化粧水だけでスキンケアを終わらせている人は、もしかしたら肌が悲鳴を上げているかもしれません!

「ベタつきが苦手だから」「いろいろ使うのは面倒だから」と化粧水だけしか使わないでいると、保湿ができていない可能性大!

この記事では、なぜスキンケアに複数のアイテムが必要なのか、スキンケアの基本をわかりやすく解説していきます。

化粧水だけで肌の調子は良くなるの?うわさの真相から化粧水や乳液の役割まで解説

化粧水をつけると、肌がしっとりして保湿できたような感じがしませんか?

たしかに、SNSなどを見てみると、「化粧水だけでも調子いい」「夜はいつも化粧水だけで寝る」といった人もいるようです。また、「化粧水だけにしたらニキビが治る」「化粧水だけで美肌をキープしている」といった意見も。

でも、化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまうと、実は保湿ができていない可能性が高いのです。化粧水だけにすると肌の調子が良くなる、というのは、肌の構造や化粧品の役割を考えると、あまり現実的な美容法とはいえません。

なぜ乳液が必要なのでしょうか?その論理を説明していきます。

化粧水だけではうるおいを保てない

化粧水をつけたあとは、肌がしっとりして、うるおいを補給できたように感じませんか?

たしかに、つけた直後は肌に水分がいきわたって、もっちりとした感触に満足できるかもしれません。

でも、その後に乳液をつけないと、せっかく化粧水で補給した水分が蒸発して、逆に肌が乾燥しやすくなってしまうんです!

水分が不足している角質層は、まるで隙間ができてしまったかのような状態。バリア機能が低下してしまうので、紫外線やアレルギー物質などの外部刺激を受けやすくなり、肌トラブルを招いてしまうこともあるんですよ。

 

乳液は化粧水で補給した水分に蓋をして、うるおいを守ってくれる働きがあります。

忙しい朝や早く眠りたい夜も、化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまうのはよくありません。美肌をキープするためにも、ひと手間かけて肌のうるおいを逃がさないようにしましょう。

化粧水の役割とは?

化粧水の役割

化粧水の役割は「水分」を与えることです。肌にとってこの「水分」はとても大切。水分があることで肌がふっくらとし、すこやかな状態を保ち、透明感を引き出すことができるのです。

ただし、化粧水をつけただけでは、うるおいを持続させることはできません。化粧水はほとんどが水でできているため、一時的にうるおっても、またすぐに蒸発しやすいのです。

美容液の役割とは?

美容液の役割

美容液の役割は、「くすみが気になる」「ハリが少なくなってきた」「毛穴が目立つ」といった肌悩みを集中ケアすることです。化粧水や乳液など通常のスキンケアでは対応しきれない肌悩みに、濃縮された美容成分がアプローチしてくれます。

保湿や美白、ハリ・弾力、目元・口元のエイジングサインなど特定の機能に特化したものから多機能なものまで、その種類はさまざまです。必須アイテムではありませんが、気になる肌悩みがある場合はスペシャルケアとしてぜひ取り入れてみてください。

乳液の役割とは?

乳液の役割

乳液は化粧水の水分が蒸発しないように守る役目があります。化粧水はほとんどが水でできていますが、乳液は油分を含んでいます。化粧水の次に使うことで、水分の上に油分の膜を作ることができ、肌の水分が蒸発するのを防ぐことができるようになります。

クリームの役割とは?

クリームの役割

クリームは乳液より多く油分を含んでいます。こっくりとしたテクスチャーが特徴で、ややベタつきやすい傾向がある反面、高い保湿力が期待できます。

基本的には乳液の次に使いますが、化粧水の次に使ったり、朝は化粧水+乳液、夜は化粧水+クリーム、といった使い方もできます。

化粧水だけでもスキンケアOKな人っている?ベタつきが気になる人はどうしたらいいの?

人それぞれいろいろな肌質がありますが、どのような肌タイプの人でも、化粧水だけでスキンケアを終わらせてしまうことはおすすめできません

 

まずは、それぞれの肌質の特徴を見てみましょう。

◆普通肌……水分も油分も理想的な状態

◆乾燥肌……水分も油分も少ない状態

◆脂性肌……水分も油分も多い状態

◆混合肌……水分が少なく油分が多い状態

普通肌と脂性肌は水分が足りている状態なので、一見、化粧水だけでも大丈夫なように思うかもしれませんが、お風呂上がりや洗顔後に水分の蒸発を防ぐケアをしないと、乾燥肌に傾きやすくなります。つまり、どのような肌タイプの人でも、水分をキープするための乳液は必要なのです。

 

脂性肌や混合肌のように、肌の油分が多い人は乳液を使うとベタつきを感じやすいかもしれませんが、そのような人には、油分が多い人向けのさっぱりと使える乳液やジェルがおすすめです。また、ニキビができやすい人向けに開発されたオイルフリーの乳液もあるので、肌との相性を見ながら試すとよいでしょう。

なお、クリームは油分を多く含んでいるので、乾燥しやすい普通肌や乾燥肌にはおすすめですが、もともと油分が多い脂性肌の人や混合肌の人は、クリームを使わなくても、乳液だけでも水分をじゅうぶんに守れるかもしれません。混合肌の人は乾燥部分と皮脂でベタつきやすい部分が混在しているので、乾燥しやすい部分にだけクリームを使うという手もあります。

