薬用シャンプーで頭皮のかゆみやフケ、においを防ぐ!頭皮の悩み別に選ぶ方法を解説

「今まで使っていたシャンプーが合わなくなって、頭がかゆい」
「ふと鏡を見ると頭皮からフケがチラホラ浮き出ている...」
とひそかに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
頭皮のかゆみやフケが出てくる原因は、空気が乾燥している寒い時期に頭皮の皮脂量が減少し、頭皮が乾燥してしまうからです。また、髪の洗いすぎや洗浄力の強いシャンプーを使う場合も頭皮トラブルを招きます。知らないまま乾燥時期に洗浄力の強いシャンプーを使い続けてしまうと、一向に頭皮のかゆみやフケはおさまりません。
そこで、普段使っているシャンプーを薬用シャンプーに変えて頭皮のかゆみやフケを解決してみてはいかがでしょうか♪
一般的なシャンプーは化粧品の分類であり、その効果は頭皮や毛髪を洗浄し髪を健康的に美しく見せるものです。
しかし、薬用シャンプーは医薬部外品の認定を受けている分類であり「人体に対する作用が緩和なもので、機械器具等ではないもの」と独立行政法人である国民生活センターで定義されています。
簡潔にいうと、ただれや脱毛の防止・育毛などといった目的に対する有効成分が含まれている商品のことです。なので、薬用シャンプーはかゆみやフケ・頭皮のにおいなどを防ぐ効果が期待できるのです!
ここからは、かゆみやフケ・頭皮のにおいなどで悩んでいる人のために薬用シャンプーの選び方について解説します。ぜひ自分の悩みに合った薬用シャンプーを選ぶ際に、参考にしていただきたいです。
乾燥で頭皮がかゆい&フケが出る
頭皮が乾燥している人や敏感肌の人は、グリチルリチン酸2Kが配合されている薬用シャンプーがおすすめです。
グリチルリチン酸2Kは、アレルギーや炎症を抑える働きがあります。
また、アミノ酸系の薬用シャンプーもいいですね!
アミノ酸系薬用シャンプーは、髪や頭皮にやさしい弱酸性であり、髪にうるおいを与えてくれて保湿力が高いことが特徴です。やさしい洗浄力で皮脂の取りすぎを考慮して作られたものが多いので、頭皮に低刺激かつ頭皮の環境を整えてくれます。
頭皮が乾燥してかゆみが生じたり、フケが出てしまったりする人はグリチルリチン酸2Kやアミノ酸が配合されている薬用シャンプーを使いましょう♪
頭皮のにおいが気になる
頭皮のにおいは、洗いすぎが原因のひとつです。過剰に分泌された皮脂やフケを雑菌が好むため、繁殖し臭いを発生させてしまいます。皮脂を落としすぎない、自分の頭皮の肌質に合った薬用シャンプーを選びましょう◎
乾燥肌や敏感肌の人は、コカミドプロビルベタインやラウラミドプロピルベタインなどのベタイン系入りの薬用シャンプーがおすすめ!
脂性肌の人は、オレフィン(C14-16)スルホン酸naのスルホン酸系の薬用シャンプーで溜まった皮脂をしっかり落とすことができます!
成分表をしっかり確認して選びましょう!
頭皮がべたついている
頭皮がべたついている人は、アミノ酸が配合されている薬用シャンプーをおすすめします。
頭皮がべたつくのは、もともと皮脂分泌量が多い、生活習慣の乱れ、シャンプーの洗い残しなどが原因です。また、洗浄力が強すぎるシャンプーを使い続けると、頭皮に必要な皮脂を取り除いてしまい、皮脂が過剰に分泌されて髪にうつり、べたついてしまいます。
低刺激のアミノ酸系の薬用シャンプーを使うことで、必要な皮脂を洗い過ぎず十分に洗浄することができます♪
アミノ酸系シャンプーは、抜け毛対策としても効果的です。
アミノ酸系成分は、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグリシンK、ラウロイルサルコシンNaなどが成分表記に入っています。
頭皮ケアとして有効な成分は、保湿成分が配合されているアスタキサンチン、褐藻エキス、イソフラボン、ヒアルロン酸入りのものを選ぶといいでしょう。
薬用シャンプーは、頭皮のべたつきや抜け毛予防にもつながります。現在家で使っているシャンプーが合わないと感じている人は、使用をやめて成分表記を見直してみましょう!
