら!
価格:1,550円(税込)
シャンプー泡立て器
シャンプー泡だて器は不器用さんでも簡単に濃密な泡が作れるスグレモノです。
シャンプーと少量の水を入れたら、付属のスティックを上下に動かすだけでクリーミーなもっちり泡のできあがり!
お風呂に常備しておけば、毎日手間いらずで泡シャンプーができますよ。
価格も100円台からあるので、気軽に試せます。
富士 awa hour -あわわ-
公式サイトはこちら!
価格:1,100円(税込)
泡立ちも頭皮・髪への優しさも良いとこどりなアミノ酸系シャンプーTOP3を紹介!
シャンプーに含まれる洗浄成分である界面活性剤には、さまざまな種類があります。
洗浄力の高いものもありますが、あまりに高すぎるとかえって頭皮や髪にダメージを与えてしまうこともあります。
そこでおすすめなのは、アミノ酸系のシャンプー!
アミノ酸系のシャンプーはやさしい洗浄力で泡立ちも弱いものが多いのですが、アミノ酸系界面活性剤のなかでも「アラニン系」は豊かな泡が立つ成分です。
アラニン系には次のような成分があります。
- ラウロイルメチルアラニンTEA
- ココイルアラニンTEA
- ココイルメチルアラニンNa
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ミリストイルメチルアラニンNa
おすすめアミノ酸シャンプーTOP3
1位の「炭酸ヘッドスパシャンプー」は、豊かな炭酸泡で洗えるシャンプーです。自分で泡立てなくても、泡で出てくるのでとってもらくちん。シャンプーしているとさらに泡がモコモコしてくるので、頭皮も髪もスッキリしますよ!
2位の「プレミアムボタニカルシャンプー」は、古くからヘアケアに活用されてきた和の植物を配合したシャンプーです。シリコンや合成着色料などの7つの添加物を配合せず、自然由来のシンプルな処方です。
3位の「プレミオールシャンプー」は、ブルターニュ産の海藻エキスと海泥を配合したシャンプーです。必要なうるおいを残したまま、汚れのみを取り除いてくれるので、頭皮の油分バランスを整える効果も期待できます。
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アミノ酸系のシャンプーについては、こちらでさらにくわしく紹介しています。ぜひ見てみてくださいね!
シャンプーの正しい泡立て方をマスターしてきれいな髪をキープ!
シャンプーは泡立てて使うと頭皮にも髪にもうれしいことがたくさんあります。
頭皮や髪のすみずみまで泡が行き渡るうえに、刺激が少なく、摩擦によるダメージも防ぐことができるなど、ほんのひと手間加えるだけで多くのメリットが得られますよ!
今まで泡立てずに使っていた人は、ぜひ試してみてくださいね。