「化粧水と乳液の順番はどっちが先?」
「スキンケア化粧品は、何分間隔を空けて塗ったらいいの?」

そんなスキンケアの疑問は、放っておかずにすぐ解決するのが正解。というのも、化粧水や乳液などのスキンケア化粧品は、「塗る順番」や「付け方」を変えることでスキンケア効果をアップさせることができるんです。

そこで今回は、「化粧水と乳液の順番」をはじめ、効果的なスキンケア方法について詳しく解説します!

化粧水と乳液どっちが先?化粧水を使うタイミングからスキンケアの正しい順番まで解説

まず最初に、「化粧水と乳液はどっちが先?」という疑問から解説していきたいと思います。

結論からいうと、基本的なスキンケアの順番としては「化粧水が先」です。洗顔で余分な皮脂や汚れを落としたら、すぐに化粧水を塗って水分を補給し、そのあとに乳液を塗ります。

使用しているスキンケア化粧品の種類は人それぞれだと思いますが、化粧水・乳液の他に美容液やマスクなどを使う場合は、以下のような順番で塗りましょう。

【スキンケアの正しい順番】

  1. 化粧水
  2. 美容液
  3. マスク
  4. 乳液
  5. クリーム

化粧品やメーカーによって一部例外もありますが、まずは基本となるこの順番を覚えておけばOKです。

なぜスキンケアには順番があるの?化粧水と乳液の役割や乳液や保湿剤・美容液の違いを解説

化粧水・乳液・美容液など、スキンケア化粧品にはいろいろな種類があり、短時間で全部塗ってしまうので「どれから使っても同じじゃない?」という気がしますよね。

しかし、スキンケア化粧品にはそれぞれ異なる役割があるので、順番通りに塗っていくことがとても大切なんです。

一番最初に使う化粧水は、「お肌に水分を補給する」役割を持っています。肌が乾燥すると、外部刺激から肌を守ったりうるおいをキープしたりする「バリア機能」がうまく働けなくなってしまいます。すると、肌荒れなどのトラブルが起こりやすい状態に。化粧水は、そんな大切な水分をお肌に補給してくれるアイテムなんです。

これに対し、乳液の役割は「お肌に水分を閉じ込める」こと。乳液に多く含まれている油分は「肌に蓋をして水分を閉じ込める働き」があるので、スキンケアでは先に化粧水でたっぷり水分補給して、その後乳液で水分を閉じ込めていくんです。もし乳液を先に塗ると、乳液の油分が化粧水の水分を弾いてしまうので、うまく肌に水分を届けることができなくなってしまいます。

ONEcosme編集部員
ONEcosme編集部員
例外として、乳液を先に塗る「乳液先行型」のスキンケアラインを販売しているメーカーもありますが、これは一般的な乳液とは違って「角質に近い比率の水分と油分」を配合することで、肌に水分を引き込みやすいように作ってある乳液です。そのため、一般的な乳液は基本のとおり化粧水よりも後に使いましょう。
 

乳液と同じように肌に油分を与えるアイテムとして、「保湿剤(保湿クリーム)」があります。保湿クリームと乳液の違いは、配合されている油分の量です。乳液の油分の量は全体の約20〜30%ですが、保湿クリームの油分量は約40%です。そのため、肌にうるおいをキープする「エモリエント効果」も高く水分を弾く力も強いので、スキンケアでは一番最後に使います。

美容液はスペシャルケアなので「最後に使う」というイメージがある方も多いかもしれませんね。しかし、化粧水・乳液・美容液を使うなら、順番は「化粧水▶︎美容液▶︎乳液」になります。

美容液の役割は「特定の肌悩みを集中ケアする」ことで、シミやハリ不足などの特定の肌悩みをケアするための美容成分が凝縮されています。こういった美容液の美容成分は、何も塗っていない肌に直接塗ると角質によって浸透を妨げられてしまうことも。