自分の肌質に合った薬用シャンプーを選ぶことで、頭皮のかゆみやフケ・においというトラブルを解決でき、今まで頭皮事情に悩んでいたことが改善されます。健康的な頭皮を取り戻すことは、今からでも遅くないですよ!
薬用シャンプーとはどんなもの?普通のシャンプーと効果の違いはあるの?
「薬用」のシャンプーというとなんとなく良さそうなイメージですが、「普通のシャンプーと何が違うのかわからない」という理由で使うのをためらっている方も多いかもしれません。
一般的なシャンプーは「化粧品」の分類になりますが、薬用成分が規定量入っている薬用シャンプーは「医薬部外品」になります。これが、薬用シャンプーと一般的なシャンプーとの違いです。
「医薬部外品」とは、化粧品と医薬品の中間に分類されるものです。医薬品よりも効果は穏やかですが、ある一定の効果があることを厚生労働省が認めた「薬用成分」が規定量入っているので薬用成分に応じた効果を感じることができます。
薬用シャンプーには、「炎症を抑える薬用成分」や「菌の繁殖を防ぐ薬用成分」などが入っているので、頭皮のかゆみや臭いなどさまざまな頭皮トラブルをケアすることができます!
一方、一般的なシャンプーは髪や頭皮を清潔にするものなので、「美しくしたり、清浄にする」ことを目的にした「化粧品」に分類されます。一般的なシャンプーには髪や頭皮をきれいにすること以外の効果は期待できないので、頭皮が健康な方におすすめです。
薬用シャンプーを使うとどんなメリット・デメリットがあるの?
薬用シャンプーは、一定の効果が認められた薬用成分が入った医薬部外品のシャンプーです。そんな薬用シャンプーには、実際にどんな効果があるのでしょうか。
薬用シャンプーのメリットとデメリットを、それぞれくわしく見ていきましょう。
【薬用シャンプーのメリット】フケ・かゆみなどの頭皮のトラブルをケアすることができる
薬用シャンプーのメリットは、フケやかゆみなどの頭皮トラブルを防ぐことができるということです。
一般的なシャンプーは頭皮や髪を清潔にするだけですが、薬用シャンプーには一定の効果が認められた薬用成分が入っているので、頭皮トラブルにしっかりとアプローチすることができるのです。
【薬用シャンプーのデメリット】悩みに合った有効成分を選ばないと効果を感じられない
薬用シャンプーのデメリットは、頭皮の悩みに合う薬用成分が入っていないと、効果は感じられないということです。
なんとなく良さそうだからと薬用シャンプーを選んでいても、配合されている薬用成分が髪や頭皮の悩みと異なっていたら効果を感じることができないので、一般的なシャンプーを使うのとあまり変わりないのです。
また、髪や頭皮が健康な方も、薬用シャンプーの効果を感じることは少ないでしょう。
薬用シャンプーは頭皮トラブルの治療はできませんが、薬用成分の効果で頭皮トラブルの悪化を防ぐことができます。そのため、フケやかゆみなどの頭皮トラブルが気になる方は、薬用シャンプーに変えてみるのがおすすめです。
頭皮の悩みに合う薬用成分が入っているものを選べば、すこやかな髪と頭皮を目指すことができますよ♪
抜け毛・かゆみ・頭皮湿疹・脂漏性皮膚炎にも効果あり!薬用シャンプーの有効成分についてくわしく解説
薬用シャンプーには、頭皮のトラブルをケアする薬用成分が配合されています。薬用成分はそれぞれ頭皮トラブルへの効果が異なるので、自分の頭皮トラブルに合うものを選ぶことが大切です。
そこでここでは、髪や頭皮の悩み別におすすめの薬用成分をご紹介します。
抜け毛・薄毛におすすめの薬用成分
抜け毛の原因は、ホルモンバランスの乱れ・ストレスなどによる頭皮環境の乱れや加齢などさまざまです。抜け毛が増えると髪が減って薄毛になりボリュームダウンしてしまうため、なんとかしたいものですよね。
抜け毛が気になるときは頭皮環境を整えて、育毛剤が浸透しやすい状態や、髪が生えやすい状態を作ってあげることが大切です。