正しい順番で使わないと意味がない!【スキンケアの正しい手順】

ニキビ用の洗顔料と別のメーカーのスキンケア用品の組み合わせ

化粧水や乳液は正しい順番で使ってこそ効果を期待できるようになります。すこやかな美肌をめざすために、正しいスキンケアの手順を確認していきましょう。

今まで自己流でスキンケアをしていた人も、意外な落とし穴が見つかるかもしれませんよ。

基本のスキンケアの順番

スキンケアの前は、洗顔をすませておきましょう。朝は水だけで洗顔する人もいますが、睡眠中の肌は布団についているホコリやアクネ菌、酸化した皮脂などにさらされています。洗顔料をたっぷりと泡立てて、やさしくこすらないように洗いましょう。

編集部コメント
夜はクレンジングでメイクを落としてから洗顔をしますが、クレンジングによっては洗顔料を使わなくてもいいものもあります。「ダブル洗顔不要」と書いてあるものは、クレンジングだけで洗顔も一緒にすませることができるので便利ですよ。

1.化粧水

洗顔をしたらすぐに化粧水をつけます。洗顔によって肌に必要な油分が落ちている状態なので、たっぷりとうるおいを補給します。

また、化粧水で肌にうるおいを与えることで、次に使うスキンケアアイテムが浸透しやすくなるというメリットも得られます。

2.乳液

化粧水の水分が蒸発しないように、乳液の油分で蓋をします。乳液には角質柔軟効果もあるので、ガサガサ・ゴワゴワが気になる人は丁寧になじませていきましょう。

混合肌の人は乾燥しやすいところを重点的につけていくのがおすすめです。

3.クリーム

肌の状態によっては省略することも可能ですが、乾燥が気になる人や空気が乾燥しやすい季節は、乳液の後に重ねていきましょう。皮膚が薄い目元はクリームを重ねづけするのもいいですよ!

編集部コメント
朝はスキンケアの最後に日焼け止めやUVカット機能がある下地を使いましょう。紫外線はシミの原因を作るだけでなく、乾燥やシワなどの原因にもなります。 晴れている日や夏だけでなく、年間を通して毎日日焼け止めを使うのが美肌キープのコツです!

肌の状態に応じて美容液を使おう!

スキンケアの基本は化粧水・乳液・クリームの3つですが、プラスして美容液やシートマスクを使うと、美容効果を高めることができます

とくに美容液は普段使っているスキンケアアイテムをそのままに、保湿や美白などの欲しい効果をプラスできる便利なアイテム。日々変化する肌の状況に応じて使い分けるといいでしょう。

美容液を使う順番は化粧水と乳液の中間のものが多いのですが、化粧水の前に使うものやクリームの後に使うものもあります。使う順番は説明書に書いてあるので、そちらの順番を守るようにしてください。

なお、シートマスクは化粧水をつけてから使うのが正しい順番です。シートマスクによって化粧水がしっかりと角層に浸透するので、週末などのスペシャルケアに加えてみましょう。

さらに保湿効果を高めるスキンケアのポイントや注意点!ちょっと意識するだけで効果UP

ここでは、スキンケアのときにぜひ知っておきたいポイントを4つ紹介していきます。今日から実行してワンランク上のスキンケアを取り入れてみませんか?

スキンケア化粧品は正しい使用量を守ろう

化粧水や乳液はたくさんつければいい、というわけではありません。商品の説明書に正しい使用量が書いてありますが、これがもっとも効果的に使える量です。たくさんつけすぎてしまうと肌に刺激になってしまう場合もあるので、必ず使用量を守りましょう。

なお、高価な化粧品を少しずつ使う人もいますが、使う量が少なすぎると効果を得られない可能性もあります。化粧品は少なすぎず、多すぎない量がベストです。

コットンは肌に刺激を与えやすい

化粧水などは手のひらでつけるタイプと、コットンでつけるタイプがあります。コットンを使うと肌に均一につけられるというメリットがあるのですが、コットンの繊維が肌に刺激になってしまうので、あまりおすすめはできません。

また、肌をこすったりパッティングをするのは、肌にダメージを与えてしまうことになります。

化粧水や乳液は手のひらに出して、顔全体を包み込むようにやさしくハンドプレスしながらなじませてください。

化粧品に迷ったらライン使い

化粧水や乳液はたくさんありすぎて、どれがいいのか迷ってしまう人は少なくないと思います。

ライン使いをする場合と単品を組み合わせる場合、それぞれどちらにもメリットがありますが、迷ったらライン使いがおすすめです。同じスキンケアラインを使えば、成分のバランスが良く、相乗効果も期待できますよ。

単品を組み合わせる場合は、好みの使用感のものを選んだり、合わない成分を避けられたりといったメリットがあります。より自分好みのスキンケアをしたいなら、ひとつずつ選びながら吟味するのも楽しいでしょう。

時短したい人はオールインワンがおすすめ

化粧水をつけて、乳液もつけて、さらにクリームも……となると、手間も時間もそれなりにかかります。

忙しいから時短でスキンケアをしたい、という場合は、オールインワンもおすすめですよ!シワ改善効果や美白効果があるものも多いので、オールインワンでも肌に合ったスキンケアができます。化粧水だけでスキンケアを終わらせるのはおすすめできませんが、オールインワンならひとつだけでスキンケアを終わらせることができます!

【20代~50代まで】年代別おすすめ化粧水3選

す。年代ごとに肌の状態も変化していくので、年代別におすすめの化粧水を紹介します!

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化粧水だけでは保湿は不十分!しっかりうるおいを閉じ込めてハリのある肌を目指しましょう!

スキンケア・若い女性

化粧水だけでスキンケアを完了してしまうのは、保湿をあきらめてしまうことになります。

すこやかな美しい肌にうるおいは不可欠。化粧水で水分を補給したら、水分を逃がさないように乳液やクリームで蓋をしましょう。うるおいをキープできれば、もっちりと弾力のある肌にきっと出会えますよ!