オーガニックシャンプーで頭皮ケア!自宅でサロン級ケアができる美容師おすすめの植物由来シャンプーはどれ?

美容師
S.Sさん
美容師歴8年。関東の人気美容室で副店長として働いていた経験あり。
スキンケアアドバイザー、メイクアップ技術検定2級。トータルビューティーアドバイザーとして日々女性のヘアケアを研究している。
「頭皮がかゆい...」
「洗っても洗っても頭皮の匂いが取れない」
なんて悩みを感じたことはないですか?
実はその悩み「頭皮ケア」が足りていないからかもしれません。
頭皮に皮脂やたまっていたり、乾燥によって頭皮のバリア機能が弱まると、少しの刺激でも敏感に反応して「フケ・かゆみ・抜け毛」などの頭皮トラブルが起こりやすくなってしまうんです。

そんなとき、2回洗ったり、洗浄力の強いシャンプーでごしごし洗ってしまったりすると、逆に頭皮を刺激してしまうことに...
他のシャンプーは石油系の界面活性剤などが使われているので、人によってはダメージやトラブルの原因になってしまうことも…
ですが、頭皮ケアをすることによって「頭皮の乾燥」を防ぐことができます。
そこでおすすめなのが、オーガニックシャンプーです!
植物由来の成分でつくられているオーガニックシャンプーは、アミノ酸系の地肌に優しい洗浄成分を使っているものが多く、頭皮環境を健康に保ってくれます。通常の洗浄力の強いシャンプーと比べて、髪ダメージを軽減したり、傷ついた頭皮を修復したりしてくれるのが特徴です。
敏感肌さんは、石油系だと頭皮やお肌に触れた時に荒れてしまったり、かゆみなどのトラブルを起こしてしまうことが多いのですが、オーガニックシャンプーだとトラブルを未然に防ぐことができ、より安心して使うことができます。
では、普通のシャンプーに比べてオーガニックシャンプ―がおすすめな理由を詳しく見ていきましょう!

有機栽培の自然の恵みで頭皮をケア

オーガニックシャンプーには、
化学肥料を使わずに栽培された自然の恵みがたっぷり。原料からしっかりこだわり、ぎゅっと詰め込まれた
植物の力が「気まぐれ頭皮」を優しく癒して、
健やかな頭皮環境に導いてくれます。
マイルドな洗浄力で優しく汚れを落とす

「気まぐれ頭皮」をはじめとした頭皮トラブルの原因の多くは、
洗浄力が強過ぎることによる頭皮の乾燥です。オーガニックシャンプーは
髪と頭皮への優しさにこだわり、マイルドな洗浄剤を使っているものが多いので、
頭皮のうるおいをキープしながら汚れを落とすことができるんです。
進化した使用感と天然香料の優しい香り