たとえば、頭皮のニキビや湿疹があるときは、「グリチルリチン酸ジカリウム」などの炎症を抑える薬用成分や「イソプロピルメチルフェノール」など菌の繁殖を抑える薬用成分で悪化を防ぐのがおすすめです。
頭皮が健康な方でも、1日に100本くらい髪が抜けると言われています。
しかし、急にたくさんの髪が抜けるなど普段と違う抜け方が続くなら、毛髪外来などの医師に相談してみましょう。
抜け毛に毛根がなかったり、毛根に白い塊がべったりついているなどの場合も注意が必要です。
フケ・かゆみにおすすめの薬用成分
頭皮のかゆみやフケが気になる方におすすめなのは、炎症を抑えたり菌の繁殖を防いだりする薬用成分です。
フケには「脂性フケ」と「乾性フケ」があります。このうち、ベタベタした黄色っぽいフケは「脂性フケ」です。
脂性フケは、過剰に分泌された皮脂を餌にしてマラセチア菌が増殖し、頭皮に刺激を与えてターンオーバーの乱れを引き起こすことが原因のひとつだと言われています。そのため、マラセチア菌の増殖を防ぐ薬用成分「ミコナゾール硝酸塩」が入った薬用シャンプーを選びましょう。
頭皮が炎症を起こしてかゆみが出ている場合は、炎症を抑える薬用成分「グリチルリチン酸ジカリウム」が入った薬用シャンプーがおすすめです。
乾性フケは、頭皮が乾燥してターンオーバーが乱れることが原因で起こるものなので、薬用成分で対処することはできません。乾性フケが気になる方は、洗浄力がマイルドで保湿成分がたっぷり入ったシャンプーでやさしく洗うようにしましょう。
頭皮湿疹・脂漏性皮膚炎におすすめの薬用成分
湿疹とは、何らかの理由で肌が炎症を起こし、赤みや水ぶくれなどの症状を起こすことを指します。
頭皮にできる湿疹には、主に以下の理由があります。
- 脂漏性皮膚炎によるもの
- 接触性皮膚炎によるもの
- 乾燥性皮膚炎によるもの
- アトピー性皮膚炎によるもの
- 傷で細菌が繁殖して起こるもの
赤みがある状態であれば「グリチルリチン酸ジカリウム」「アラントイン」などの薬用成分で炎症を抑えることができます。
また、脂漏性皮膚炎による頭皮湿疹は、過剰に分泌された皮脂にマラセチア菌が繁殖することで起こるため、「ミコナゾール硝酸塩」などの薬用成分で菌の繁殖を防ぐことができます。
頭皮の臭いにおすすめの薬用成分
頭皮の臭いの原因は、過剰に分泌された皮脂や汗、シャンプー・コンディショナーなどの洗い残しに菌が繁殖し、雑菌が増えることです。そのため、以下の薬用成分で菌の増殖を抑えるのが効果的です。
- サリチル酸
- イソプロピルメチルフェノール
- ミコナゾール硝酸塩
皮脂を過剰に落としすぎると、肌が乾燥してかえって皮脂が増加してしまうので、アミノ酸系など適度な洗浄力の薬用シャンプーを選びましょう。
薬用シャンプーを使うと同時に、「シャンプーのあとしっかり乾かす」「頭皮が蒸れないようにする」することも、頭皮の臭いを抑えるポイントです。
頭皮のニキビにおすすめの薬用成分
頭皮のニキビも顔のニキビと同じで、毛穴に皮脂が詰まりアクネ菌が繁殖して炎症を起こすことが原因です。そのため、「アラントイン」や「イソプロピルメチルフェノール」など菌の増殖を抑える薬用成分がおすすめです。
アクネ菌が増殖し炎症を起こした赤ニキビには、「グリチルリチン酸ジカリウム」などの炎症を抑える薬用成分が入ったシャンプーを選びましょう。
ニキビに刺激を与えて悪化させないよう、刺激が強めのエタノールやメントール、香料などの成分が入っていない薬用シャンプーを選ぶことも大切です。
薬用シャンプーはどんな人におすすめ?薬用シャンプーがおすすめでない人もいるの?
薬用シャンプーは一般的なシャンプーと違い、一定の効果が認められた薬用成分が入っています。そのため、薬用シャンプーがおすすめな方とおすすめでない方がいます。
ここでは、薬用シャンプーがおすすめな方・おすすめでない方とはどんな方なのかくわしく見ていきましょう。
薬用シャンプーは自宅で髪・頭皮のケアをしたい方におすすめ!