しかし、美容液の前に化粧水を使うと、水分で角質を柔らかくして美容成分の浸透力を高めることができるんです。さらに、美容液を使った後に乳液やクリームで蓋をすることで、美容成分を肌に閉じ込めることができます。

ONEcosme編集部員
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スキンケア化粧品は、それぞれ違う役割があるので「正しい順番」でつけることが大切です。間違った順番でつけてしまうと、化粧水や乳液の効果がうまく発揮できなくなってしまうので、「スキンケアしてるけど、いまいち効果を感じない」という方はぜひ順番を見直してみてくださいね。

化粧水と乳液の間隔はどれくらい空けるのが正解?スキンケアの効果を高めるポイントを解説

スキンケアをするときに、「化粧水を塗ってすぐ乳液を塗ってもいいの?」「どのくらい間隔を空けるのが正解?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

乳液を塗るタイミングは、「化粧水がしっかり肌になじんだあと」が正解です。化粧水が肌になじまないうちに乳液を塗ってしまうと、肌の上で化粧水と乳液の成分が混ざり合い、うまく効果を発揮できないことも。

化粧水は塗ったあと1、2分で肌に浸透するので、ハンドプレスしながら肌になじむのを待ちましょう。肌表面の化粧水がなくなり、肌がもっちり吸い付くような感触になったら化粧水がなじんだ合図です。

化粧水がしっかりなじむと肌がうるおうので「乳液はいらないかも...」なんて気もしてきますが、化粧水だけでスキンケアを終了するのはNG。化粧水だけだと、しばらくすると水分が蒸発してせっかく化粧水で補ったうるおいが逃げて行ってしまいます。化粧水で水分を補給したら、乳液の油分で蓋をしてしっかりうるおいをキープしてあげましょう。

【化粧水と乳液の正しい付け方】保湿効果を高める使い方のポイントは?手とコットンどっちがいいの?

化粧水や乳液を塗るときに「手」と「コットン」のどちらで塗った方がいいのでしょうか。実は、どちらにもメリットとデメリットがあり、一概にどちらがいいとは言いにくいんです。

  コットン
メリット

・刺激が少ない

・化粧水が無駄になりにくい

・時短できる

・均一に塗り広げやすい

・浸透させやすい

・角質ケアもできる

デメリット

・雑菌がつく場合がある

・塗り残しができやすい

・肌への刺激になることも

・とろみのあるものだとうまく肌にうつせない

手には凹凸があるのでどうしても塗りムラができやすいのですが、コットンは均一に肌に密着させることができるのでムラなく塗ることができます。さらに、徐々に化粧品がコットンから肌にうつっていくので、浸透させやすいとも言われています。

これだけ見るとコットンの方が断然良さそうなのですが、コットンは繊維でできているので手で塗るよりも肌に刺激を与えやすいというデメリットもあるんです。この刺激は小さなものですが、毎日続くとダメージとして蓄積され、肌トラブルに繋がることも。

塗りムラや保湿効果のことを考えるとコットンがおすすめですが、敏感肌の方や生理・ストレスなどでお肌が敏感な時期は、刺激が少ない手で塗るのがおすすめです。

【化粧水・乳液の正しい付け方】使用量はどのくらいがいいの?

基本はメーカーがパッケージや説明書に記載している「適量」を守ることが大切ですが、特に記載がない場合は「化粧水:500円硬貨大」「乳液:10円硬貨大」くらいが目安とされています。

コットンを使う場合は、目安よりもやや多めに使うのがポイント。コットンを手にのせたら、全体にたっぷりと化粧品を含ませていきましょう。そうすることで、コットンの繊維が柔らかくなりなめらかに肌の上を滑ってくれるようになります。

反対に、化粧品の量が少ないとコットンの繊維で肌に刺激を与えてしまうことも。コットンの裏側がひたひたになるくらいまで、しっかり化粧水や乳液をしみ込ませましょう。

ONEcosme編集部員
ONEcosme編集部員
化粧水が多すぎると浸透しきれず肌表面に残ってしまい、せっかくの化粧水が蒸発したり乳液と混ざったりしてしまいますし、乳液が多すぎるとニキビの元になってしまいます。反対に、どちらも量が少なすぎると本来の効果を発揮することができなくなってしまうので、適量を守って使うようにしましょう。

【化粧水・乳液の正しい付け方】手でつけるときのやり方は?