昔は「髪がきしむ」「泡立ちが良くない」などの声もありましたが、今は使用感に対する研究も進められオーガニックシャンプーも
大きく進化。
髪に優しい成分たっぷりながらも手触りのいい髪に導いてくれます。
また、天然香料を使っているものが多く、
優しい香りでヘアケア中も癒されます。
でもオーガニックシャンプーって種類が意外と多くて、どれが本当にいいのか分からないですよね。
また、オーガニックシャンプーは国内に認証審査がないため、天然成分を1%でも使っていたらオーガニックシャンプーと名乗れてしまうんです。
そこで今回は、本当に頭皮ダメージを防いでサラツヤ髪を目指せるオーガニックシャンプーを編集部が徹底リサーチしました。天然成分100%の商品も紹介しています。商品ごとに解決できる悩みも違うので、特徴や価格、クチコミなどを比較しながら、自分にぴったりのオーガニックシャンプーを見つけてください!
【オーガニックシャンプーとは】オーガニック・無添加・ボタニカル・ノンシリコンの違いはなに?
オーガニックシャンプーブランドを手がける「ヴィークレア」の調査によると、オーガニックシャンプーは「なんとなく良さそう」という理由で選んでいる人が最も多いそう。
でも、オーガニックシャンプーがどんなものかを知った方が、自分に合ったものを選んでオーガニックシャンプーの効果をより一層引き出すことができます。
そこで次は、オーガニックシャンプーはどんなものなのか詳しく解説していきます!
オーガニックシャンプーとは有機植物を使用していて自然の力で頭皮と髪をケアするシャンプー
オーガニックとは、「合成農薬」や「化学肥料」などの化学成分を用いずに「自然由来の有機肥料」を使って栽培された植物のことを指します。そんなふうに栽培された有機植物を使用しているのがオーガニックシャンプーで、自然の力で頭皮と髪をケアすることができるんです。
注意したいのは、オーガニックシャンプーだからといって全てがオーガニック成分や天然成分ではないということ。現状日本にはシャンプーなどの化粧品のオーガニック認証機関がなく、オーガニック原料を少しでも使っていれば「オーガニックシャンプー」と名乗ることができてしまいます。
そのため、天然成分がどのくらい配合されているかをチェックすることが大切なんです。
日本には化粧品のオーガニック認証機関がありませんが、頭皮や髪への優しさにしっかりこだわって「良いオーガニックシャンプーを作ろう」と努力しているメーカーもたくさんあります。
たくさんの商品の中から本当に良いオーガニックシャンプーに出会えるよう、公式ホームページなどでオーガニック成分の割合や頭皮への優しさをしっかりチェックしてから選びましょう。
オーガニックシャンプーと無添加・ボタニカル・ノンシリコンの違いはなに?
オーガニックと似たようなイメージの言葉として、「無添加」「ボタニカル」「ノンシリコン」などがあります。こういった言葉はどれも同じように思えてしまいますが、実はそれぞれ意味が違うんです。
ボタニカルとは植物由来で優しく頭皮と髪をケアするシャンプー
オーガニックと間違えやすいのが、「ボタニカル」という言葉です。ボタニカルとは英語で「植物の、植物由来の」といった意味を持っています。つまり、ボタニカルシャンプーは「植物由来の成分を使用し、自然の力で優しく頭皮と髪をケアするシャンプー」ということになります。
これだけだと、ボタニカルもオーガニックと同じ意味のように聞こえるかもしれませんね。でも、ボタニカルシャンプーは必ずしも「有機栽培をした植物」を使用しているとは限らないので、ボタニカル=オーガニックではないんです。
無添加とはなんらかの刺激成分が使用されていないシャンプー
無添加とは「なんらかの成分が使用されていないこと」を表す言葉です。
現在は何の成分を配合していないものが「無添加」なのかは特に指定されていないのですが、シャンプーでは頭皮や髪に刺激を与えやすい「石油系界面活性剤」や防腐剤の「パラベン」などを配合していないものを「無添加」と呼ぶことが多いようです。
オーガニックシャンプーは有機植物を使用しているので、「原料にこだわっているし無添加かな」と思ってしまいがちですが、オーガニックシャンプーでも添加物を使用している商品は多いので、オーガニック=無添加とは思わないようにしましょう。
また、無添加という表示があるシャンプーでも、添加物を一切使用していないシャンプーというわけではないので、何の成分が無添加なのかをチェックすることが大切です。
ノンシリコンとはシリコンが配合されていないシャンプー
ノンシリコンとは、シリコンが配合されていないことを指す言葉です。シャンプーに配合されているシリコンは、髪をコーティングしてキューティクルを守り、指通りのいいまとまりやすい髪に仕上げてくれます。しかし、洗い残しがあると頭皮の毛穴詰まりを起こし、頭皮環境の乱れに繋がることも。
ノンシリコンシャンプーは、そんなシリコンを配合せず頭皮への負担を抑えたシャンプーなんです。
オーガニックシャンプーは必ずしもシリコン不使用ではないので、オーガニック=ノンシリコンではありません。ただ、シリコンを配合していないオーガニックシャンプーもあるので、頭皮ケアに特に力を入れたい方はノンシリコンのオーガニックシャンプーを選ぶのもおすすめです。
オーガニックシャンプーの選び方は?自分にあったシャンプーの見分け方を教えて!
現在、たくさんの種類のオーガニックシャンプーが販売されているので、その中からどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで次は、自分にあうオーガニックシャンプーの見分け方について、詳しく解説します!
オーガニックシャンプーの選び方①国際認証を取得しているものを選ぶ
オーガニックの国際認証は、規定が厳しくオーガニック成分の配合量などの基準があるので、オーガニックシャンプーを選ぶときの目安の1つになります。
オーガニックの国際認証機関はそれぞれ基準や理念なども違うので、自分が安心できる「基準」や「理念」を持った認証機関で認められたシャンプーを選ぶとより安心できますよ。
【オーガニック国際認証機関の一例】
ECOCERT
ヨーロッパを中心に、世界50カ国以上の国で認証を行う世界最大規模の国際有機認定団体。有機認証の世界基準とも言われている。
ACO
オーストラリアのオーガニック認証機関。もともと農産物や食品に対する基準として設定していたため、口に入っても安全なくらいのレベルが必要。
demeter
約100年前に発足した歴史の長い団体。どの認証制度よりも厳しいと言われる「高いレベルの基準」を設けている。
オーガニックシャンプーの選び方②髪の専門家が開発・おすすめしているものを選ぶ
日本には化粧品に対するオーガニック認証機関がなく、国際認証を取得しているメーカーもあまり多くはありません。そのため、国産のオーガニックシャンプーは何を目安に選べばいいのか迷ってしまいますよね。
天然由来成分やオーガニック成分が高いものを選ぶのはもちろんですが、専門家が頭皮と髪にしっかり向き合って作ったシャンプーを選ぶのもおすすめです。
例えば、長年髪と頭皮の研究を続けているヘアケアメーカーが作っているものや、髪の専門家と共同開発しているものなどは、髪と頭皮のことをしっかりと理解して作られているので、オーガニックシャンプーを選ぶときの1つの目安になります。
また、口コミなどをチェックして、髪や美容のプロからの評価が高いものを選ぶのも1つの方法です。
オーガニックシャンプーの選び方③頭皮の肌質に合わせて洗浄剤を選ぶ
シャンプーを選ぶときは、肌質に合わせて洗浄剤を選ぶことが大切です。洗浄剤の洗浄力や脱脂力が高すぎると、頭皮の乾燥が進み肌トラブルに繋がります。反対に、洗浄力が弱すぎると汚れを落としきれず、ベタつきや汚れが気になることも。
オーガニックシャンプーは基本的に、頭皮と髪に優しいアミノ酸系洗浄剤を配合したものが多くなっています。しかし、頭皮トラブルを抱えている方や敏感肌の方には、さらに頭皮と髪に優しいベタイン系の洗浄剤がおすすめです。ベタイン系の洗浄剤は刺激が少ない分洗浄力が弱いので、髪を洗う前にお湯である程度汚れを落としておくといいでしょう。
【ベタイン系洗浄剤の一例】
・コカミドプロピルベタイン
・ラウラミドプロピルベタイン
など
反対に、脂性肌の方や汗をかきやすい方、スタイリング剤をたくさんつける方は、アミノ酸系やベタイン系では汚れを落としきれないこともあります。そんなときは、高級アルコール系の洗浄剤がおすすめです。
ただし、高級アルコール系は髪や頭皮への刺激が強いので、様子を見ながら使用するようにしましょう。
【高級アルコール系洗浄剤の一例】
ラウリル硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸ナトリウム
など