薬用シャンプーがおすすめなのは、頭皮のトラブルが気になり始めた段階の方です。抜け毛、フケやかゆみなどの頭皮のトラブルが軽い段階なら、薬用シャンプーに入っている薬用成分が悪化を防ぐことができます。
薬用シャンプーを使うと、通院せずに自宅で髪・頭皮のトラブルをケアすることができるので、頭皮トラブルが気になり始めたらできるだけ早めに薬用シャンプーを使ってケアを始めましょう。
頭皮トラブルが酷い方はまず医師に相談を
薬用シャンプーがおすすめでないのは、髪や頭皮のトラブルの症状が重い方です。
「一日中かゆみが強くてかきむしってしまう」「はらってもはらっても肩が白くなるくらいフケが落ちる」など、頭皮トラブルがひどいときは「治療」が必要なことがほとんどです。薬用シャンプーでなんとかしようとせず、できるだけ早めに皮膚科に相談しましょう。また、薬用シャンプーを使っても何ヶ月も症状が変わらない方も医師に相談しましょう。
頭皮や髪の悩みがあるなら要チェック!あなたにぴったりの薬用シャンプーの選び方
薬用シャンプーは間違った選び方をすると、効果を感じられないだけでなく今ある症状が悪化してしまうこともあります。そこでここからは、あなたにぴったりの薬用シャンプーの選び方についてくわしく解説します!
「頭皮や髪の悩みに合う有効成分」が入った薬用シャンプーを選ぶ
薬用シャンプーを選ぶときにまずチェックしたいのが、頭皮の悩みに合う薬用成分が入っているかということです。せっかく薬用シャンプーを使っても、頭皮の悩みとは異なる薬用成分が入ったものを選んでいたら、効果を感じることができません。
成分表をチェックしたり、公式サイトでどんな効果があると書いてあるかを確認して、髪や頭皮の悩みに合うものを選びましょう。
【頭皮の悩み別のおすすめ薬用成分】
脂性フケ・脂漏性皮膚炎・脂漏性湿疹:ミコナゾール硝酸塩
かゆみ・赤みニキビ:グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなど
ニキビ:イソプロピルメチルフェノール、ピロクトンオラミンなど
肌質に合った洗浄剤を選ぼう
薬用シャンプーに使われている洗浄剤は、洗浄力や刺激の強さもさまざまです。洗浄力が強すぎる洗浄剤を選ぶと、頭皮の乾燥してフケやかゆみの原因になってしまいます。反対に、洗浄力が弱すぎる洗浄剤を選ぶと、頭皮に皮脂や汚れが残って、ベタつきや頭皮ニキビの原因になります。
そのため、薬用シャンプーは肌質に合う洗浄剤を選ぶことが大切なのです。そこで次は、肌質別におすすめの洗浄剤をご紹介します。
敏感肌・乾燥肌には低刺激のアミノ酸系やベタイン系がおすすめ!
敏感肌や乾燥肌の頭皮は、うるおいが少なくバリア機能が弱っているため刺激を受けやすくなっています。そのため、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系やベタイン系の洗浄剤を使った薬用シャンプーを選びましょう。
【アミノ酸系洗浄剤】
適度な洗浄力があり、うるおいをキープしながら汚れを落とすことができます。
- ココイルグルタミン酸K
- ココイルメチルアラニンNa
- ココイルグルタミン酸TEA
【ベタイン系洗浄剤】
刺激が弱く敏感肌の方でも使いやすい洗浄剤ですが、洗浄力がマイルドなので皮脂や汚れの洗い残しには注意しましょう。
- コカミドプロピルベタイン
- ラウラミドプロピルベタイン
オイリー肌には適度な洗浄力の石けん系やアミノ酸系がおすすめ!