手はコットンよりは低刺激ですが、力強くゴシゴシ塗ってしまうと肌に刺激を与えてしまうことに。できるだけ力を抜いて優しく塗ることを意識しながら、以下の手順で塗っていきましょう。

【手でつけるやり方】

  1. 手を擦り合わせて化粧品を両方の手のひらに広げる
  2. 顔の内側から外に向かって、円を描くように伸ばす
  3. 小鼻や目元、口元などの細かい部分は、指先を使って丁寧に
  4. ハンドプレスでじっくりと肌になじませる
  5. 手に残った化粧品は、首やデコルテに伸ばしてケア

手で塗るときは、塗りムラがないよう優しく丁寧に塗り広げていくのがポイント。エイジングサインが現れやすい首やデコルテも、しっかりケアしておきましょう。

手を使ったスキンケアは、コットンがないときや旅行先でもできるので、コットン派の方も覚えておいて損はないですよ。

【化粧水・乳液の正しい付け方】コットンでつけるときのやり方は?

コットンを使うときは、まずはコットンを選ぶところからはじめます。しっかり化粧品をコットンに含ませることができるよう、大きくて適度な厚みのあるコットンを選びましょう。オーガニックなど原料にこだわったタイプもあるので、好みに合わせて選んでみてください。

【コットンでつけるやり方】

  1. コットンに化粧品を含ませる
  2. 二つ折りして全体になじませ、液だれを防ぐ
  3. コットンを横長にもつ
  4. 顔の内側から外側へ向かって塗る
  5. 目元や口元などデリケートな部分は優しく塗る
  6. 残った化粧品は首やデコルテに
  7. 顔全体をハンドプレスしてじっくりなじませる

コットンで化粧水や乳液を使うときは、コットンの繊維の流れに沿って塗っていくのがポイント。コットンの繊維が横向きになるよう、中指と薬指で横長になるように持ち、内側から外へと円を描くように塗っていきます。

このとき、繊維の方向に逆らって縦にゴシゴシ擦ると、繊維が毛羽立って最後まで使えなくなってしまうので注意が必要です。

【20代~50代まで】年代別おすすめ化粧水3選

20代、30代、40代と年齢を重ねるごとにお肌の悩みは変化していくため、肌悩みの変化に合わせて化粧水も変えていくことが大切です。そこで次は、たくさんの化粧水の中から編集部が厳選した、20代〜50代までの年代別おすすめの化粧水3選をご紹介します!

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化粧水と乳液を正しい順番で使うことでお肌のうるおい効果を高めましょう!

スキンケア化粧品は何種類もあるので、「化粧水と乳液、どっちを先に塗ればいいの?」と順番に迷う方は多いようです。

基本的なスキンケアの順番は、以下のようになります。

  1. 化粧水
  2. 美容液
  3. マスク
  4. 乳液
  5. クリーム

「化粧水は水分を補給する」「乳液は肌に水分を閉じ込める」など、スキンケア化粧品にはそれぞれ異なる役割があるので、それぞれの役割を理解しておくどの順番で使えばいいのかわかりやすくなります。

順番や付け方を間違えると、化粧水や乳液の本来の効果を発揮することができないこともあるので、「スキンケアしてるのにいまいち効果を感じられない」という方は、スキンケアの順番や付け方が間違っている可能性も。そんな方はぜひ今回の記事を参考に、スキンケアのやり方をチェックしてみてださいね。