皮脂が多くベタつきがちなオイリー肌の方には、適度な洗浄力をもつ石けん系の洗浄剤がおすすめです。
【オイリー肌におすすめの石けん系洗浄剤】
刺激は控えめなのに洗浄力が高く、皮脂もすっきり洗い流せます。髪が長いときしみやすいので、専用のリンスが必要です。
また、アミノ酸洗浄剤の中でも泡立ちがよく適度な洗浄力をもったサルコシン系やタウリン系なども、オイリー肌の皮脂を適度に洗い流してくれます。
【オイリー肌におすすめのアミノ酸洗浄剤】
- ココイルサルコシンNa
- ココイルメチルタウリンNa
頭皮の乾燥・フケ・かゆみが気になるなら「保湿成分たっぷりの薬用シャンプー」を選ぼう
パラパラと落ちるフケやかゆみが気になるなら、頭皮が乾燥しているのかもしれません。頭皮が乾燥している方は、シャンプーすることで皮脂を洗い流すとさらに乾燥しやすくなってしまうので、保湿成分たっぷりの薬用シャンプーで頭皮のうるおいをキープしましょう。
保湿成分として代表的なのは、
成分表は基本的に成分量が多いものから順番に記載されているので、できるだけ前のほうにうるおい成分が記載されている薬用シャンプーを選びましょう。
香りや使用感の好みに合わせて「男性用」か「女性用」かを選ぼう
薬用シャンプーには、男性用・女性用の両方があります。それぞれ使用感や香りに特徴があるので、好みに合わせて選んでみてください。
【男性用薬用シャンプーの特徴】
男性は皮脂が多いので、さっぱりとした洗いあがりのものが多くなっています。香りはミントやハーブ系など清涼感があるさわやかな香りが多く販売されています。
【女性用薬用シャンプーの特徴】
女性は男性に比べて皮脂が少なく肌が乾燥しやすいので、しっとりとした洗いあがりのものが多くなっています。また、薬用成分の効果だけでなく、髪の手触りやボリュームなどにも力を入れている商品が多いのも女性用薬用シャンプーの特徴です。
香りの種類はさまざまですが、フローラル系やフルーティ系など可愛らしさや華やかさのあるものが多く販売されています。
薬用シャンプーのおすすめの使い方はこれ!ついやってしまいがちなNG行動についてもくわしく解説
薬用シャンプーは髪・頭皮のトラブルをケアする効果があります。しかし、間違った使い方をすると髪や頭皮にダメージを与えて、フケやかゆみなどの頭皮トラブルが悪化してしまうこともあります。
ここで薬用シャンプーを正しく使うポイントと一緒に、ついやってしまいがちなNG行動についても見ていきましょう。
【薬用シャンプーを正しく使うポイント①】強くゴシゴシこすらない
薬用シャンプーを使うとき、「かゆいから」「汚れをしっかり落としたいから」といってゴシゴシ強く洗っていませんか?強い力でゴシゴシ洗うと、頭皮に傷がつき、皮が炎症を起こしてフケやかゆみなどの症状が悪化してしまうことがあるのです。
薬用シャンプーを使うときは、爪を立てず指の腹を使ってやさしく洗うようにしましょう。
【薬用シャンプーを正しく使うポイント②】シャンプーする前に予洗いをする
薬用シャンプーを使うときは、ブラッシング後にぬるま湯で予洗いをして、日中についた髪のホコリや汚れをある程度落としておくことが大切です。
髪にたくさんのほこりや汚れがついたまま薬用シャンプーを使うと、洗浄剤がホコリや汚れに反応して泡立ちにくくなります。すると、薬用成分を頭皮全体に行き渡らせにくくなり、薬用シャンプーの効果をうまく発揮できなくなってってしまうのです。
予洗いをすると髪のホコリや汚れの7割を洗い流すことができるので、薬用シャンプーが泡立ちやすくなり頭皮全体に薬用シャンプーを行き渡らせやすくなります。
【薬用シャンプーを正しく使うポイント③】手のひらで一度泡立ててから洗う
薬用シャンプーで頭皮を洗うときは、先に手のひらでよく泡立てておきましょう。しっかり泡立てておくことで、薬用成分を頭皮全体に行き渡らせることができます。手のひらを少し曲げてくの字の状態で手を擦りあわせると、薬用シャンプーが泡立ちやすくなりますよ。
手のひらいっぱいの泡で洗ったら、頭皮に泡が残らないように丁寧に洗い流しましょう。そうすることで、洗い残しによる菌の繁殖を防いで頭皮の臭いを抑えることができます。下から上に向かってシャワーをかけたり指で髪をかき分けて洗うことで、頭皮までしっかり洗い流すことができますよ♪
【薬用シャンプーを正しく使うポイント④】洗ったあとはドライヤーでしっかり乾かす
「ドライヤーを使うと、なんとなく髪が傷みそう」と思って、シャンプーしたあと乾かさずに放置すると、雑菌が繁殖して頭皮の嫌な臭いやフケなどの原因になってしまいます。髪を洗った後は、頭皮を中心にドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。
正しい使い方をすれば、薬用シャンプーは髪や頭皮のトラブルをケアする強い味方になってくれます。
ぜひこの機会にあなたにぴったりの薬用シャンプーを見つけて、すこやかな髪と頭皮を手に入れましょう。